キャンプをしたりハイキングをしたり、なんとなく野外で活動しているイメージがあるボーイスカウト。しかし具体的な活動内容や、子どもにどのようなことが身につくのか、わからないママパパも多いのではないでしょうか。そこで今回習い事スクスクでは、茨城県にあるボーイスカウト取手第3団のブログから、ある日のキャンプ活動についてご紹介します。
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目次
団によって違いはありますが、ボーイスカウトにはさまざまな野外活動があります。
・釣り
・登山
・キャンプ
・ハイキング
・アウトドア料理
・野外プログラム(工作やロープワークなど)
このほかに街頭での募金運動や地域の清掃活動などありますが、主に野外活動を通して、社会性や自主性、協調性などを育むのがボーイスカウトの特徴です。
世界中にいるボーイスカウトのメンバーたちは「そなえよつねに」の合言葉をモットーに、活動しています。この言葉は「何が起きても必ずやり抜くための準備を怠らない」を意味しているのだそうです。
そして子どもたちはボーイスカウトの活動を通して、非常時に対する心構えや、緊急事態に役立つ知恵と知識を楽しみながら習得していきます。
ボーイスカウトに入ることで、どのような環境でも子どもがたくましく乗り越えられるようになったら、親としても嬉しいですよね。
ボーイスカウトで行われる活動のひとつに、キャンプがあります。家庭などで実施するファミリーキャンプなどは、キャンプをすること自体が目的ですが、ボーイスカウトの
キャンプは、子ども達の成長のための手段となるのだそうです。
このキャンプは、毎回テーマが設定されているそう。たとえばある日のボーイスカウト取手第3団では、このようなテーマでキャンプをしています。
海老原副長
今回のキャンプのテーマは「森について考えよう ~自分でできる環境保護~」です。
このキャンプでは、リサイクルや環境を意識して取り組む目的があります。
ボーイスカウトのキャンプは、みんなでテントに泊まって食事をするだけではありません。毎回テーマに沿った課題に取り組むことで、子どもたちは楽しみながら学びを深めているそうです。
また自主性を大切にするボーイスカウトのキャンプでは、テントの設営や食事の支度も子ども達が主体的に行います。
たとえばテントを張る場合、「自分たちが使うテントを決められた時間内に設営する!」などのミッションもあるのだとか。
海老原副長
テント設営の技術も必要ですが、制限時間を設けることで時間管理の重要性も学べます。
子どもたちは制限時間内にテント設営を完了させるため、仲間同士で協力したり、作業効率を考えて動くのだそう。テントの設営ひとつとっても、協調性や計画性など身につくものは多いですね。
ボーイスカウトには、FSCジャパン(日本森林管理協議会)とコラボした、環境保護を学ぶプログラムもあるそうです。エコロジーについて学んだ子どもたちは、米を炊くのに火を起こす際も、薪を無駄使いしないように考えて行動するのだそう。
海老原副長
キャンプで自炊するために薪を3束用意していましたが、2束余りました。子どもたちが、森林資源を節約することで環境保護に繋がると学んだ効果が出ていると感じましたね。
森林・林業体験学習などの活動もあり、日頃から自然と触れ合う機会が多いボーイスカウトの子どもたち。日々の野外活動で感じる気持ちや経験が、自然を守る行動に繋がるのですね。
キャンプではプログラムの一環として、子どもたちが少人数のチームに分かれ、ミッションに挑戦することも。このミッションも「そなえよつねに」を意識した内容になっています。
たとえば骨折した手を支えるためのギプスをネッカチーフとビニール袋を使って作ったり、ロープワークで学んだ「巻き結び」の知識を基に、麻縄と木材で弓を組み立てるなど。知識がなければ、大人でもクリアするのは難しいでしょう。
子どもたちは仲間同士で知恵を出しあい、次々とミッションをクリアしていくそう。ボーイスカウトの活動で頭を使い、手を動かすことに慣れている子どもたちには、今後困ったことが起きても身の回りのもので対処できないか、考える力が備わっていることでしょう。そして学んだ知識や経験が、いつか自分自身や周りの人たちを助けるのに役立つかもしれません。
ボーイスカウトでは、野外でのグループ活動を通して自主性、リーダーシップ、仲間への思いやりなど、社会人になっても必要とされることが学べます。
学校や家庭では経験できないアクティブな活動や、生活に役立つ知恵や知識を習得することは、子どもにとっても財産となるでしょう。また自然の中で活動することで、森林の伐採やゴミのポイ捨てなど環境問題に気づくきっかけとなり、日常生活において環境に対する意識が変わるかもしれません。
楽しいだけではなく、これから社会で生活するうえでも大切なことが学べるボーイスカウト。お子さんの習い事の選択肢として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいたボーイスカウト取手第3団の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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