美しい音色と優雅な動きが魅力的で、習い事でも人気の高いバイオリン。ただし上手に弾くには、毎日の練習が必須。それなのに子どもが家で練習せず、頭を悩ませているママ・パパも多いようです。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、東京都で『鈴木バイオリン教室』を主宰する鈴木先生のブログに注目!練習嫌いな子どもに効果的な対策について紹介します。
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目次
何事も習得するには、毎日の地道な練習が欠かせませんよね。バイオリンも同様で「趣味で習っているとしても、毎日30分は練習をしないと上達は厳しい」と鈴木先生は仰います。
1日30分なら頑張れそうだと思うかもしれませんが、練習嫌いな子にとってはハードルが高め。ましてや家だとテレビやゲームなどの誘惑もあり、なかなかバイオリンに手が伸びない子も多いでしょう。
そこで練習嫌いな子の心を動かす3つの方法を、鈴木先生はブログ内で解説しています。
練習をしない子に対して「早く練習しなさい!」は禁句。かえってやる気をなくしてしまい、逆効果です。
その言葉を言わずに済むには、初めに「なぜ毎日バイオリンを練習するのか」「バイオリンを練習すると、どんなよいことがあるのか」を子どもに話してあげる必要がある、と鈴木先生は仰います。
鈴木先生
たとえば音程をとる練習をさせたい場合は「バイオリンの音を美しく響かせたりフレーズ感を出したりするためにやるんだよ」と練習の目的を伝えます。
そして「音程がうまくとれるようになれば、バイオリンの開放弦と共鳴して音が響くから心地良くなれるんだよ」と練習するメリットを話してあげましょう。
練習の目的は単に「うまくなるから」ではなく、メリットも含めて具体的に説明してあげると子どもも納得し、前向きに取り組めるそうです。
毎日30分の練習が難しい場合は「1日5分だけ弾く」や「お気に入りの曲を1曲聴く」など、小さな目標を立てることから始めてみましょう。
さらに「ご飯のあとは必ず弾く」など、毎日の習慣にくっつけてしまえば忘れることも減り、練習を習慣化しやすくなります。
小さな目標を達成して、子どもに自信がついてきたら「難しい曲にチャレンジする」「発表会に出る」など、大きな目標にスライドしていきましょう。
鈴木先生
毎日のことなので、初めは小さな目標が大切です。お子さん自身で目標を決めてみましょう!
「環境は人を育ててくれる」と仰る鈴木先生。練習気分が高まるように、部屋にバイオリニストの映像や音楽を流したり、コンサートのチラシや子どもがバイオリンを弾いている写真を壁に貼っておいたりするのもよいのだとか。
鈴木先生
バイオリンは、練習に取り掛かるまでに時間がかかるものです。気が進まないときは音楽をかけて遊び感覚で一緒に弾いてみると、次第に気分が乗り、練習への取り掛かりも早くなります。
それでも練習する気分になれない場合、私は甘いものとお茶をいただいて手を洗うとやる気が出てきます!
練習スイッチを入れるために、何か自分だけの儀式のようなものを決めておくとよいですよ。
さらにバイオリンを楽しむ環境づくりとして、鈴木先生はセミナーや短期講習で刺激を受けることもおすすめだと仰います。
鈴木先生
セミナーにはプロを目指している子も多いので、一日中ずっと練習する音が聞こえます。まるで、音大にいるような雰囲気を味わえるのです。
普段20分くらいしか練習しなかった子が、セミナーで友達の影響を受け、4時間練習をするようになった例もありました。
バイオリンの練習は孤独でもあるので、大勢の仲間がいるセミナーに参加してみるのも楽しそうですよね。新たな出会いに恵まれて一緒に頑張る友達ができたら、練習に力が入るかもしれません!
毎日の練習も軌道に乗るまでは大変ですが、習慣化できれば楽になります。初めのうちはママ・パパがサポートしながら、子どものやる気をじっくり育ててみてはいかがでしょうか。
何も言わなくても子どもが自主的に練習してくれる日を夢見て、取り組んでみてくださいね!
今回、取材にご協力いただいた『鈴木バイオリン教室』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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