体が硬いとバレエは無理?子どもの柔軟性を高める「おうちストレッチ」のコツ

体が硬いとバレエは無理?子どもの柔軟性を高める「おうちストレッチ」のコツ

子どもにバレエを習わせたいけれど、体が硬いから向いていないかもしれない……と悩んでいるママ・パパは案外多いようです。少しでも体を柔らかくするために、家でストレッチに励む子もいるかもしれませんが、その効果を最大限に発揮させるにはいくつかポイントがあるのだそう。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、兵庫県尼崎市のバレエ教室『大東紗モダンバレエダンススタジオ』代表、大東紗先生のブログに注目!体の柔軟性をより高めるストレッチの方法について紹介します。

習い事スクスク編集部

習い事スクスク編集部

習い事を多く経験してきたメンバーからなる編集チーム。子育てや受験対策、スポ少コーチに奮闘するママ&パパが、本当におすすめしたい習い事のお役立ち情報をお届けします!

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今回教えてくれた人
大東 紗(おおひがし さや)
大東紗モダンバレエダンススタジオ 代表
大東 紗(おおひがし さや)
3歳からバレエを始める。モダンダンスやコンテンポラリーダンスを経験し、大阪芸術大学舞台芸術学科へ進学。在学中は主演を踊り、卒業後コンクールで賞も受賞。ダンサーとして活動しながら、指導の勉強にも力を入れる。2017年より自分のスタジオを設立。
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目次

バレエに柔軟性が求められる2つの理由

①美しい姿勢を作るために必要だから

「姿勢がよくなるから」という理由で始める子も多いバレエ。きれいな姿勢を保持するためには、まずストレッチで柔軟性を高めて体の土台を作り、軸を強くするために筋肉をつけていくことが必要だと大東先生は仰います。

大東先生

大東先生

よい姿勢を作り出し保つためには、柔軟性を高めて筋肉をつけることが大切です。

 

しかし柔軟性が低下すると、体のバランスも悪くなりきれいな姿勢を保持できません。

 

そのため筋肉や関節を伸ばすストレッチは、美しい姿勢を作り出すために欠かせないのです。

バレエのレッスンでは、片足で立ったり回ったりする動きもあります。うまくバランスをとって美しい体勢をキープするために、まずは柔軟性の高い体であることが基本だそうです。

②怪我の予防に役立つから

バレエでの怪我に限らず、日常生活での怪我や体の不調なども、柔軟性を高めておくことでダメージが軽減されると大東先生は語ります。

大東先生

大東先生

柔軟性はバレエのパフォーマンスを高め、怪我のリスクを低下させてくれます。そうでなくとも階段から落ちたり事故にあったりした場合、体が柔らかいと最小限の怪我で済むことが多いのです。

 

ランニングで肉離れしたり、筋トレで腰が痛くなったりするのも、柔軟性が低いことから起きるトラブルなんですよ。

さらに、柔軟性を身につけることは怪我の予防に役立つだけではなく、体の疲れをとる効果もあるのだそう。大東先生曰く、疲労が蓄積すると怪我のリスクも高まるそうです。

大東先生

大東先生

ストレッチをサボるスポーツマンは疲れがたまりやすく、結果的に怪我を招きます。

 

一度怪我をしてしまった箇所は、治っても脆く(もろく)弱くなりやすいのです。

一度怪我をしてしまうと、スポーツを辞めても怪我との付き合いは長く続くと大東先生は仰います。ベストコンディションを保つためにも、ストレッチで柔軟性を高めておくことは大切ですね。

バレエ講師が解説!ストレッチにおける3つの注意点

①ストレッチ中に別のことをしない

家でストレッチをするときに、テレビを見たり音楽を聴いたりしながら体を動かしていませんか?大東先生曰く、何か別のことをしながらストレッチをするのはNGだそうです!

