「子供に忍耐力や集中力を身につけさせたい」「メンタルが強くなってほしい」などの理由で、剣道は昔からママパパたち人気のある習い事です。ただし、野球やサッカーと違い剣道の試合を目にする機会はめったにありません。実際に取り組んだ経験がないと、ルールやマナー、必要な道具など分からないことだらけでしょう。そこで今回習い事スクスクでは、剣道教室の選び方や習うメリット、月謝の目安などをまとめてみました!お子さんの習い事に剣道を検討している親御さんは、参考にしてください。
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目次
剣道は、地域の個人道場や剣友会、スポーツ少年団で習うのが一般的です。
・試合や遠征が多め
・幅広い年代の人が習いにきている
・違う小学校の友達ができやすい
個人道場と剣友会の違いは、その組織構造にあります。個人道場は、道場主(館長)が運営方針や稽古内容、参加する試合を決めます。剣友会は有志たちによる運営です。話し合って物事を決めていきます。
・月謝が安い
・主に地域の体育館や武道館で練習している
・保護者が中心となって運営している
・お下がりの防具を使えることがある
地域によっては、警察署が開催している「少年柔剣道教室」で習えることもあります。気になる場合は、最寄りの警察署に問い合わせてみましょう。
剣道は、竹刀を使い1対1で試合をします。基本的に1試合3本勝負で、先に2本取ったほうが勝ちです。
面や胴、小手といった打撃を相手に与え、審判が有効と判断すれば1本取れます。一般の公式戦での試合時間は、小学生だと2分です。
自分から打たず故意に時間をつぶしたり、相手に足をかけたりすると反則です。2回反則をすると、相手に1本入ります。
剣道教室の月謝は、週1回で2,000~8,000円が目安です。個人道場よりスポーツ少年団で習うほうが、費用は安く済みます。
月謝以外にかかる費用は、入会金やスポーツ保険代です。剣道はケガのリスクがあるので、スポーツ保険に入っておくと安心です。年間600~800円程度で加入できます。
送迎以外の負担としては、竹刀・道着・防具といった道具の準備、防具のケアなどがあります。教室(道場)によっては、レンタルできるものがあるかもしれません。基本的に揃える必要がある道具は、以下のとおりです。
・道着
・袴
・竹刀
・防具(面・胴・小手・垂れ・垂れ名札)
・防具や竹刀を入れる袋
道着や袴は、素材によって値段が変わります。綿や藍染の道着に比べてポリエステル素材(ジャージ道着)は、比較的安価です。
剣道教室で初めに教わることは、礼儀の大切さです。試合は、礼に始まり礼に終わります。試合の勝ち負けより礼儀作法や相手への敬意を重んじるので、たとえ一本取ったとしてもガッツポーズをしてしまうとその一本は取り消しになります。
ちなみに観客にもその精神は求められ、ほかのスポーツに比べて試合中の歓声や声援が少ないのは剣道ならではの特徴です。
剣道は一瞬の油断が勝敗を決めるため、稽古でも試合でも常に集中していなくてはなりません。集中力が高ければ、相手のちょっとしたミスも逃さず即座に攻めることができるでしょう。
剣道を通じて大切なときに集中できる習慣が身につけば、勉強やそのほかのスポーツにおいても力を発揮できるはずです。
剣道で小柄な子の場合、間合いが遠くて打てなかったり相手に面を打たれやすかったりして不利なのでは?と感じる人がいるかもしれません。しかし、小柄なほうが小手や胴は打ちやすかったり、隙をついて近い間合いに入ってしまえば有利だったりとメリットもあるのです。
スポーツの世界では体格のよい子が強い傾向にありますが、剣道に関してはそうとも言いきれないのです。
剣道教室には、試合に勝つことを最優先しているところもあれば、楽しむことを大切にしているところもあります。指導も叱って伸ばす、褒めて伸ばすといった違いがあるでしょう。
剣道を習ってどうなりたいのか、優しい先生より厳しい先生のほうががんばれるのか、など子供の気持ちや性格を踏まえて教室を選びましょう。
通っている剣道教室が道場連盟に加入しているのといないのでは、参加できる試合の数に違いが出てきます。
せっかく稽古に励むのであれば、定期的に試合に参加して実力を試したいものです。また試合があると、子供のモチベーション維持にも役立ちます。
なるべく試合に多く参加したい場合は、入会前にその教室が道場連盟に加入しているかどうか確認しておきましょう。
心身ともに強くなってほしいと願う親御さんから人気のある剣道教室。スクスクユーザーのアンケート調査によると満足の理由は、以下のとおりです。
といった意見がありました。
スクスクが独自調査したアンケート結果によると、親御さんが剣道教室を選んだきっかけは以下のとおりです。
スクスクが独自調査したアンケート結果によると、お子さんに剣道をやらせたいと思った理由は以下のとおりです。
剣道は小学生くらいのサイズを目安にした防具が多いため、6~7歳から始める子が多いようです。入会年齢も小学生以上としているところがほとんどですが、なかには未就学児を受け入れてくれる教室(道場)もあります。
子供の竹刀は、身長に合わせて選びます。身長からおよそ20cmを引いたくらいがちょうどよいサイズです。サイズが決まったら、素材や柄の形など子供に合うものを選びましょう。
剣道着は大きく分けて、綿素材の二重道着・一重道着、ポリエステルやレーヨンで作られたジャージ道着の3種類あります。ジャージ道着は軽くて価格も安く、洗濯機でも洗えるのがメリットです。主に練習着として、人気があります。
剣道で必要な防具は、次の4点です。
・面:頭と喉を守る
・胴:胸、おなか、両脇の下を守る
・小手:肘から手の甲を守る
・垂れ:腰と局部を守る
習い事スクスクが調べたところ、防具セットの平均価格は39,506円でした。子供の成長の早さを考えるとつい大きめを選びたくなるかもしれませんが、身体に合わない防具は動きづらく剣道の上達を妨げます。防具を購入するときは、身体にぴったり合うものを選びましょう。
防具セットの選び方は下記記事で解説していますので、参考にしてくださいね!
剣道は、大人になってから始める人もいるので高学年でも遅いことはありません。体力も技術もまだ向上する時期なので、お子さんにやる気があればいつから始めても大丈夫です。
竹刀で打たれてまったく痛くないことはありませんが、慣れてくると痛みを感じないような打ち込みができるようになります。基本的に、道場では子供たちが楽しく剣道を続けられるよう配慮して指導しています。
小学校の低学年から高学年にかけて一度買い替えるパターンが一般的です。買い替えのタイミングについては、通っている教室(道場)の指導者に相談してみるのがおすすめです。
剣道は、年齢や性別、体格や運動神経に関係なく、誰でも平等に楽しめる習い事です。女の子が男の子に勝つこともありますし、70代が20代に勝つこともあります。そこも剣道の魅力のひとつです。
子供の心身を大いに鍛えてくれるスポーツなので、もし武道を習わせてみたいと思ったら剣道を考えてみてはいかがでしょうか。
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