ストレッチで体を柔らかくすることは、運動能力の向上やケガの予防に効果的です。そのため園の体操の時間や小学校の授業にも、ストレッチは積極的に取り入れられています。しかし、正しくできている子はごくわずかしかいないのだそう。そう仰るのは、広島県福山市で体育教室『パワフルキッズ』を運営するひで先生です。間違った方法ではいくらストレッチしても体は柔らかくならないのだそう。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、ひで先生のYouTubeより体を柔らかくする正しいストレッチのやり方について紹介します。
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目次
ストレッチのなかでも代表的なのが、床に座って両足を伸ばし前屈する長座体前屈。簡単なストレッチに見えますが、間違った方法で体を伸ばしている人が多いと、ひで先生は仰います。
ひで先生
長座体前屈のポイントは、次の3つです。
①膝を伸ばす
②両方の足先をぴったり揃える
③両足の小指を手前に寄せるイメージ
膝を曲げないよう意識している人は多いと思います。NG例として意外と多いのが、足先が左右にパカッと開いていることです。
体をしっかり伸ばすためには、両方の足を揃えることが大切なのです。
そこで、足先が広がらず小指も手前に寄せられる方法として、ひで先生はある方法をおすすめしています。
ひで先生
長座の状態で両手を組んで輪っかをつくり、前屈しながら揃えた両足の上のほうにひっかけましょう。そうすると足先が閉じて、小指の向きも手前に寄せられます!
足を大きく開いて前屈する開脚ストレッチ。小さな子どもは、180度近く足を開いて前屈できることもありますよね。この開脚ストレッチにも、重要なポイントがあるそうです。
ひで先生
開脚ストレッチのポイントは、次の3つです。
①膝を伸ばす
②足の指は上向き
③前屈のときに背中を丸めない
前屈をするとき、足首を前に倒してしまったり背中を丸めてしまったりする子をよく見かけます。足の付け根をしっかりストレッチするためには、指先は上向きで背中を真っすぐに保ちながら前屈しましょう。
足の付け根を床に押し当て、あごを床につけるイメージで前屈するとうまくできますよ。
前屈してもまだ余裕がある場合は、自分の両足を手でさらに押し広げていくと、ストレッチ効果がより高まるのだそう。
また、左右に体を倒してストレッチするときも気を付けることは同じだそうです。お腹を太ももにつけるようにして、背中を伸ばしながら左右に体を倒しましょう。
ジュニアアスリートのママパパは、家で子どものストレッチを手伝うこともあるかもしれません。じつは補助役の人も、間違った方法でやってしまっているケースが多いのだとか。
ひで先生
たとえば開脚ストレッチの場合は、まず親御さんの両腕を子どもの内ももあたりにくっつけて足の指先が上を向くよう補助します。
また前屈の補助で子どもの背中を上から押す人をよく見かけますが、背中ではなく腰のあたりを押しましょう。腰を押さえることで足の付け根がしっかり床につき、ストレッチ効果が高まるからです。
さらにひで先生は、体がとくに柔らかい子に向けたおすすめのストレッチと補助方法をYouTube内で紹介しています。
ひで先生
体が大きいと補助が難しいため、小学校3~4年生くらいまでの子におすすめの上級ストレッチです。足が180度ひらく子をさらに柔らかくします。
①開脚している子どもの後ろに座り、子どもの足の上に親御さんの足を乗せて膝が曲がらないように固定する。
②子どもの足首を持ち上げ、ゆっくり後ろにひいてさらに開かせる
③そのまま10秒静止する
これで体の柔軟性はさらにアップしますので、ぜひ試してみてください!
ストレッチは簡単そうに見えますが、効果を発揮するには細かいところまで注意を払う必要があるようです。小さいうちから正しいストレッチを習得して、ケガ予防に役立てたいですよね。
またストレッチは、体調を整えたりリラックスできたりと大人にもメリットがあります。正しいやり方を覚えて、親子で習慣にしてみてはいかがでしょうか。
今回取材にご協力いただいた、ひで先生の運営する『パワフルキッズ』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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