インドアでもフリークライミングに取り組め、高いトレーニング効果が期待できると人気のボルダリング。今では、子どもの習い事としても人気スポーツの一つとなっています。今回SUKU×SUKU(スクスク)では、ロッククライミングジムZENさんのブログから、子どもがボルダリングを習うことで期待できる効果をご紹介します。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
つい登りたくなる大小さまざまなカラフルなホールドが、子どもから大人まで幅広い層のチャレンジ精神や攻略心に火をつけるボルダリング。最近では子ども向けのジムや教室も増え、年齢や発達段階、レベルに合ったコースでトレーニングできるようになりました。
ボルダリングで鍛えらえるのは身体だけではありません。アスレチックのように楽しみながら課題に取り組む中で、知性やさまざまなスキルや力が身に付けられると、知育や教育の分野でも注目されています。ロッククライミングジムZEN代表の小森さんはさまざまな効果が期待できると仰います。
小森さん
ボルダリングは楽しみながら運動できて、なおかつ身体だけではなく、頭も鍛えられるのでお子さんにおすすめのスポーツなんです!
ボルダリングは全身を使ってコースを登るので、体幹のほか、日常生活では鍛えにくい筋肉を楽しく体を動かしながら鍛えることができるそう。やみくもで自己流の登り方ではすぐにダウンして課題が達成できないので、体力を消耗しない効果的で柔軟な身体の使い方も身につきます。
「ボルダリングで鍛えた体幹や柔軟性は、どんなスポーツにも応用できるため大いに役立つはず」と小森さんはブログ内で語っています。
小森さん
コースによっては子どもの身長では、手や足が届きにくい場合があります。
そんなとき、身体を大きく使って精一杯動かすことで肩甲骨や股関節が柔軟になります。
ボルダリングは、力まかせに登るだけでは課題をクリアできない、奥の深いスポーツです。そのため、小森さんは「ボルダリングによって子どもたちの思考力が鍛えられる」と語っています。
コースを登っていく際に、まずどのホールドを使うか、どちらのホールドに足をかけるかなどの作戦を立てることをオブザベーションといいます。
オブザベーションを繰り返し、目標が達成できなければ「どうすればよいか」、「こちらのプランではどうか」と考える中で、自然と論理的に思考する力が鍛えられ、習慣として身についていきます。
オブザベーションは、子どもはもちろんのこと、大人でも集中するときのスイッチをONにしてくれるのだそう。
小森さん
子どもたちは「課題を完登する」ために頑張ってオブザベーションします。
ボルダリング以外でも、目標を達成するために集中し頑張る力が身につくはずです!
上述した思考力にも通じる部分ですが、小森さん曰く、ボルダリングをすることで(人生の)壁にぶつかったときに「できない」「わからない」と諦めることなく、「どうしたらできるのか」と解決のために考え、行動できるようになるのだそう。
ボルダリング教室では子ども一人一人の発達やレベルに合った難しすぎずやさしすぎない課題について考えるので、難しすぎて挫折してしまうこともありません。
「行き当たりばったり」や「やりっぱなし」では、たまたまコースをクリアできても、上達のための筋力や思考力などのスキルが身につきません。
また、子どもの場合は、課題がなかなかクリアできないと飽きるのも早いもの。子どもたちに達成感や喜びを味わってもらうためには、思考力や技術を積み上げることが大事です。
そのためには発達段階やレベルに合った課題に取り組みながら、「次はこうしてみよう」と改善策を考える力がとても大事です。
ボルダリングは個人競技のイメージがありますが、じつはコミュニケーション能力や協調性のスキルがとても重要。
一つの壁に対して同時に登れるのは一人までなので、同じ壁に登っている人がいたら、譲り合いも必要なのだそう。
また、同世代だけでなく、幅広い世代の人と一緒に楽しめるのもボルダリングの大きな魅力。
教室では、自然と異年齢の人たちとも話すようになるため、コミュニケーション能力が身につくようです。
小森さん
ボルダリング教室では、同じコース(課題)に取り組んでいる子がいれば声をかけて、お互いにアドバイスをするなど、一緒にコースを登ることもよく見る光景です。
身体能力向上のほか、子どもから大人まで生涯にわたって必要な思考力やスキルが楽しみながら身につくボルダリング。運動不足の解消も兼ねて子どもと一緒に習いたいと思ったママやパパも多いのではないでしょうか。ボルダリングは年齢を問わず楽しめるスポーツなので、親子で取り組める教室もあります。ぜひ、お近くのボルダリング教室をチェックしてみましょう!
今回、取材にご協力いただいた「ロッククライミングジムZEN」の詳細は以下のリンクからご覧ください
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります