ボルダリングは、壁に取り付けられたホールドを登るクライミングスポーツです。まもなく開催される東京オリンピックの正式種目でもあり、いま注目度が高まっています。今回SUKU×SUKU(スクスク)では、愛知県長久手市で「クライミングジム ソレイユ」を運営する田邊さんのYouTubeから、子どもや初心者でも楽しめるボルダリングのコツについて紹介します!
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目次
今回SUKU×SUKU(スクスク)がピックアップしたYouTubeはこちら。
「クライミングジム ソレイユ」を運営する田邊さんが、子どもや初心者でも楽しめるボルダリングのコツについて解説しています。
初心者はもちろん経験者の子どもたちも、基礎を振り返ってボルダリングを上達させましょう!
ボルダリングには、ホールドをつかむための握力が必要だと思っているママ・パパも多いのではないでしょうか。じつは初級クラス程度であれば、握力を必要とするコースはほとんどないそうです。田邊さんも、小学生程度の握力しかないのだとか……
田邊さん
上級者になると力が必要なコースも出てきますが、初心者のうちは非力でも登れます!ホールドは「握る」より「引っかける」意識で登ると楽ですよ。
力を重視するスポーツではないため、小さな子どもでも楽しめそうですよね。ボルダリングで必要なのは、力よりもバランス感覚だそうです。
田邊さんいわく、腕力に頼ると体力を消耗してすぐに疲れてしまうのだとか。足の力も意識しながら、全身をバランスよく使うことで登りやすくなり、腹筋や背筋、体幹も鍛えられるそうです。
田邊さん
手足の力を使うことで、楽に壁を登れます。省エネで登れるため、たくさん練習もでき上達が早くなりますよ!
初心者にありがちなのが、足全体でホールドに乗ってしまうこと。体は安定するものの、自由に動ける範囲が狭まるため、次のホールドに手が届きにくいそうです。また土踏まずでホールドに乗ると、滑り落ちやすいのだとか。
田邊さん
ホールドに乗るときは、必ずつま先で乗ることを意識しましょう。
クライミングシューズはつま先で乗るように作られています。つま先で乗ると体の可動域が広がり、遠いホールドにも手が届きます。
YouTube 3:07~ つま先での乗り方
つま先で登っていても、次のホールドに手が届かなくなる場合もあります。そのようなときは「カウンターバランス」を取って体の向きを変えれば解決できる!と、田邊さんはおっしゃいます。
田邊さん
「カウンターバランス」とは、体のバランスを均等にするための動きのことです。
たとえば、左手でホールドをつかんだときは右足でホールドを踏み、右手で次のホールドを取りに行きます。このとき左手と左足でホールドを捉えていると、体の重心が左半分に偏り、右手が遠くまで伸ばしづらくなります。
対角の手と足でホールドを捉えることで、体のバランスが均等に取れ、安定した体勢を取れます。
YouTube 4:20~ 体の向きの変え方
オブザベーションとは、「観察」を意味します。ボルダリングは、どのルートで登るか事前にイメージすることが重要です。オブザベーションを行うことで、失敗したときのルート改善ができ、上達につながります。
田邊さん
どこのホールドを使うか考え、登りながらもルートを確認しながら登るので頭を使います。ホールドを眺めながら、どのように登っていこうか考える時間もボルダリングの楽しみのひとつです!
ボルダリングは、3つの道具があれば始められます。初めのうちは、ボルダリングジムでレンタルしてみるのがおすすめです。服装はTシャツにハーフパンツなど、動きやすいものがよいでしょう。
ボルダリングは、普段の靴よりやや小さめのサイズを履くことで体が安定します。平らな靴底のフラットタイプと、つま先が下がっているダウントゥタイプがありますが、初心者には足が疲れにくいフラットタイプがおすすめです。
チョークには手の汗を吸う役割があり、ホールドから手が滑り落ちるのを防ぎます。粉末や液体、固形タイプなど種類もさまざま。ジムによっては使用NGの形状もあるので、持ち込む際は事前に確認しましょう。
チョークを入れておくためのバッグです。床に置いて使う「置き型タイプ」と、クライミング中も使えるように腰から下げて使う「腰型タイプ」があります。クライミング中に片手を離しチョークを付け直すのは難しいので、初心者は置き型のチョークバッグを選びましょう。
近頃はボルダリング用の壁が設置されているショッピングモールや公園もあり、身近なスポーツになってきています。
必要な道具が少なく、力がなくても楽しめるため、誰でも始めやすいボルダリング。まずは一度、体験してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいたクライミングジム ソレイユの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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