野球は日本で圧倒的な人気を誇るスポーツです。テレビで活躍するプロ野球選手の姿に憧れ、習い始める子も多いのではないでしょうか。そこで今回習い事スクスクでは、野球教室の特徴や習うメリット、気になる月謝や保護者の負担などをまとめてみました!お子さんの習い事に野球を検討している親御さんは、参考にしてください。
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目次
野球を始める年齢は、少年野球チームの方針などにより異なります。一般的な少年野球チームは年中から、スポーツ少年団やリトルリーグなどは小学生からが目安です。幼児期から習うメリットは、教わったことを吸収するスピードや運動能力の向上が早いことが挙げられます。
しかし、チームメイトとコミュニケーションをとり、ルールや戦術を深く理解できるようになる6~7歳から始めても遅くはありません。
ちなみに大谷翔平選手がリトルリーグのチームに入ったのは小学2年生、元メジャーリーガーのイチローさんがスポーツ少年団に入ったのは小学3年生だそうです。
もちろん幼児期からバットやボールに触ったり、ほかの習い事で体力をつけたりしていたそうですが、幼いときに習っていなくてもプロになれる可能性は十分にあります。
野球を習う場合は、スポーツ少年団やリトルリーグに所属するほか、民間の少年野球チームに入団する選択があります。それぞれの特徴を知り、子どもに合うのはどの形式か検討しましょう。
・軟式ボールを使う
・月謝が比較的安い
・近所の公園や学校で練習をする
・チームメイトは同じ小学校の生徒が多い
・野球経験のある保護者や地域のボランティアが指導している
・硬式ボールを使う
・月謝や道具の費用が高め
・スポーツ少年団よりチーム数が少ない
・元プロ野球選手が指導するチームもある
・いろいろな小学校の子どもが集まって結成されている
・軟式ボールを使う
・早くて3歳から入会できる
・平日でも指導を受けられる
・元プロ野球選手が指導するスクールもある
・バッティングやピッチングに特化したスクールもある
野球教室の月謝の目安は、入る団体によって異なります。
・スポーツ少年団:2,000円前後
・リトルリーグ:5,000円前後
・野球スクール:5,000~10,000円程度
そのほかに、入会金や年会費やスポーツ保険料、選手登録費などがかかる場合もあります。
最近は廃止するチームもあるようですが、スポーツ少年団やリトルリーグでは、保護者の当番制で選手の救護係や遠征時の車出し、会場テントの設置などを任されることがあります。
また、練習や試合で土日祝日がすべて埋まり、家族で気軽に出かけられないことも多いようです。
野球スクールは、費用はかかるものの上記のような保護者の負担は少なめなので、心配な方はスクールを検討するよいでしょう。
野球は、試合開始前と終了後に整列し、脱帽してあいさつをする習慣があります。礼に始まり礼に終わるスポーツであり、球技のなかでも礼儀には厳しいと言えます。
そのような環境に身を置き、目上の人への接し方やあいさつの仕方を身をもって学ぶことで、子どもたちは礼儀正しさを身につけられるでしょう。
野球はピッチャーやバッター、キャッチャー、ファーストなど一人ひとりの役割が明確です。自分が役割を果たさなければ失点に繋がってしまうので、プレッシャーはありますが責任感が強くなります。
野球は、1球ごとに状況が変化します。そのため、常に頭を回転させて次の作戦を考えなければなりません。さまざまなパターンを予測してプレーしなければ勝てないため、自然と思考力が鍛えられます。
スポーツ少年団やリトルリーグでは、チームによって練習頻度が異なります。基本的に土日祝日は練習するところがほとんどですが、なかには平日に朝練や夕練があったり、長期休暇中は平日の日中に練習をするチームもあります。
家族のスケジュールにも影響するので、入会する前に練習の頻度は確認しておきましょう。
習い事は、コーチ次第で上達スピードが変わってきます。そのため、コーチのキャリアや指導方針を知っておくことは重要です。
楽しく野球ができればよいのか、それとも本気でプロを目指したいのか、子どもが目指すレベルを決めたら、その目標とマッチするコーチやチームを探しましょう。
民間の習い事としての野球は、送迎以外保護者の負担はほとんどありません。しかし、スポーツ少年団やリトルリーグの場合、遠征時の送迎手配や練習時の撮影、飲み物やお弁当の手配などチームによってさまざまな役割があります。
なかには「自由参加」としながらも、暗黙の了解で参加せざるを得ないケースもあるようです。可能であれば、すでに入会しているママたちから話を聞けるとよいでしょう。
野球のボールには、硬球と軟球があります。硬式野球では子どもから大人まで同じサイズのボールを使う一方、軟式野球は年代に合わせてサイズと重さが異なります。
野球のバットは、身長を基準に長さを選びます。たとえば身長110~120cmなら、64~68cmのバットが目安です。重さに関しては明確な基準がないので、素振りをして子どもが握りやすく振りやすいものを選びましょう。
ただ、チームによってはバットの貸し出しを行っているところもあるようなので、購入前に確認するとよいかもしれません。
グローブは、軟式用と硬式用があります。また、ピッチャー用やセカンド・ショート用、サード用と分かれていて、ポジションごとに大きさや形も異なります。
さらに右利き用と左利き用もありますが、字を書くときは右利きだからといってボールも右手で投げるとは限りません。事前に子どもに確認してから購入しましょう。
野球用シューズは種類が多いため、初心者はどれを選べばよいか混乱しがちです。低学年の子どもの場合は、足の甲を覆うアッパー部分が柔らかく、マジックテープでしっかり固定できるものがおすすめです。
すぐにサイズアウトしそうだからと言って大きめのものを買うと、思うように動けません。必ず、いまの子どもの足にフィットするものを選びましょう。
野球の練習着は、ベーシックなデザインであれば通販でも購入できます。チームで統一する必要があるので、事前にチームの規定を確認しておきましょう。子どもの成長は早いため、少し大きめを選ぶのがおすすめです。
野球を習うと、練習で休みがなくなってしまったりコーチに叱られたりと大変なこともありますが、子どもが得られるものは多くあります。そこで身についたことや一緒に過ごした仲間との絆は、大人になってからも子どもの支えとなってくれるはずです。
もし子どもが「野球をやってみたい!」と言ったら、まずはチームの練習を見学しに行ってみてくださいね。
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