習い事としてプログラミングを始める子も多くいますが、プログラミングが子どもにとってどのような効果があるのか気になるママパパは多いのではないでしょうか。そこで今回習い事スクスクでは、プログラミング教室の特徴や効果(メリット)、そして月謝や保護者の負担など、子どもの習い事でプログラミング教室を選ぶ際のポイントをまとめました!子どもの習い事でプログラミングを学ばせようか迷っているママパパはぜひ参考にしてみてください。(取材協力:みらいごとラボ)
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目次
タブレットを使ってロボットに動きを指示している様子
AI(人工知能)とは、人間の知能を人工的に再現したものです。人間と同じような目で人や障害物を認識する技術など、データからパターンを認識し、AIが経験・学習をして自動的に成長していく技術です。
これだけ聞くと少し怖いイメージを持つママパパもいるかもしれません。しかしAIは人間の生活を便利に、そして豊かにしてくれる、日本の将来に欠かせない最先端の科学技術なんですよ。
一般的にITは「情報科学技術」と言われています。画像や動画、音声などをデジタルの情報として扱う技術のことです。イメージが湧きづらいかもしれませんが「画像や動画などの情報をどのように活用するか考える技術」といったイメージです。
先程登場したAIですが、じつはAIを扱うこともITのなかに含まれます。人工知能を私たちの生活にどう活かしていくか、技術者たちは日々研究を重ねています。
AIやITに続き、本題のプログラミングについて説明します。
プログラミングとは、コンピュータに「こう動いてほしい」と指示を出すことです。具体的には「コンピュータに希望どおり動いてもらうためのプログラムを作る」こと。
プログラムは聞いたことのあるママパパも多いですよね。料理のレシピや仕事のマニュアルと同じで「やるべきことが順番通りに書かれている指示書」のことです。プログラミング教室では、子どもたちが実際にパソコンやタブレットを使って指示書、プログラムを作り、ITスキルを身につけていきます。
ロボットの動きを修正中……
10年前は約750校しかなかった子ども向けのプログラミング教室ですが、2024年現在は日本国内で約1万教室以上となっています。2020年度より小学校の授業でプログラミング教育が必修化され、2025年からの大学入学共通テストに「情報」が追加されることなどから、需要が高まっていると考えられます。
人気のあるプログラミング教室の一つ「QUREO(キュレオ)」は日本全国に約3,000教室を展開するなど、プログラミング教育の需要は年々増加しており、各地で多くの教室が開設されています。
近年、エンジニアやIT人材と呼ばれる、ITを開発・利用できる人材の不足が心配されています。経済産業省の調査によるとIT人材の不足は、2030年には約79万人に拡大すると予測されています。(参考:経済産業省-IT分野について)
こうした背景からも「子どもの将来に活かすことができるように」と、幼少期からプログラミング学習にふれさせるママパパも増えてきているようです。
プログラミング教室の授業では「何となく作業を進める」ということはできません。次のステップへ進むために、着実に一つひとつの作業を進めていく必要があります。
問題が起こったときには原因を考え、問題を小さなステップに分解し、順序立てて解決していく……。こうした経験を積むことで論理的思考が身につき、また「自分で考えて問題を解決する力」も養っていけます。
プログラミング教室に通うと、成果発表などで人前に立って発言する機会が多くあります。自分の考えや学んだこと、気づいたことを分かりやすく伝えることで発言力・発信力が身につくことはもちろん、大勢の人の前で意見を主張できる度胸も身につきます。
プログラミング教室で習得したプレゼンテーション能力は、将来社会に出ても活かすことができそうですね。
プログラミングは単なるコードの記述にとどまらず、自分のアイディアを形にする楽しさがあります。たとえば簡単なゲームやアプリを作る授業では、子どもたちは自分の発想を自由に表現することができます。このような体験を通じて、創造力を刺激し育んでいけるでしょう。
プログラミング教室では、ロボットやアプリなどお子さん自身の手でものを作り出すカリキュラムが多く用意されています。
実際に教室へ通っている子からは「ロボットやゲームを自分で作れることが楽しい」「将来はゲームを開発するゲームプログラマーになりたい」という声もあがっています。
「自分で作った」という達成感を味わうことで、お子さんの自信にも繋がっていきそうですよね。何より、お子さんが楽しんでプログラミングを学べることが一番大切と言えそうです。
