スイミングスクールに通っていて呼吸方法を練習中のお子さんや、水に対して恐怖心を抱いていることに悩まれている親御さんは多いのではないでしょうか。そんな親御さんに今回SUKU×SUKU(スクスク)が紹介するのは、水泳コーチ・陸上トレーナーとしても活動をする現役水泳選手、榛澤萌香さんのYouTube『もえトレちゃんねる』です。水中でのボビング・バブリングの練習方法が分かりやすく紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
今回SUKU×SUKU(スクスク)がピックアップしたYouTubeはこちら。
『SPROWERスイミング』を運営する榛澤萌香先生のYouTubeより、水中での呼吸法とボビングの練習方法をご紹介します!
水に慣れるためには、いきなり泳ぐ練習から入るのではなく、まず呼吸の練習をすることを榛澤先生はおすすめされています。
榛澤先生
口と鼻で息を吸って、水に潜っていきます。水に入っていくときは鼻からしっかり息を出しましょう。水中に入っても鼻から息を出し続けます。
水から顔を出し、少し落ち着いたら再び口と鼻から息を吸い、繰り返し練習をしましょう。
この呼吸方法は「バブリング」と言います。榛澤先生曰く、水を怖がるお子さんは初めは鼻やおでこまでを水に入れ、慣れてきたら頭までというように、少しずつステップアップしていくとよいのだそう。
榛澤先生
水中で口から息を出してしまうお子さんもいますが、鼻から息を出すようにしましょう。
こちらはお風呂でも練習ができますよ!
YouTube 0:24~ ブクブクパーの練習
呼吸の練習に慣れてきたら、次は「ボビング」という動作を練習してみましょう。榛澤先生も水泳を始めた当初は、ひたすらボビングの練習を行っていたのだそう。
ボビングをしっかりと行っておくと「沈んでから立つ」という動作を身につけることができます。泳ぐ練習を始めたときに、立ち方が分からず溺れてしまう……という事態を防げるそうです。
榛澤先生
ボビングを知っていれば、水深が深い場所で泳ぐときも、ジャンプをしながら落ち着いて呼吸ができるため安心ですよ。
さらにボビングは水中ウォーキングよりも強度の高い有酸素運動になるとのこと。水中ウォーキングは陸上でのウォーキングと比べると、消費カロリーはなんと3倍以上!この水中ウォーキングよりも強度が高いとなると、かなり期待が持てますね!
「ダイエット中でカロリー消費量の多い運動がしたい」という親御さん。ぜひお子さまと一緒にトライしてみてはいかがでしょうか。
■ボビングの練習方法
1.手をバンザイしながら、頭まで水中に沈める
2.両足で真っすぐ床を蹴り、同時に手を下げる
3.勢いよく上に飛ぶ
ボビングをしながら前へ進みたいときには、ほんの気持ち程度、斜め前へ蹴るようにしましょう。
榛澤先生
ボビングがスムーズにできるようになると結構楽しいですよ。
私はいまでも水深の深いプールに入るとやってしまいます!
スイミングスクールでは、ボビングができないと進級できないことが多いのだとか。安全面のほか「息を吸って吐く」という一連のリズムを身につけることで、クロールや平泳ぎといった次の段階でも、スムーズに息継ぎができるようになるそうです。
YouTube 1:24~ 水慣れに大事!ボビング
安全のために、NGなボビングの動きもあるのだそう。
■お尻を沈めて、ぼよーんと浮かんで戻ってこようとする
榛澤先生
本来のボビングができていればこのように遊ぶのはよいですが、できていない場合は、まずは安全のために両足で戻る練習をしましょう。
■膝をついて戻ろうとする
榛澤先生
必ず足裏をついて戻るようにしましょう。
■おでこまでしか潜らず戻ろうとする
榛澤先生
ボビングは必ず頭までしっかりと潜りましょう。またボビングをしていて怖いと感じたら、その場でブクブクパーの呼吸に戻りましょう。
ボビングのときも、この呼吸を意識してくださいね。
YouTube 2:52~ ボビングNG映像
ボビングができるようになったら、応用編にチャレンジしてみましょう。
■ボビングから上向きキック
ボビングをした流れで、そのまま上向きキックをしてみましょう。このときビート板を使うと安全に行えます。
榛澤先生
上向きキックをやめるときは足から沈め、1回ボビング動作をしてから立ちましょう。
■ボビングから下向きキック
ボビングをした流れで、そのまま下向きキックをしてみましょう。
榛澤先生
こちらもキックをやめるときは、足から沈めて1回ボビング動作をすることがポイントです。
慣れてきたら息継ぎを入れて連続でキックをしてみましょう。呼吸のリズムを忘れず、キックを止めずにと、やることがたくさんあるので難しく感じてしまうかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。
■ビート板なしでボビングから仰向けで浮いてみよう!
榛澤先生
このとき、余裕がある人はバタ足をしてみてください。
もし沈んできて怖くなったら、鼻から息を出しながら、お尻・足・頭の順に体を沈めます。そのままボビングの姿勢でジャンプをすれば、戻ることができます。
YouTube 3:41~ ボビング応用編
水に対して恐怖心のあるお子さんだけでなく、初めてスイミングスクールへ通うお子さんは基礎となる呼吸方法やボビングをマスターすることで、入会後もレッスンをスムーズにこなしていけそうですね!
まだスクールに通う前のお子さんはお風呂などで練習してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた『SPROWERスイミング』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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