ピアノを習っていると、発表会に出る機会があります。今まで練習してきた成果を家族や友達に見てもらえる一大イベントですが、習い始めて間もないと「うちの子にはまだ早いのでは?」と心配になる親御さんが多いようです。そこで今回習い事スクスクは、埼玉県所沢市で『みやもとピアノ教室』を主宰する宮本理恵先生のブログに注目!ピアノ初心者さんの発表会への向き合い方について紹介します。
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目次
ピアノを習って1年未満でも「発表会に出てみませんか?」と、先生からお誘いを受けることがあります。まだ最後まで弾ける曲がない場合「早すぎるのでは?」と思いますよね。
それなのに、なぜ先生はピアノの発表会に出ることをすすめるのでしょうか?宮本先生は、その理由についてこう仰います。
宮本先生
発表会は、だいたい数カ月後の話です。講師は生徒さんがその頃どのくらい上達しているかをイメージしたうえで、声をかけています。
発表会という目標があると、ピアノの上達に差が出ます。音楽的にも人間的にも成長のチャンスなので、どうか逃さないでほしいという気持ちですすめているのです。
「発表会に出ることで、子どもは多くのものを得られる」と仰る宮本先生。先生が子どもの力を見据えて声をかけてくれたのならば、チャレンジする価値はありそうですよね。
宮本先生
ぜひお子さんと講師を信じてください。親御さんはどうか前向きに、夢をもってお子さんを応援してほしいと思います。
発表会に出ると決まれば、次は曲選びです。先生が決めてくれる場合もあれば、自分で選べる場合もあります。
せっかくの機会なのでかっこいい曲を弾きたいと思うかもしれませんが、背伸びが必要な曲を選ぶのはおすすめできないと宮本先生は仰います。
宮本先生
「発表会の曲の練習に追われ先生も家族も厳しくなってきて、ピアノが嫌いになった」
「発表会の曲が仕上がらなくてドタキャンした」
など、実力以上の曲を選ぶとこのような悲しいケースもあるのが、ピアノの発表会です。
発表会は普段のレッスンの延長上にあります。特別な場所ではありますが、特別な曲ではなくてもよいことを知っておいてくださいね。
かつて宮本先生の教え子だったAちゃん。1年前の発表会ではイヤイヤながらも、先生とお親御さんのすすめで発表会に出たそうです。
しかし次の年はコロナ禍でレッスンが十分に受けられなかったにも関わらず、自ら「発表会に出たい!」言ったのだとか。
宮本先生
Aちゃんは、前年のステージでの成功体験があったので「今年はあまりレッスンを受けていないからまた今度にしたら?」と親御さんが言ったにも関わらず、本人は発表会に出たいと言ったのです。
特別な曲ではなく、すぐ弾けるような曲で発表会に出てもよいのです。コロナ禍でイベントが減り目標も失われつつあるなかで、子どもが成長できる場所は大切にするべきだと思います。
発表会の舞台に立った経験は、子どもに大きな達成感と高揚感を与え、自信にも繋がるといいます。
練習を重ねて上手に弾くことももちろん大切ですが、初心者であれば舞台にあがり1曲弾ききるだけでも立派なこと。先生がすすめてくれたのならば、成長のチャンスととらえて前向きに検討してみてよいかもしれません。
うちの子にはまだ早いと思っても、子どもは案外前向きなケースもあります。もし出られる機会があるのなら、子どもと先生を信じてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
発表会に出た経験は、そのあとのピアノ練習にもきっとよい影響を与えてくれはずです!
今回、取材にご協力いただいた宮本先生の『みやもとピアノ教室』 の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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