そろばんを習っている子によくある「計算は速いけどミスも多い」というお悩み。たとえ段位に合格していても、単純な計算ミスをしてしまうことはめずらしくありません。せっかく培った計算力をミスなく発揮するには、どうすれば良いのでしょうか。そこを探るべく今回習い事スクスクは、東京都杉並区にある『かじつそろばん教室』のブログに注目!そろばんで計算ミスを減らす方法について紹介します。
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目次
計算ミスを減らすために思いつくことといえば「見直し」ではないでしょうか。しかし見直しの問題点は、余裕を持って全問解き終えないと、見直す時間がないことです。
高橋先生
そろばん教室だけではなく、学校のテストでも「早く終わった人は見直しをしましょうね」と先生に言われますよね。しかし、早く終わらなかった子は見直しができません。
そこで、最後に見直しをしなくても計算ミスを減らすコツを3つ紹介します!
高橋先生がおすすめする見直し法は、全問解き終えてからではなく1問ずつ回答しながら同時にチェックすることです。
高橋先生
基本的にそろばんの計算は、以下の作業の繰り返しです。
1.やり方を考える
2.珠をはじく
3.答えを書く
これらの作業の途中で、正しい答えになっているかもチェックしていくのです。1問ずつ確認していけば、最後の問題まで終わらなくても全問見直しできます。
なかには「1問ずつチェックしていたら全問解く時間がなくなるのでは?」と思う人もいるかもしれません。ここで大切なのは、じっくりチェックするのではなく「サッ」と簡単に済ませることだと高橋先生は仰います。
高橋先生
ここでのチェックは、あくまでも短く済ませることを意識しましょう!
一問解くのにかかる時間は少し長くなりますが、このひと手間で計算ミスを減らせると思えば試す価値はありますよ。
解きながらチェックするときのポイントについて「そろばんは使わないこと」だと仰る高橋先生。具体的にどのようなチェックをするのか、ブログで解説しています。
高橋先生
たとえば、51×6という問題の正解は306です。しかし、そろばんでは360と珠を置いてしまうミスが多く見られます。
なぜなら、初めに5×6=30の珠を置いたあと、1×6=6の珠を置く位置が一の位ではなく十の位になりやすいからです。
そろばんでよくあるのが、使う数字は合っているのに珠の置く場所を間違えたため、不正解となってしまうパターンだそうです。このような問題でミスを防ぐ方法は、答えを書くときのちょっとした工夫にあるといいます。
高橋先生
かけ算の解答で一の位が0になる場合は、次の2パターンしかありません。
・かける数のどちらかが0で終わる(例:50×3)
・一の位の九九が0で終わる(例:35×4)
51×6の問題は、どちらにも当てはまらないので一の位が0になることはありません。(問題が整数の場合に限ります)
1問解くごとにこのような「明らかな間違い」を見つけるチェックをしていくと、正解率が高まります。
見直しのときはそろばんを使わないことで、問題へのアプローチが変わりミスを見つけやすくなると高橋先生は仰います。「一の位だけチェックする」というチェック法なら、そこまで時間もかからずミスを見つけられそうですね。
どれだけ長くそろばんを習っていてもミスをゼロにすることは難しいものですが、ちょっとした工夫で正解率はあげられます。
見直しするタイミングや方法を変えてみると、想像以上に効果があるかもしれません。計算は得意なのにミスがなかなか減らないときは、ぜひ高橋先生のチェック法を試してみてくださいね。
今回、取材にご協力いただいた『かじつそろばん教室』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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