少林寺拳法は、1947年に香川県で始まった日本発祥の武道です。「心身ともに強くなってほしい」「護身術として役立ちそう」などの理由で、子供の習い事として昔から根強い人気を誇っています。そこで今回習い事スクスクでは、少林寺拳法の特徴や練習内容、習うメリットや月謝などの費用の目安、そして教室の選び方をまとめてみました!お子さんの習い事に少林寺拳法を検討している親御さんは、参考にしてください。
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目次
少林寺拳法は、一般的に小学校に入る6歳くらいから習い始めることができます。多くの道場では、小学生を対象にしたクラスがあり、子供の年齢や成長段階に応じた指導が行われています。6歳前後であれば、基本的な体の使い方や礼儀、協調性などを学びながら、安全に練習することができるよう配慮されています。
道場によっては、4~5歳の幼児を対象にしたクラスを設けている場合もありますが、基本的な年齢目安は6歳からです。未就学児が入会する場合は、稽古中に保護者の同伴を求める道場もあります。
子供が興味を持っている場合、まずは近くの道場に問い合わせて、見学や体験レッスンに参加してみるのも良いですね。
少林寺拳法は、柔術の要素が強い武道です。空手のような突きや蹴りなどの打撃技もありますが、腕や手首をつかまれたときにスッと抜く「抜き技」や関節技もあります。その特徴から、護身術としても有効とされているのです。
また少林寺拳法は、相手と戦う武道ではないため、空手のように勝敗を決めるトーナメント形式の試合はありません。大会は演舞形式で行われ、攻防の技が評価されます。
道場によっては、防具をつけたうえで運用法(組み手)の稽古をする場合もあります。しかし、試合として運用法が行われることはないようです。
道場により内容は異なりますが、一般的に少林寺拳法の稽古は、合掌して挨拶するところから始まります。立ち方や正座の仕方も細かく指導されるので、普段の姿勢も良くなるでしょう。ウォーミングアップを行ったあとは型稽古に入り、2人1組での相対練習もあります。
少林寺拳法では、相手を倒すことを目的としていません。練習ではお互いに協力して技を繰り広げ、一緒に上達していくことを大切にしているのです。
少林寺拳法の月謝は、週1回で2,500~5,000円が目安です。月謝以外にかかる費用としては、入会金や年会費、スポーツ保険代や道着・帯・袖章代などがあります。大会に出場する場合は、参加費も必要です。
少林寺拳法での親の負担は、道場への送迎や大会への付き添いがメインです。
しかし、スポーツ少年団の道場に入ると、普段の稽古や大会でのサポート役も求められることがあります。道場によっては保護者会が存在し、当番制でお茶の用意や大会時の車出しをするところもあるようです。
少林寺拳法は、相手を尊重し協力して取り組む武道なので、挨拶や返事、言葉遣いといったコミュニケーションのマナーを丁寧に指導しています。
そのため、気持ちの良い挨拶や返事ができるようになったり目上の人に正しい敬語が使えるようになったりする子が多いようです。
少林寺拳法では、脚下照顧(きゃっかしょうこ)や作務(さむ)といった心得を大切にしています。
脚下照顧とは、自分の足元(靴)をそろえることが修行に対する心構えにつながるという意味です。作務は、掃除や片付けといった作業を指し、稽古の一環として行われます。
脚下照顧や作務の心得は徹底的に指導されるため、普段の生活においても整理整頓ができるようになるでしょう。整理整頓の習慣が身につくと、学校生活だけでなく日常の中でも自己管理ができるお子さんになりますし、綺麗な状態を維持できることでストレス軽減にもつながります。
また、整った環境では、注意をそらすものが減り、集中しやすくなります。これによって、学業や仕事でのパフォーマンスが向上する可能性があります。少林寺拳法の教室に通うことでのメリットと言えます。
少林寺拳法の稽古では、パワーを必要としないため、女性や子供でもハンデなく取り組めます。
また運動神経の良し悪しも関係ないので、稽古を積めば誰にでも平等に上達するチャンスがあるのです。運動が苦手な子でも比較的安全に楽しめる武道というのが、大きなメリットになります。
心身ともに強くなってほしいと願う親御さんから人気のある少林寺拳法教室。スクスクユーザーのアンケート調査によると満足の理由は、以下のとおりです。
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スクスクが独自調査したアンケート結果によると、親御さんが少林寺拳法教室を選んだきっかけは以下のとおりです。
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子供の性格によっては、少人数のほうがのびのび取り組める場合もあります。しかし、ある程度人数がいるほうが組み手の相手が多くなるため、技術の向上に繫がりやすいでしょう。
また仲間の技を見る機会も増えるので、刺激を受けモチベーションアップにもなるはずです。
マイペースに取り組みたいのか、周りから刺激を受けながら技術を磨いていきたいのか、習う目的や子供の性格を踏まえたうえで人数を確認しておきましょう。
少林寺拳法は自己防衛のための武道ですが、突きや蹴りもあるのでケガのリスクがゼロではありません。組み手の稽古をする際は、防具を付けているか指導者が側について見守っているか、見学の際に確認しましょう。
少林寺拳法には専用の道着があります。入門時に購入する必要がある場合が多いですが、道場によっては初めのうちは貸し出しがある場合もあります。
また、道着以外に必要な防具などは通常、技の習熟度に応じて使用しますが、初心者のうちは基本的には道着だけで十分です。
少林寺拳法は、相手にケガをさせないことや、礼儀を守ることが非常に重視されています。技の練習は、段階的に安全に行われ、子供の体力や成長に合わせた指導が行われます。また、相手と協力して練習することが求められるため、無理な力を使わずに技を学べます。
多くの少林寺拳法の道場では、週に1~2回のクラスが設定されています。ただし、道場によって練習日や頻度は異なるため、通いやすいスケジュールがあるかどうか確認することが重要です。
小学生のクラスは通常1時間程度の練習が一般的です。集中力が持続する時間を考慮して、無理なく楽しめる時間設定になっています。
少林寺拳法には、子供でも昇級・昇段の制度があり、定期的に審査が行われます。技術の習熟度に応じて級や段が上がり、目標を持って練習に励むことができます。審査は道場ごとにスケジュールが異なり、子供に負担をかけないよう指導者が配慮して進めます。
少林寺拳法では、礼儀や規律を非常に大切にします。練習の始まりと終わりには必ず礼をし、相手に対する感謝の気持ちを持って技を学ぶよう指導されます。こうした礼儀作法は、武道だけでなく日常生活でも役立つ大切な習慣として育まれます。
少林寺拳法は、護身術としての要素が強く、相手にダメージを与えることを目的とせず、身を守るための技を学びます。また、体力や技の習得だけでなく、精神的な成長や自己鍛錬も重視しているため、武道の学びを通じて人格形成も目指しています。
比較的安全性が高いうえに心身の強さも育まれる少林寺拳法は、成長期の子供におすすめの習い事のひとつです。少林寺拳法で身についた精神は、日常生活にも良い影響を与えてくれるでしょう。
運動が苦手な子でも、少林寺拳法では才能が発揮されるかもしれません。安全に身体を動かせる習い事のひとつとして、検討してみてはいかがでしょうか。
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