大東先生

大東先生

ボーッとしながら、テレビに集中しながらのストレッチはおすすめしません。

 

ストレッチや筋トレをするときは、体のどこが伸びているのか、どこの筋肉を使っているのかを意識して動かしましょう。感じ方や効き方がぐんと変わってきますよ!

②体を無理に伸ばさない

早く柔らかくなりたいがために、痛みを我慢して体を伸ばしてしまうこともありますよね。しかし無理に体を伸ばすことで、怪我をしてしまうこともあるそうです。

大東先生

大東先生

筋がちぎれそうになるまで伸ばす方、熱心なのはいいのですがそれこそ怪我の元になります。ストレッチは、自分の気持ちよいところまで伸ばせればOKです。

 

また「せーの!よいしょっ!」こんなストレッチもしていませんか?基本的にストレッチはゆっくり行うものです。しっかり自分の体と向き合って体を伸ばしましょう。

③ストレッチ中に呼吸を止めない

一生懸命ストレッチをしていると、いつの間にか呼吸が浅くなったり止まっていたりすることもあるのではないでしょうか。ストレッチ中に呼吸が止まっているときは、余分な力が入っているのだと大東先生は仰います。

大東先生

大東先生

バレエで踊っているときもよく注意するのが呼吸です!呼吸をしなければ、それ以上体は伸びません。

 

息を吸って、吐きながら伸ばす。慣れてしまうと、これが気持ちよく感じてきますよ。

ストレッチの効果を高めるタイミングは?

家でストレッチをするのは、ふと思いついたときや寝る前に布団の上でなど、人によってさまざまではないでしょうか。大東先生がおすすめするストレッチのタイミングは「体が温まった状態」のときだそうです。

大東先生

大東先生

たとえば運動して血が巡り体が温まると筋肉がほぐれるので、ストレッチがしやすい状態になります。

 

冬より夏のほうが体が伸びやすい、お風呂で温まったあとのほうがストレッチがしやすいのは、同じ理由です。寒い場所より暖かい場所のほうが、体はほぐれやすいのです。

 

せっかくストレッチをするのであれば、お風呂上がりなど体が温まった状態で行うのがベストですよ。

大東先生曰く、夏でも冷房が効いた部屋にいる場合は、レッグウォーマーを着けたり上着を羽織ったりして体を温めてあげるとよいそうです。

ストレッチは毎日5分の継続がカギ!

柔らかい体は、すぐに手に入るものではないと大東先生。ストレッチをしたあとは体が柔らかくなったように感じますが、次の日にはまた元の硬い体に戻っている気がしますよね。

 

ストレッチは即効性があるものの、効果をキープするのが難しいと大東先生はブログ内で語ります。

大東先生

大東先生

ストレッチは効果を感じやすい分、元に戻るスピードが速いのです。ですから毎日ストレッチをして定着させていくことが、柔軟性を高めるためには欠かせません。

 

筋トレは週にまとめて60分やってもかまいませんが、ストレッチは毎日5分づつやったほうが効果的ですよ。

毎日コツコツ積み重ねることで、半年後、1年後の体が変わってくるのだとか。1日5分だけなら、飽きっぽいお子さんでもがんばれそうですよね。

 

ただし、柔軟性の低い子はストレッチを嫌がる傾向にあるので、義務にするのではなく、自ら進んでできるように協力してあげることが大切だと大東先生は仰います。

大東先生

大東先生

お子さんに協力するにあたって保護者の方がストレッチを手伝う場合は、教室の先生に注意点などを聞いてみてくださいね。

まとめ

初めのうちは体が痛くてつらいかもしれませんが、小さい子どもはやればやるほどすぐに効果が表れると大東先生は仰います。柔軟性が身につきやすいタイミングを逃さないよう、早めにストレッチを習慣化させてあげたいですよね。

 

バレエの上達につながるのはもちろん、体の状態をよりよくするためにも、まずは毎日5分のストレッチを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

今回ご協力いただいた教室

今回、取材にご協力いただいた『大東紗モダンバレエダンススタジオ』 の詳細は以下のリンクからご覧ください。

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