IT業界は今後も成長が期待される分野であり、プログラミングスキルを持つ人材の需要は高まっています。子どものころからプログラミングに親しむことで、将来のキャリア選択肢が広がるだけではなく、IT関連の職業に対する理解も深めていけます。
全国各地に教室を構えているプログラミング教室のほとんどは曜日・時間が固定されています。
年代別でクラス分けがされており、初心者用のコースも開講されているので「難しくてついていけない」などの心配もなく安心して授業に取り組むことができそうです。
また、成果発表やロボットの全国大会では、人前でプレゼンテーションをする機会もあります。なかには夏休みなどの長期休暇を利用して、ロボット合宿やサイエンスツアーに参加できる教室もあるそうです。
無料体験を実施しているプログラミング教室がほとんどなので、一度お近くの教室をチェックしてみてはいかがでしょうか。
大手の塾では、プログラミングの授業を開講している教室もあります。年単位でカリキュラムが構成されており、年代別でクラス分けされているプログラミング教室がほとんどです。
無料体験レッスンでは、実際にお子さんがロボットを組み立てたり動かしたりできるようですよ。ママパパの参加も可能なので、お子さんの反応を見て習い事としてプログラミング教室を選ぶかどうかじっくり検討できそうですね。
生徒数は平均的に6名~10名前後のプログラミング教室が多いようですが、なかには定員5名までという少人数制を取り入れている教室もあります。
プログラミング教室で指導している講師は、プログラミングの専門知識がある人ばかりです。大学で情報や電気工学などの知識を身につけた人やIT企業に勤務経験のある人も多く、なかにはプログラミング競技大会の世界大会出場経験者がいる教室もあります。
続いて、気になる月謝の相場や保護者の負担などをチェックしてみましょう!
■入会金
約5,000円~15,000円
「無料体験から1週間以内に入会した人は入会金無料」などの特典つきのプログラミング教室もあるようです。
■月謝
約6,000円~12,000円(月2回90分程度)
回数制を取り入れているプログラミング教室もあるようです。
■教材費
各プログラミング教室独自のテキストを使用しているところが多く、テキスト代が入会金に含まれていない場合もあります。
■ロボットキット購入費
授業で使用する組み立て式のロボットキットは、入会金とは別に購入が必要な教室もあります。教材費とあわせてこちらも事前にチェックしておくとよさそうですね。
■教室運営費やパソコン、タブレットのレンタル費
数百円~数千円とプログラミング教室によってさまざまです。レンタル費に関しては、月謝に含まれているプログラミング教室が多いようです。
プログラミング教室を選ぶ際には、子どもの興味やレベルに合ったカリキュラムを教えてもらえるかが重要です。初心者向けの教室や、すでにプログラミングの基礎を理解している子ども向けの上級クラスなど、お子さんに合った教室・コースを探しましょう。
お子さんが楽しんで続けるためには、先生との相性や教室の雰囲気も確認しておきたい大切なポイント。個別指導の落ち着いた環境で学べる教室や、グループでお友達とコミュニケーションを取りながら進められる教室かなど、教室によって雰囲気はさまざまです。
気になる教室が見つかったら、まずは見学会や体験教室に参加してみましょう。
お子さん(8歳)がプログラミング教室に通っているという、神奈川県横浜市在住のT.Nさんにインタビューをしました!
T.Nさん
子どもがトイブロックで遊ぶことが好きだったので、好きなことを活かして何かを学べたらいいなと思い選びました。
T.Nさん
課題が難しくなるにつれて、トライ&エラーを繰り返し、問題を見つけて解決するプロセスを自然と身に着けているように感じます。
また、すぐに諦めずに粘り強く取り組めるようになったことも、プログラミング教室に通って成長した部分だと思います。
T.Nさん
タブレットの準備と教材(トイブロックのプログラミング対応のキット)の購入が必要だったため、初期費用が高かったことです。
また、月謝も他の習い事と比べると高めです。
プログラミングという言葉だけではどんなことを学べるのかイメージが湧きにくく「習い事として通わせるのはどうなんだろう?」と不安に感じるママパパもきっといると思います。
しかしプログラミングは論理的思考力が身につくだけではなく、創造力が育まれたり、人前で自分の考えを発信できるようになったりと、お子さん自身の成長や将来に役立つことも多い習い事です。多くの教室が体験教室や見学会を行なっているので、気になった方はぜひ一度お子さんと体験してみてください。
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