子どもにプログラミングを習わせようと調べているママ・パパは「ロボット」と「スクラッチ」2つのタイプがあることに気付くかと思います。両者の違いは何なのか、初心者が始めるにはどちらがよいのか、知識がないと選択するのも難しいですよね。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)はエンジニアとして働くママ、こるさんのブログ『こるぷろ』に注目!ロボットとスクラッチ、それぞれのプログラミングの特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。
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目次
ロボットプログラミングは、電子パーツを組み合わせてロボットを作り、動かしたり制御したりすることで仕組みを学ぶそうです。
こるさん
モーターやセンサーを組み込んだロボットに命令を出して動かします。
この命令部分にプログラミングを使っていて、ロボットの動きを通して物理的にプログラム結果を確認します。
こるさん曰く、パソコンやタブレットを使わずに、ロボットの動きを制御できるものもあるのだとか。
こるさん
ただロボットプログラミングの多くは本格的に取り組もうとすると、パソコンこそ不要なものの、タブレットは必須という印象です。
子どもにはまだPCやタブレットを使わせたくない、家にPCもタブレットもないけれどプログラミング教育を始めたいときは、ICT機器を使わないロボットプログラミング教材を選ぶとよいですよ。
ロボットプログラミングでは、さまざまな大きさのパーツを組んだり、ケーブルにセンサーやバッテリーを繋いだりする作業があります。作業するうちに細かい動きに慣れ、手先が器用になるのだそうです。
こるさん
指先を動かすことは脳の活性化にも繋がるので、子どもだけではなくママ・パパにもおすすめです!
自分の好きな形のロボットが作れたら、子どもも夢中になりそうですよね!ロボットプログラミングは「こんな形も作れる」「こんな動かし方もできる」という発見が多いのも魅力のひとつだそうです。
こるさん
ブロックを自由に組み立てることで、考える力や創造力が養われますよ。
その見た目から子どもの興味をひきやすく、周りの友達とも楽しさを共有しやすいロボットプログラミング。他のプログラミング教材と比較すると「学習のモチベーションが保ちやすい」と、こるさんは仰います。
こるさん
自分で作ったものが動いたときの嬉しさは格別です!そのためトライ&エラーにも挑みやすくなります。
こるさん曰く、ロボットを動かすためにはモーターやセンサー、LEDなどさまざまな電子パーツを扱うのだそう。
すべてのパーツの役割を把握しながらロボットの仕組みを考えるので、思考力や問題解決力などを身につけるのにも役立つとされているそうです。
他の習い事と比較すると、ロボットプログラミングにかかる初期費用は高額だそうです。
こるさん
ロボット教材は、モーターやセンサーなどの電子パーツが含まれているため費用がかかります。教室に通う場合でも、教材費には数万円かかることが多いです。
教室に通う場合、初月はロボットキット代と月謝を合わせて5~10万円程度は考えておいたほうがよいのだとか。
習い始めるときは子どもが楽しんで続けられそうか、レッスンや教材の内容は高度すぎないか、事前に確認しておくことが重要ですね。
そもそも子どもがロボットに興味がないと、高額な初期費用も無駄になってしまいます。初めのうちはロボットが目新しくて夢中になるかもしれませんが、好奇心が続くかどうかは判断が難しいところ……。
子どもが興味を持ちだしたら、検討期間を長めにとって様子を見てみるとよいかもしれません。
スクラッチプログラミングは、PCやタブレット上のブロックを繋げてプログラムを作り、キャラクターを動かすことで仕組みを学ぶのだとか。基本動作のプログラムを学べば、自分でゲームを作ることもできるそうです!
こるさん
スクラッチとは、ブロックを使ってプログラミングをする子ども向けのプログラミング言語で「ビジュアルプログラミング」とも言われています。PCやタブレットを用いてプログラミングを行うのが特徴です。
スクラッチプログラミングは、PCとインターネット環境さえあれば初期費用はそこまでかからないと、こるさんは仰います。
こるさん
「Scratch Desktop」というアプリをインストールすれば、オフラインでも無料で利用できますよ。
こるさん曰く、スクラッチプログラミングの習得は「基礎固め」にも効果的だそうです。
こるさん
プログラミングの基礎になる「アルゴリズム」が一通り身につくのは、スクラッチプログラミングのメリットです。これが身につけば、どのプログラミング言語にも応用できます!
アルゴリズムとは、特定の問題を解決するための手順や処理方法を意味します。プログラミングの力を向上させるためには、アルゴリズムの習得が欠かせないようです。
スクラッチプログラミングの初期段階では、すでに登録されている画面上のキャラクターを動かすだけなのだとか。
しかし上達すれば、自分で背景を設定したり、自分が描いた絵をキャラクターとして登録したりもできるそうです。
こるさん
スクラッチによるビジュアルプログラミングは、ロボットプログラミングよりも自由度が高いのが特徴です。
またオンラインコミュニティがあるので、自分が作った作品を見てもらったり他のユーザーの作品を見たりしながら、世界中の人と一緒に学ぶこともできますよ!
たくさんの人に自分の作品を見てもらえることは、モチベーションアップにも繋がりますよね。世界中の人とコミュニケーションがとれ、刺激がもらえる習い事は少ないでしょう。
独学での習得を目指したり、教室に通いつつ家でも練習したりする場合は、自宅にPCとインターネット環境が必要です。
こるさん
PCやタブレットを一度用意してしまえば、教材は無料のアプリやサイトが使えます。費用はかかりますが、これを機にネット環境を用意するのもよいかもしれませんね。
家でスクラッチプログラミングを学びたい場合、親も多少の知識は必要だとこるさんは仰います。
ロボットプログラミングはキットに作り方が付いていますが、スクラッチプログラミングはできることの幅が広いため説明書のようなものはなく、知識がないと参考書を一冊選ぶのも苦労するそうです。
こるさん
参考書が決まっても子どもに本を渡してそのまま……というわけにはいきません。自宅で学ぶ場合は、教える側もある程度理解しておく必要がありますよ。
せっかくなら子どもと一緒に楽しむつもりで、ママ・パパもプログラミングにチャレンジしてみるのもよいかもしれませんね!
本格的にプログラミングを習わせようとすると、それなりに費用もかかるので慎重になりますよね。どうしても判断に迷うときは、数千円の比較的安価なロボットキットを買ってみたり、自宅にPCがあれば無料のスクラッチアプリをダウンロードしたりして子どもの反応を伺ってみてはいかがでしょうか。
子どものやる気を促すために、教材選びから一緒に楽しんでみるのもよいかもしれませんよ!
今回、取材にご協力いただいたこるさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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