かつては数種だった通信教育ですが近年どんどん種類が増え、タブレット学習などコンテンツも豊富になってきました。とくにここ数年はコロナ禍により「自宅でできる習い事」が脚光を浴び、その中心的な存在である通信教育も注目を集めています。そこで今回習い事スクスクでは、実際に通信教育を取り入れているご家庭の保護者の声などを参考にそのメリットや選び方のコツなどをまとめてみました。
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目次
手軽に家庭で取り組める通信教育は対象年齢も幅広く、他の習い事で忙しい親子も両立しやすいのが魅力です。
習い事スクスクが0歳から12歳の子どもを持つ保護者を対象に行ったアンケート調査でも、4位という結果で5位の学習塾をわずかに上回っており、家庭でできる故の人気の高さが伺えます。
通信教育のメリットはなんと言っても家でできること。保護者としては送迎の必要がなく、子どもとしても移動時間がないことや、思い立ったタイミングで学習を行えることは大きな利点です。
アンケート調査でも「子どもの年齢が上がってくると塾が終わる時間も遅くなり、夜道の不安や生活リズムが狂う心配があるため通信教育に切り替えた」という声がありました。
通信教育を使っている保護者の多くは「塾ほどがっつり勉強をさせようとは思わないけど最低限授業にはついていけるようになってほしい」と考える方が多いようです。
しかし、なかには思った以上にお子さんが勉強に目覚め「自ら100点を取るために頑張るようになった」という嬉しい声もありました。
また塾とは違い、決まった曜日ではなく毎日コツコツ継続できることから「学習習慣がついた」「学校が休校になったときに助かった」といったように、日々の勉強に役立てている様子も見て取れました。
かつては小学校準備からという印象が強かった通信教育ですが、最近は0歳から行えるものも増えてきました。たしかに0歳児を連れて教室へ通うことは親の負担もかなり大きく、赤ちゃんも慣れない環境で無理せずに、自宅で学習を始められるのはありがたいですよね。
とはいえ、子どもが赤ちゃんのうちは教育まで手が回らないという家庭も多いため、通信教育を始めるのは3歳からという人が多いようです。入園前から通信教育を行うことで、幼稚園生活を不安なく始められるかもしれません。
同じ理由で、小学校が始まる直前の6歳から通信教育を取り入れたという方も多いです。3歳、6歳というとまだまだ新しい環境に慣れるには時間がかかる年代のため、自宅という慣れた環境で無理なく幼稚園や小学校で必要な能力が身につけられるのは嬉しいですね。
通信教育は運営会社によって料金のばらつきはありますが、小学生向けのものだと大体月5,000円以下のものが多い印象です。各教材の詳しい月謝については後述しますが、高額なものでも月10,000円を超えるものはほとんどありません。
学習塾の場合、テキスト代や夏期・冬期講習などを含めると月20,000円弱かかるため、フラットに月5,000円程度で済む通信教育はかなりお手頃価格と言えます。
自宅ででき月謝も手頃で始めやすい通信教育ですが、その種類は非常に多く月謝や教科も異なるため、何を基準に選んだらよいか分からないという方も少なくないでしょう。
通信教育は塾のように講師がいて教えてくれるのではなく、おうちで自ら取り組む必要があるため子どものモチベーションを保つことが不可欠です。このため、子どもが無理せず一人で行えるものを選ぶのがおすすめです。学習レベル、苦手な教科などを加味して、お子さんに合った教材を選んであげられるとよいですね。
ここからは各教材の月謝と特徴を紹介していきます。取り扱っている教科、学習レベルについても触れていきますので、ぜひお子さんに合うか判断する際の参考にしてください。(各コース価格は2023年2月現在の価格となります。価格に対しては改定されている場合もあります)
進研ゼミの教科数は学年によって異なります。とはいえ、必須教科は全てカバーしてくれるためこれ一つでも安心感があります。学習コースは紙のテキストで学ぶ「チャレンジ」とタブレットで学ぶ「チャレンジタッチ」があり、月謝はどちらのコースも共通で小学1年生は3,180円、6年生は5,830円です。
また、毎月「赤ペン先生」が国語・算数の2教科の記述問題を添削してくれたり、課題を完了するともらえるポイントでは努力賞プレゼントと交換することができるなど、お子さんの勉強意欲が高まるサービスが付いています。
