ボーイスカウトで使えるクッカー・コッヘルセットおすすめ10選！

ボーイスカウトでは子どもの発達段階や年齢に応じて活動が異なります。活動時間や、野外炊飯の有無、作業範囲もそれぞれの年齢で異なってきます。

■ビーバースカウト：対象は小学校低学年。活動頻度は月2回で保護者も一緒に参加。日帰りの自然体験などが中心。

■カブスカウト：対象は小学校3～5年で、保護者の同伴なし。子どもたちで協力しながら目標に向かって自主的に取り組む活動が中心。ハイキングなどの野外活動が増える。

■ボーイスカウト：対象は小学校6年～中学校3年夏。より本格的で自主的に動く野外活動を通して、集団の中での役割や責任を学ぶ。夏には4泊程度の本格的キャンプも。

#ボーイスカウト #キャンプ #飯炊き
訓練テーマ③「単独での飯炊き」。これも手順と少しのコツを知っていれば実は大して難しくないのですが、その説明をした上で実践したらこの通り。おいしく炊けました～♪＼(^o^)／ pic.twitter.com/Gh9ptzijwc

— ボーイスカウト奈良第24団 (@BS_Nara24) May 14, 2019

クッカーはコッヘルとも言い、小型の鍋やフライパンのことを指します。
ボーイ以上（小学6生～）では、食器にも使えるクッカーが必要になるところがほとんどです。

支部や団によってはカブの段階からクッカーを使い始めるところもあるので、事前に入団する支部の事務局に確認しましょう。
クッカーは制服と同様で、ボーイスカウト指定のものを購入できるところもありますが、大半は各自で準備します。
すでに持っている場合は、そちらを使ってもよいとされているので、わざわざ買いなおす必要もありません。購入するなら家族とのキャンプや学校・地域の活動にも使えるものがおすすめです。

クッカー、コッヘルの素材は、アルミ、チタン、ステンレスの3種類が主流です。それぞれの特徴を押さえて、活動の内容や子どもに適したものを選びましょう。

■アルミ製：軽くて熱伝導性が高く、飯盒をはじめ、野外クッカーの定番素材。１～2人の小さいものはとくに火が通りやすく、小学生でも扱いやすいのが魅力。衝撃に弱く、焦げ付きやすい点が気になる場合は、アルマイト加工されたものがおすすめです。フッ素などで表面コーティングされたものは焦げ付きにくく、洗うのも簡単で、野外で水をたくさん使うこともありません。ただし、強い直火や衝撃でコーティング自体がはがれやすく、寿命は短めです。

■チタン製：とにかく軽いクッカーがよいなら、アルミよりさらに軽量のチタン製。軽くても傷や衝撃にも強いので、登山や釣り、トレッキングなどで岩場を歩く時にもおすすめです。ただし熱伝導性は低めで、火の通りにムラがでやすい、焦げ付きやすいなどのデメリットもあります。安定した仕上がりを求めるなら、アルミ製のほうがよいでしょう。

■ステンレス製：丈夫で、錆びにも強く、ぶつけたり落としたりした時の衝撃にも強いステンレス製。焦げ付いても落としやすく、お手入れしやすい素材です。熱伝導性は高くありませんが、保温性は高く、料理が冷めにくいのも野外ではうれしいポイント。ただし、アルミやチタンに比べて重いのがネックです。

ボーイスカウトではカブから保護者の同伴なしの活動が中心になるため、クッカーも１人用を準備するのが基本です。

ただし、家族参加のイベントやファミリーキャンプも多数企画されます。その場合も家族サイズのクッカーよりも、みんなで協力して作った料理を取り分けられる１人用が便利です。

ソロキャンパー用の1人～2人用のクッカーが、ボーイスカウト活動でも使い勝手がよくおすすめです。
家族人数分作れるクッカーが必要かどうかは、入団する支部に尋ねてみましょう。

#ボーイスカウト #朝食 #カルボナーラ
朝食のメニューは「にんにくたっぷりカルボナーラ」と「1晩寝かせた熟成カレー」となっております。しっかり作って食卓に並べてから思いましたが朝からヘビーすぎないかねこれ。だれだーーーメニュー考えたやつはだれだーーーワシだーーー。すまん……すまん…… pic.twitter.com/82Z9nD44zv

