子どもが小学生くらいになると、習い事に行く時間も遅くなってきます。1人で行動できるようになっていても、夜道や交通量の多い道を歩かせるのは心配ですよね。よって多くのママ・パパが忙しい合間をぬって習い事の送迎をしていますが、その負担もかなり大きい様子……。送迎の度に、さまざまなストレスを感じているようです。そこでSUKU×SUKU(スクスク)は、522人の保護者を対象に習い事の送迎ストレスについてアンケートを実施。ストレスの内容や解決策について、調査しました!送迎をしているママ・パパは、他の方たちがどのように乗り切っているかぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
スクスクのアンケート調査の結果では、63.2%の保護者が「習い事の送迎をしている」と回答しています。次に「送迎しておらず、子ども1人で通わせている」が22.2%「送迎を必要としない習い事をさせている(オンライン講座や通信教材など)」が14.5%という結果でした。
画像作成:SUKU×SUKU編集部
ちなみに送迎しているママ・パパたちは、どのようなことをストレスに感じているのでしょうか。具体的な内容を調査してみました。
・終わる時間が毎回バラバラ。(45歳/子ども10歳)
・待ち時間にすることがなくて困る。(37歳/子ども8歳)
・家に帰るには時間が足りず、終わるまで待たないといけない。(36歳/子ども10歳)
早く家事を終わらせたいのに、何もできない時間があることに対してストレスを感じてしまう方が多いようです。
・自分の時間がなくなる。仕事を早く切り上げる必要がある。(40歳/子ども12歳)
・習い事がある日は自分の予定を入れられない。(42歳/子ども11歳)
・仕事場から急いで向かわないといけない。(35歳/子ども9歳)
・送迎時間に合わせて都合をつけなければならない。(47歳/子ども12歳)
・仕事の時間とかぶると習い事を諦めざるを得ない。(36歳/子ども8歳)
勤務中に習い事の時間が迫ってくると、突発的な業務が発生しないことを祈るばかりですよね。共働き世帯にとって、仕事と習い事の調整は切実な問題です。
・0歳児を一緒に連れて行かなければならないのが大変。(36歳/子ども7歳)
・下の子が昼寝をしていないとグズるので大変。(40歳/子ども6歳)
・下の子たちを置いていくのが気がかり。(30歳/子ども10歳)
・ほかの兄妹の送迎やパパの帰宅時間とかぶる。(41歳/子ども12歳)
・赤ちゃんがいるからバス停まで一緒に連れて行くのが大変。(37歳/子ども9歳)
・兄弟で習っていても時間が異なるので時間に追われ忙しい。(43歳/子ども12歳)
小さな兄弟がいる家庭は、上の子の習い事に生活リズムを合わせなければなりません。ましてや習い事をしている間、ずっと待っていなければならない場合は、ミルクやオムツなどの荷物も増え、準備だけでもひと苦労です。
・駐車場が狭い。(31歳/子ども5歳)
・駐車場が混み合って車を停められない。(38歳/子ども12歳)
・送迎用の駐車場がない。(37歳/子ども6歳)
・駐車場までの道が車1台しか通れないので、反対側から車が来るとバックで駐車場まで戻らないといけない。駐車場自体も狭く、生徒が多いクラスだと路駐しないといけない。(44歳/子ども10歳)
駐車スペースのわりに生徒数が多い教室では、送迎時間になると駐車場渋滞を起こすことも。路上で待機することも近隣の目が気になり、毎回気が重くなる方が多いようです。
・道の混雑状況によって早く着きすぎたり、遅刻しそうになったりする。(44歳/子ども10歳)
・道が混む日があり、いつもなら間に合う時間に家を出てもギリギリになってしまうことがある。(40歳/子ども10歳)
習い事に行く時間と帰宅ラッシュが重なる場合、どうしても渋滞に巻き込まれてしまいます。ちょうど良い時間に着けないことでストレスを感じている方が多いようです。
・雨の日の送り迎えが大変。(40歳/子ども9歳)
・車だと行きにくいので雨の日は困る。(39歳/子ども10歳)
雨の日は道路も駐車場も混むので、普段より早く家を出なければなりません。よって家事の時間は、さらに削られることに……。
・徒歩10分弱ですが、道中暗いので危ないと思い送迎している。(47歳/子ども12歳)
・事故にあわないか不安。(45歳/子ども12歳)
・事件に巻き込まれないか心配(46歳/子ども11歳)
とにかくママ・パパが心配なのが、事件や事故にあわないかということ。どんなに忙しくても送迎せざるを得ない一番の原因でしょう。習い事の教室から送迎場所まで離れている場合は、その間の道のりすら心配になる方もいるようです。
・ほかの保護者とのコミュニケーション。(38歳/子ども8歳)
・ほかの保護者との会話がめんどくさい。(44歳/子ども11歳)
・保護者同士集まるのが面倒。(45歳/子ども10歳)
習い事のあとは早く帰りたいと思っても、保護者同志の雑談の輪から抜け出せず気疲れしてしまう方も多い様子。そのうち子ども同士も遊びだしてしまい、帰宅時間が大幅に遅れてしまうことも少なくないようです。
・公共の乗り物代がかかる。(42歳/子ども11歳)
・有料パーキングに停めるのでお金がかさむ。(30歳/子ども4歳)
遠方だったり駐車場がなかったりする習い事の場合は、月謝に加え送迎にかかる費用も軽視できません。習い事を決めるときは、交通費のことも考慮しておきたいですね。
このように習い事の送迎には、さまざまなストレスがつきものです。世間のママ・パパたちはどう乗り切っているのか、工夫していることを聞いてみました。
・家族にも手伝ってもらう。(40歳/子ども12歳)
・下の子を祖父母に預かってもらう。(33歳/子ども5歳)
・お友達のお母さんと協力して送迎している。(42歳/子ども12歳)
・友達の車に乗せてもらう。(40歳/子ども12歳)
・ファミサポにお願いしている。(39歳/子ども11歳)
近所に祖父母が住んでいたり、同じ習い事をさせているママ友がいたりする場合は、手伝ってもらう方が多いようです。
実家や知り合いに頼れず、仕事が終わる時間も遅い場合は、地域のファミリーサポート制度に相談してみるのもいいかもしれません。
・待機場所を決めている。(40歳/子ども12歳)
・30分以上早く終わるなら自分で歩いて帰ってきてもらう。できなければ待ってもらう。(38歳/子ども11歳)
・待ち時間を少なくするために終了時間をLINEしてもらう。(43歳/子ども12歳)
・行ける範囲ならなるべく1人で行ってもらう。(40歳/子ども11歳)
小学校高学年であれば、習い事の場所や時間帯によっては1人で行かせている方もいます。送迎するにしても1人で行かせるにしても、ルールを決めて子どもとの連絡は常にとれる状態にしているようです。
・夕飯は朝に作ってしまう。(35歳/子ども4歳)
・時短料理や作りおきをする。(37歳/子ども10歳)
・習い事を待つ間はスーパーへ行き夕飯を買う。(36歳/子ども12歳)
送迎の時間は、夕飯の準備をする時間とかぶりがちです。夕方の忙しさを減らすために「あらかじめ準備しておく」「習い事の日は外食や買ってきたお惣菜で済ませる」という声が目立ちました。
・キッズスマホを持たせる。(45歳/子ども12歳)
・GPSを持たせる。(42歳/子ども12歳)
・一緒に出かけるときに交通ルールを教える。(42歳/子ども12歳)
・教室への行き方と注意する場所を教える。(34歳/子ども6歳)
どれだけ準備しても心配なのが、事故や事件に巻き込まれること。防犯対策として、小学校入学と当時にキッズスマホやGPSを持たせるママ・パパは増えています。
また習い事までの道を一緒に歩いて危ない場所を教えたり、交通ルールを教えたりしている方も多いようです。
・習い事先を変えた。(38歳/子ども11歳)
・曜日を変えた。(48歳/子ども11歳)
・送迎しやすい近所の習い事にした。(34歳/子ども6歳)
・オンラインの習い事に変えた。(46歳/子ども11歳)
ママ・パパの負担の少ない曜日や時間帯に習い事を変えたり、習い事先を近所に変えたりした方もいました。なかには、オンラインでできる習い事に変えて送迎をなくした方もいます。
親子で納得いく教室が見つかれば、思いきって習い事自体を変えてしまうのもひとつの手かもしれませんね。
習い事の数が増えると、費用面の負担だけでなく送迎ストレスも増えることは避けられません。とはいえお迎えに来るママ・パパが不機嫌になっていたら、子どももつらいですよね。
習い事は、親子そろって前向きに取り組めることも大切です。送迎があっても無理なく家族のスケジュールが回るかどうか、事前にシミュレーションしておきましょう!
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