サッカーの基本技術のひとつであるロングキック。ボールを遠くまで飛ばすパワフルなキックですが、強く蹴ってもなぜか途中で失速してしまう子が多いようです。そこで今回習い事スクスクは、これまで1000人以上の選手を育成してきた『サッカー塾』代表・山根慶大さんのYouTubeに注目!失速しないロングキックのコツについて紹介します。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
今回、習い事スクスクがピックアップしたYouTubeはこちら。
『サッカー塾』代表の山根コーチが、ロングキックのコツについて解説しています。
ロングキックで強く蹴れない子は、次の3つの特徴に当てはまっているケースが多いと仰る山根コーチ。
遠くに飛ばそうとすると足を強く振り抜いてしまうものですが、足の振りだけでボールは飛ばせないそうです。
山根コーチ
ロングキックが苦手な子には、3つの特徴があります。
①インステップ(足の甲にある硬い骨)にボールが当たっていない
②足を振りおろすときに膝が外を向いてしまい、真っすぐ振れていない
③キックのときに腕を前や横に振ってしまうことでバランスを保てず、上半身の力が使えていない
これらはすべて、ボールに力が伝わらず飛ばない要因になります。
山根コーチ曰く、ロングキックがうまくできない子はシュートと同じ蹴り方をしているケースが多いのだとか。そこで、YouTubeではロングキックとシュートの蹴り方で異なる点を解説しています。
ロングキックとシュートでは、まずボールを蹴る場所が違うと山根コーチは仰います。
山根コーチ
ロングキックでは、ボールの真ん中の少し下を蹴ってください。そうすると、高いボールを蹴ることができます。さらにボールの下を蹴ることで縦回転がかかるので、蹴ったあとも空気抵抗を利用して遠くまで飛ばせます。
シュートでは、ボールの真ん中を蹴ってください。真っすぐ前に飛ぶ低いボールを蹴ることができます。
ロングキックは、体が回転する力をボールに伝えることがポイントだと仰る山根コーチ。穴を掘るように下から上に足を振ってしまうと、ボールが遠くまで飛ばないそうです。
山根コーチ
ロングキックでは、体を回転させながら地面をなでるように足を振ってみてください。そうすることで、上半身と下半身の力がうまくボールに伝わります。
シュートの場合は、足をうしろから真っすぐ前へ振り下ろすように蹴りましょう。
重心をチェックするときは、蹴ったあと子どもの体がどこにあるかに注目します。その位置によって、正しい重心で蹴れているかが分かるそうです。
山根コーチ
ロングキックでは、蹴るときに重心をうしろへ残します。そうすると、蹴ったあとの体はその場に留まった状態になります。
シュートでは、重心を前に移動させながら蹴ります。蹴ったあとの体も前に進んでいます。
ロングキックの正しいフォームを習得するために、まずはマーカーを使った練習をしてみましょう。
山根コーチ
マーカーの上にボールを置き、インステップキックをします。足がマーカーに当たらないよう振り方や角度を変え、正しいフォームとボールを飛ばす感覚をつかんでください。
止まっているボールで蹴る感覚がつかめたら、次はボールをバウンドさせて浮いたボールで練習します。
山根コーチ
動いているボールに合わせて、足を振る感覚とボールを飛ばす感覚を身につけます。
ゴールネットや壁に近い場所から始めて、届くようになったら少しずつ距離をあけていきましょう。
最後は、パスを出してもらい転がってきたボールを蹴る練習です。ここでは狙いを定めて蹴ってみましょう。
山根コーチ
ボールを蹴る足は、地面をなでるように動かすことを意識してください。蹴ったあとはその場に止まれるよう、うしろに重心を残しましょう。
遠くに飛ばしたいからといって力まかせに蹴ることは、ケガの原因になります。まずは正しいフォームを身につけることから始めてみてください。
山根コーチの練習法で正しいフォームを身につけることができれば、うまくボールに力が伝わり、ロングキックが成功するはずです。マスターできれば、子どもの強い武器となるでしょう。
ママパパはぜひ練習の様子を動画で撮影して、ボールを蹴る場所や体の使い方を子ども自身が確認できるようサポートしてあげてくださいね。
今回、取材にご協力いただいた『サッカー塾』代表・山根慶大さんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります