柔道や空手に比べ競技人口が少ない合気道。そもそも合気道とはどのようなことをするのか、合気道を子どもに習わせると何が身につくのかご存知でしょうか。今回スクスクでは、愛知県豊田市の合気道豊田葵道場さんが発信する稽古日誌ブログから、知られざる合気道の魅力をご紹介します。
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目次
合気道には、勝ち負けを決める試合がありません。「人と争わない武道」として昭和に生まれた現代武道であり、2018年の時点では、世界約140か国に合気道組織、団体が存在しています。
日本以外にも合気道の魅力は広まっており、護身術としての有効性も人気の理由。先生の指導内容が理解できれば、小さな子どもでも始められる武道です。
合気道は柔道や空手と何が違うのか、合気道豊田葵道場の稽古日誌では、こう語っています。
合気道豊田葵道場
「合気道」が「柔道」や「空手」と違う点は、3つあります。
1.試合がない(勝ち負けにこだわらない)
2.稽古の方法が違う(型稽古中心である)
3.怪我が少ない(試合しない、受身重視)
また合気道はお互いに技を掛け合い、痛みを分かち合うことで自然に相手を思いやる心が養われます。「合気道」を通してお互いを尊重し、感謝し合う心を培えます。
試合がないことに驚くパパママもいるかもしれません。そして勝ち負けがないのであれば、何を目標に稽古しているの?と気になる方もいるのではないでしょうか。
合気道には技を披露する「演武大会」があります。また柔道や空手と同様、級段位制なので審査もあります。演武大会で賞を受賞することや、審査で昇級、昇段することが日々の稽古のモチベーションとなるのです。
合気道の審査では、審査員の前で自分の習得した型を披露し、評価されます。審査の間いかに集中力を維持できるか、正しく型を習得できているかがカギとなるので、戦う相手は自分自身なのです。そのため、内気な性格で人と競うのが苦手なお子さんでも、合気道はレベルアップしやすい習い事といえます。
また合気道は運動神経の良し悪しに関わらず、誰にでもできる習い事としておすすめなのだとか。
合気道豊田葵道場
子どものクラスでは覚えやすく動きが大きい、安全な技を指導します。そのため運動が苦手なお子さんでも、楽しく怪我なく合気道の技が習得できます。
また身体が弱いお子さんや、元気がありあまっているので発散したいお子さんにもおすすめです。合気道の稽古を通じて、挨拶や整理整頓など礼儀作法も身に付きますよ。
怪我が少なく、マイペースに稽古できることが合気道のメリット。人と競い、勝ち進むことによってやる気が出るタイプの子には、もしかしたら物足りなく感じるかもしれません。
勝負の場があることでモチベーションが維持できるお子さんもいるので、人と競わない合気道の特徴がお子さんの性格に合っているのか、見極めが必要ですね。
合気道は相手の力を利用して技をかけるので、肉体的な強さは不要。身体の大きさや力の強さが技にまったく影響しないので、老若男女が平等に楽しめる武道です。
年を重ね、体力が衰えても技を極め続けられる魅力があります。全身を動かすので身体によいのはもちろん、精神面にもよい影響があると、合気道豊田葵道場さんは語ります。
合気道豊田葵道場
合気道は全身運動なので、運動不足解消になります。最近は小さいうちから身体が固いお子さんが多いですが、準備体操でストレッチすることによりお子さんの怪我への耐性も養われます。
さらにお互い倒したり、倒されたりすることで相手を思いやる気持ちが育まれますよ。
合気道は相手の動きや気配を読んで、相手と一体化することが大切です。自分本位の動きではお互いに技を繰り出せないため、自然に相手のことを考えられるのだとか。
合気道を習得することで他者への思いやりの心が育ち、お子さんの精神力もまた揺るぎのないものになるでしょう。
合気道豊田葵道場
合気道は体格や体力に関係なく、いつでも始められます。稽古を通じて心と身体を鍛え、己を磨くことが目的なのです。
相手と呼吸を合わせ、お互いを高め合う気持ちで組み合う合気道。競争心より、相手への思いやりが育つ習い事といえます。
運動が苦手でおとなしい性格だけれども、身体を動かす習い事を子どもにさせてあげたい!と思ったら、合気道を体験してみるとよいかもしれません。
稽古の内容や進め方は、各道場によって方針も違うため、見学や体験を経てから入門してみてはいかがでしょうか。
幼いうちに合気道で培った精神力は、大人になってもお子さんの心の糧となりますよ!
今回、取材にご協力いただいた合気道豊田葵道場の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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