— ボーイスカウト奈良第24団 (@BS_Nara24) May 14, 2019

調理器具はかさばるので、体の小さいお子さんには持ち運びが負担になります。荷物の多い野外活動ではとくに、収納性や携帯性にすぐれたコンパクトなものがおすすめです。
取っ手が折り畳め、大小の鍋やフライパンがスタッキングできたり、入れ子状に収納できるセット商品が最適です。ボーイスカウトでも、取っ手付きでスタッキングできるものが推奨されています。
ぴったりサイズの専用収納袋が付きなら、子どもでも片付けやすく、バックの中でバラけることもありません。

クッカーの形は使いやすさや持ち運びやすさに関わります。子どもが調理や食事をしやすい形を選びましょう。

■丸形
クッカーの形は丸型で、適度な深みがあるものが基本です。丸形は熱が均一に伝わりやすく、ご飯やスープなど様々な料理に対応しやすい形です。

フライパンにもなる蓋と、深さのある鍋のセットが便利です。丸形は食器としても使いやすく、ご飯やスープもきれいにすくいとれ、洗いやすいのも魅力です。持っても置いても安定感があるので、小さいお子さんにもおすすめです。

■角型
角形クッカーではご飯も炊け、煮炊きから焼き物までできるメスティンと呼ばれるタイプか、ソロキャンパーにも大人気。大小サイズを入れ子にでき、収納性や携帯性にも優れています。
ただし、四隅に熱が行き渡りにくいことや、食べるときに飲みにくい、すくいにくいというデメリットもあります。また、安いもののなかにはアルミのバリが取れていないものがあるのも要注意。食器として子どもが使った時に口や手を怪我しないよう、紙ヤスリをかけて滑らかにするなどの手間が必要です。
最近では、人気のメスティンでいろんな料理を作って楽しんでいる支部もたくさんあるので、メスティンが気になる人は問い合わせてみましょう。

■浅型と深型
浅型と深型の鍋がセットになったタイプは、バーナーなどを収納できるので、ソロキャンパーにも人気です。浅型は鍋としても簡易なフライパンとしても使え、深型はパスタをゆでるときなどにも便利です。

楽天レビュー順TOP10から算出したところ、クッカーの平均価格は5,334円でした。
材質やセット内容の数にもよりますが、5,000円前後で野外活動で子どもが安全にアウトドアクッキングを楽しめる、基本的なスペックを満たしたクッカーが見つかります。

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購入後にアルミ独特の匂いが気になる人、使用による焦げ付きや変色を防ぎたい人は、シーズニングをしておきましょう。
シーズニングによってアルミ鍋の表面に酸化被膜を作ります。シーズニングの方法は、油通しや野菜くずを炒める方法が一般的です。
アルミ鍋の場合は、以下の手順でシーズニングしてください。

①米のとぎ汁を煮立てます。
②米のとぎ汁をクッカーに入れ、沸騰したら火を弱火にして10分から15分くらい煮ます。
③煮終えたらとぎ汁を捨て、水洗いをしてしっかり乾燥させて完了です。
簡単にできて匂いも消え、使い勝手もよくなるので、ぜひ試してください。

クッカーはそれ自体が食器として使えるので、準備物が少なくて済むのがなによりのメリットです。
他には箸、スプーンとフォーク、飲み物用のカップがあれば十分です。
カップはマグカップよりも、シェラカップと呼ばれる取っ手付きでスタッキングできるものがかさばらなくておすすめです。

クッカーとおそろいのシェラカップのセット商品もありますので、ぜひチェックしてください。アルミやチタン、ステンレス製のシェラカップは水汲みや簡単な野外調理にと多用途に使えて便利です。

ボーイスカウト活動で、野外炊飯が初めての子どもにも使い勝手がよく、持ち運びにも便利なクッカー、コッヘルを紹介しました。

自然の中で、少ない道具で工夫しながら調理すること・食べることは、子どもたちの大きな成長につながります。子どもたちの成長を促す道具選びの参考にしてください。

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