小学校3年生になると習字の授業が始まり、書道セットが必須になります。最近では、金額も手頃なことからイオンのブランド「トップバリュ」の書道セットに興味を持つママも多いようです。そこで今回スクスクでは、書道歴9年のママスタッフが自身の子どもと実際にイオンの書道セットを使い、学校の授業で使うことができるのかレビューしてみました!
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目次
小学校3年生になると、習字の授業が始まります。
それにあたり早い学校では、2年生のうちから書道セットの載ったチラシが配られます。
学校で斡旋している書道セットは3,000~4,000円くらいのモノが多く、「少々高いのでは?」と感じているママもいるようです。
Twitterにはこんな声が上がっていました。
来たよぉ〜書道セット販売のお知らせ。すごい高いものじゃないけどそれほど使わない事を考えるとやっぱりモヤモヤする。デザインも。学校で貸し出して個人では筆だけ買わせりゃいいじゃんとか思う。 pic.twitter.com/J4zo3IbcB5
— 蜘蛛爺 (@kumomadoka) June 8, 2020
学校指定の書道セットはお洒落なモノが多くラインナップも豊富ですが、定価で販売されているために金額が高いと感じる人も多いようですね。
そもそも、書道セットの平均価格はどの程度なのでしょうか。
まずは全体的な相場を知るため、スクスクは学校指定・インターネット通販・イオン(トップバリュ)の3種類に分けて平均価格を調査してみました。
楽天のレビュー件数順に上位10件の書道セットの価格を調べてみたところ、平均価格は3,786円という結果になりました。
なるべく手頃な金額で書道セットを購入したいと考えるママたちの間では、イオントップバリュの書道セットが人気なようです。
今日はイオンで書道セットと絵の具セットそれぞれ700円で買えた〜。子供3人いると、もう柄とかどうでもいい。 pic.twitter.com/M6YtDdBwi8
— 椎茸林檎 (@0_rei_0_) October 12, 2020
学校指定やインターネット通販と比較するとラインナップは少ないようですが、柄や色にあまりこだわらない、金額重視のママに選ばれやすい傾向にあるようです。
今回スクスク編集部は、イオンへ足を運び、書道セットを購入しました。
文房具売り場に設けられた書道コーナーには、半紙や筆などの書道用のアイテムがズラリと並べられています。
撮影:SUKU×SUKU編集部
こちらが今回購入した書道セットです。バッグはポリエステルでできており、薄くてとても軽そうな印象です。
(実際に中身を全て取り出してバッグだけを持ってみると、とても軽かったです)
撮影:SUKU×SUKU編集部
開閉部分はチャックになっており、書道用品が収められています。
(筆者は右の写真のような、パカッと開けるようになっているタイプをイメージをしていたので、これはちょっと意外でした)
撮影:SUKU×SUKU編集部
撮影:SUKU×SUKU編集部
ここでちょっと、「半紙や新聞紙を入れるとパンパンにならないかな?」という疑問が・・・
半紙と新聞紙をバッグに入れてみます。
撮影:SUKU×SUKU編集部
思ったよりもパンパンにならず、新聞紙も半紙も折りたためば問題なく入れることができました。
今回、書道教室に通う小学1年生のF君に協力してもらい、普段使っている書道セットと比較してみることにしました。
画像を並べて比較してみましょう。
撮影:SUKU×SUKU編集部
撮影:SUKU×SUKU編集部
【イオントップバリュ(左)】
・太筆
・細筆
・筆巻き
・文鎮
・下敷き
・硯(すずり)
・中皿
・墨
・墨汁
・半紙ばさみ
・水さし
【F君の書道セット(右)】
・太筆
・細筆
・筆巻き
・文鎮
・下敷き
・硯(すずり)
・中皿
・墨
・墨汁
イオンの書道セットと、F君が使っている書道セットの内容を比較してみたところ、違いは水差しと半紙ばさみが入っているかどうかの2つでした。
ちなみに水差しと半紙ばさみが入っていたのはイオンの書道セットの方で、F君は普段書道教室でどちらも使っていないとのことでした。
水差し・・・固形墨を擦る際に硯に水を入れるために使用するモノです。しかし最近では授業で水から墨を擦ることをしない学校も増えているようで、水差しは必須ではないようです。
半紙ばさみ・・・文字を書いた半紙を挟んで保管するモノです。あれば便利かもしれませんが、新聞紙でも代用可能です。
では実際に、F君にイオンの書道セットを使って文字を書いてもらいたいと思います。
(今回使うのは太筆のみ)
撮影:SUKU×SUKU編集部
たっぷりと墨汁を付けて、早速書いていきます。
(筆を持った感じは今使っている筆とあまり変わらなそう・・・)
撮影:SUKU×SUKU編集部
2画目でかすれはじめました。
思わずF君、「なんか、墨がすぐなくなっちゃう・・・」
そう言いながら墨をつけ足し、合計2回墨をつけ、書き終えました。
F君が実際に文字を書いているところを側で見ていて、実際に書道を習っていたママはどう感じたのでしょうか。
・F君が普段使っている筆よりも軽い
・筆の毛がすぐに抜けて気になる
・墨をたっぷりとつけているのにかすれるのが速い
筆以外の道具の感想としては、
・墨汁は問題なく使える
・硯が軽すぎて固形の墨を擦るのは難しそう
・下敷きがズレやすい
・筆巻きの耐久性が少し心配
墨汁は問題なく使えそうですが、硯の材質がプラスチック製なのかな?と思うほど軽く、固形の墨を擦るのは難しそうという印象でした。
撮影:SUKU×SUKU編集部
ですが実際に硯に水を入れて固形墨を使って擦ってみると・・・まったく問題なく擦ることができました!
また、下敷きは現在F君が書道教室で使っているモノと比べると薄くペラペラとした印象です。(実際に手に取ってみてもとても軽い)
半紙がズレないかな?と心配でしたが、F君が普段使っている下敷きと比べるとズレやすいものの、問題なく使用することができました。
撮影:SUKU×SUKU編集部
筆巻きは不織布のような素材でできており、長く使っていると破れたりしないかな?と少し気になりました。
もしかすると買い替えが必要になるかもしれませんね。
撮影:SUKU×SUKU編集部
結論、イオンのトップバリュの書道セットは、学校の授業のためだけであれば使うことができると思います。
現在の学習要領では、年間30時間程度の授業数を盛り込むこととされていますので、多くても週1回学校の授業だけに使うのであれば問題ないかなと感じました。
ですが、筆についてはおそらく数回使うと毛が抜けてきて書きづらくなるので、早いうちに筆のみ買い替えが必要になるかと思います。
太筆は数百円から売られていますので、筆のみ買い替えたとしてもコスパは良いと言えるでしょう。
今回スクスク編集部としては、「イオンの書道セットは小学校の授業のみに使うのならおすすめできる」という結論になりました。しかしながら、「書道教室でも使いたい」「本格的に書道をさせたい」というお子さんには耐久性や質などを考えると不向きかなと感じました。
100均で道具を揃えるのには抵抗があるし、かといって高い金額の書道セットを購入するのは気が引ける・・・というママにはちょうどいい金額と内容だと思いますので、気になるママはぜひ実物を手に取ってみてくださいね。
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