せっかくピアノを習っているのに、子どもが家でまったく練習せずモヤモヤしているママ・パパは多いのではないでしょうか。できれば長く続けてほしいけれど、あまりにもやる気がないと月謝ももったいないし辞めさせたほうがいいのかな……と悩んでしまいますよね。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、広島県広島市のピアノ教室『横山美和ピアノ音楽教室』のブログに注目!ピアノ練習のモチベーションを上げる方法について紹介します。
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目次
「練習意欲がなくても、とりあえずピアノに向かってみましょう!」と横山先生は仰います。やる気は待っていても上がらないので「行動」から入るのだそうです。
横山先生
初めのうちは苦労するかもしれませんが、
・あきらめて毎日ピアノの前に座る!
・時間を決めて弾く
・ハノンやスケールだけ弾く
この3つを試してみてください。初めはやる気がなくても習慣化できれば「めんどくさいけど弾かないと気持ち悪いな」と感じるようになります。
※ハノン……指のウォーミングアップに使う教本
※スケール……「ドレミファソラシド」などの音階練習
なかには「小さな子どもをむりやり座らせると練習嫌いになってしまうのでは?」と、心配になるママ・パパもいるかもしれません。
横山先生は、未就学児の場合、親子で一緒にピアノを楽しむことで「練習感」を薄れさせることも大切だと仰います。
横山先生
小さな子どもが家庭で練習のモチベーションを保ち続けることは難しいでしょう。
練習は遊びの延長だと捉えられるように、親御さんも一緒にピアノを楽しんでみてください!
練習したがらない子のなかには、難しい曲にチャレンジ中で、うまく弾けないがためにモチベーションが下がっている場合もありますよね。
そのようなときは、簡単に弾ける曲や好きな曲を弾いてピアノを楽しむ気持ちを取り戻すことがおすすめだと横山先生は仰います。
横山先生
この際、上手い下手は置いておき、ただピアノを楽しむのです!
あとはYouTubeなどで好きなピアニストの曲を聴くのもよいですね。聴いているうちになんだかピアノが弾きたくなって、ウズウズすることもありますよ。
そのほかには、ピアノの演奏会に行って刺激を受けることもモチベーションアップに効果的だと横山先生は仰います。演奏者への憧れの気持ちが、難しい曲へチャレンジする力を呼び起こしてくれるかもしれませんね。
横山先生曰く、練習がマンネリ化してやる気が起こらなかったり、一人で弾いていてもつまらないと感じたりしている子には、ピアノを弾く場所を変えてあげるとやる気を取り戻すきっかけになるそうです。
横山先生
家での練習に飽きていたら、楽器店の練習室などを借りてみましょう。お店のよいピアノで弾くと、自分の演奏が家での練習とは違って聴こえます。よい環境とよい楽器で練習することは、とても重要な練習方法でもあるのです。
また一人で黙々と練習することに飽きている子は、YouTubeやインスタでピアノ練習用のアカウントをつくり、撮影した自分の演奏を投稿してみるのもよいかもしれません。
新しいピアノ仲間に出会えたり、情報交換したりすることでピアノの輪が広がる楽しさを味わえますよ。
ただしSNSなどの活用に関しては向き不向きがあるので、子どもの性格を考慮したうえで試すことを横山先生はすすめています。ママ・パパの操作、管理の下で活用することも大切です。
SNSに不安がある場合は、投稿せず練習の動画を記録として残すだけでもよいかもしれませんね。
レッスン直前はしっかり練習できるタイプの子どもには、レッスン回数を増やし、あえて練習せざるを得ない状況をつくるのもひとつの方法だと横山先生は仰います。
横山先生
可能なら週1回のレッスンを2回に増やしてもらったり、宿題を増やしてもらったりしてはいかがでしょう。常に課題があれば、練習意欲が低下することも少なくなるはずです。
またコンクールや発表会など、人前で演奏する機会には積極的に参加することもおすすめだと横山先生は仰います。
横山先生
出ようかどうしようか迷う暇があったら、申し込んでしまいましょう!出ることが決まれば、練習せざるを得ませんからね。
ピアノを弾くことが毎日の習慣になってしまえば、子どもが練習しなくてイライラすることも減るはずです!お風呂や歯磨きと同じように、練習が生活の一部になるまでは「5分だけ」など時間を決めて取り組んでみてはいかがでしょうか。
横山先生のアドバイスを参考に、上手に気分転換して長くピアノを楽しみましょう。
今回、取材にご協力いただいた横山先生の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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