しまじろうで人気の0歳~6歳向け『こどもちゃれんじ』の月謝は、コースにより多少変わりますが2,000円前後で始めることができます。
※上記金額は12カ月分を一括払いした場合の1カ月当たりの金額です。
スマイルゼミは紙教材はなく、タブレット特化型の通信教育です。教科数は進研ゼミと同様必須教科ですが、習熟度は教科ごとではなく全教科通しての設定となっています。
標準クラスの月謝は進研ゼミと同程度で、さらに難度の高い応用問題を学べる発展クラスはプラス550円で受講できます。また、追加料金がかからない無学年学習サービス『コアトレ』では、お子さんの理解度に合わせて幼児~中学3年生レベルまでの学習ができるため、苦手な科目はさかのぼり、得意な科目は先取りして学んでいくことができます。
幼児コースの月謝は3,278円。年中・年長から始められ、ひらがな・カタカナ・かず・時計など小学校入学へ向けて学んでおきたい項目が詰まっています。
※上記金額は12カ月分を一括払いした場合の1カ月当たりの金額です。
Z会は1年間同じ担任指導者が見守る「担任指導者制」をとっており、子ども一人ひとりに寄り添った丁寧な指導・添削が魅力です。月謝はタブレットやオプション講座の有無によって異なりますが、小学1年生では3,344円~5,434円、6年生では選択する教科数にもより2,090円~9,240円。また3年生~6年生では中学受験コースもあり、レベルの高い教育を受けることも可能です。
幼児コースは年少から始めることができ、月謝は年少で2,090円、年長で2,717円です。五感を使って考える実体験とワーク学習により、自ら楽しんで学んでいける教材となっています。
※上記金額は、学年末までの費用を一括払いした場合の1カ月当たりの金額です。
スタディサプリは動画授業を中心とした学習サービスです。有名講師陣の動画が見放題にも関わらず、学年問わず月額2,178円と料金が安いのは非常に魅力的。
ただ他教材でみられるタブレットの配布はなく、テキストもダウンロードまたは有料購入のため、子どもが使える通信端末とテキストを印刷できる環境が必要となります。
教科書に沿った学習が紙ベースで行える小学ポピーは、6年生になっても3,800円という低価格と、追加料金のなさが魅力。タブレット学習ではありませんが歴史ある確実な学習法は口コミの評価も高く「通信教育で学校の授業についていけるようにしたい」というお子さんにおすすめです。
幼児ポピーは2歳~6歳のお子さん向けで、年齢別に月額980円~学べます。また年中~小学3年生向けの『ポピーkids English』は3つのレベルに分かれており、それぞれ一律1,540円となっています。絵や文字をタッチすると英語の単語や表現が聞ける音声ペン付きなので、遊び感覚で楽しく英語に触れていけます。
※上記金額は12カ月分を一括払いした場合の1カ月当たりの金額です。
小学校の算数学習に特化したタブレット教材、RISU算数。データ分析を駆使してお子さんのレベルにあった問題や動画を見ることができます。
基本料金は2,750円とお手頃ですが、進めば進むほどかかる利用料は最大9,350円とかなり高額です。算数が得意なお子さんだとゲーム感覚でどんどん進めてしまうため注意が必要です。
年中から学べる幼児向けサービス『RISUきっず』もタブレット学習ですが、費用は1カ月あたり2,750円(12カ月分一括払い)のみで、追加料金は一切かかりません。
小学館のまなびwithが2021年4月から新形態となったのが、名探偵コナンのキャラクターたちと謎解きを通して学習していく名探偵コナンゼミです。思考力を鍛えられるといった長所がある一方「コナンを知らないと興味が持てない」「謎解きが難しすぎる」といった声もありました。
テキスト教材だと2,650円~、PDFダウンロード版なら1,320円~と学習レベルの高さの割にお手頃価格なのは魅力的ですね。
ここまで、通信教育のメリットや選び方を紹介しました。自宅でできる気軽さが魅力の通信教育は、時間的拘束や保護者の負担が少なく、月謝も手頃なので「2つめ以降の習い事」として活用している方も多いようです。
お子さんのレベルに合った通信教育を選べば学習のモチベーションが上がり、成績アップも十分に期待できます。無料でお試し教材をダウンロードできるところも多いので、十分吟味してお子さんに合う教材を見つけてくださいね。
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