子どもにピアノを習わせていて「がんばって練習しているのに上達しない」「もしかしたら向いていないのかも……」そう思い悩んだ経験はありませんか?練習しないならまだしも、練習しているのにうまく弾けないと、子どもの心も折れてしまいますよね。しかしママパパにピアノ経験がない場合は、練習方法を見直そうにもどうすればよいか分からないのではないでしょうか。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、オンラインピアノ教室『Y’s PIANO LESSON』を主宰するゆうき先生のYouTubeに注目!ピアノ練習における3つのNGポイントについて紹介します。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
「通し練習」とは、課題曲を最初から最後まで弾くことです。ゆうき先生曰く、いつも同じところを間違えてしまう子は、ミスを直さないまま通し練習ばかりしている傾向にあるのだとか。
ゆうき先生
間違えるところが決まっている場合、そこだけを集中的に練習しないといつまでたっても直りません。
通し練習も大切ですが、ミスを直さないまま通し練習ばかり繰り返していると、頭がミスタッチを覚えてしまうのです。
間違えやすいところは、片手で練習したりゆっくり弾いたりと「部分練習」を重ねることが大切だと仰るゆうき先生。部分練習を丁寧に繰り返すことで、ミスタッチは減っていくのだそうです。
ゆうき先生
部分練習のコツは、ゆっくり丁寧に弾くことです。
ある程度弾けるようになったら通し練習で確認してみるなどして、両方をうまく取り入れた練習をしましょう!
なんとなく両手で弾けた段階で、すぐにテンポを上げてしまう子は意外と多いのではないでしょうか。無理して速く弾くと、気分はよいけれど実りは少ないとゆうき先生は仰います。
ゆうき先生
勢い重視で弾いている曲をよく聴いてみると、細かいところが弾けていなかったりミスが多かったりします。
ピアノは丁寧にゆっくり弾くことが、上達への近道です。細かいところを丁寧に弾けないと、ピアノのテクニックは向上しません。いつも速いテンポで弾いていると、ごまかし癖もついてしまいますよ。
ゆうき先生曰く、ゆっくり弾く練習のときは、本来の速さの半分か、4分の3くらいのスピードで弾くのがおすすめだそうです。絶対にミスしないスピードで完璧に弾けるようになってから、少しずつテンポを上げていきましょう。
ゆうき先生
テンポを上げていくときは、メトロノームを使うと便利ですよ。
メトロノームをうまく活用して練習する人は、安定感のある演奏ができます。
ピアノを弾くときは、効率的な指の動きも大切だと仰るゆうき先生。新しい曲を練習するときは、早い段階で指使いを決めておくとよいのだそうです。
ゆうき先生
初心者は、テキストに書いてある指使いを守るのが一番です。まだ手が小さくてテキストどおりの指使いだと弾きにくい場合は、先生に相談しましょう。
自分が「弾ける」指使いを見つけることも、ピアノを上手に弾くためのポイントですよ。
弾くたびに違う指で弾くのはNGなので、決めた指使いは楽譜に書き込み、いつも同じ指で弾いてほしいと仰るゆうき先生。
初心者はテキストの指番号を忠実に守るのがよいそうですが、曲を弾き込んでいくうちにもっと弾きやすい指が見つかれば、変えるのもOKだそうです。
ゆうき先生
指使いを変更するときは、必ず部分練習をして新しい指使いを手と頭になじませましょう。
ちなみに発表会直前に変えることはミスの元なので、気をつけてくださいね!
今回解説したポイントは、子どもだけではなくピアノを学ぶすべての方に当てはまるとゆうき先生は仰います。
ピアノ練習は、焦る気持ちを抑えてゆっくり弾き進めることが上達の秘訣です。もし練習の成果が出ないと悩んでいたら、ゆうき先生が紹介した「3つのポイント」をやってしまっていないか確認してみてくださいね。
今回取材にご協力いただいた、ピアノ講師ゆうきさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります