運動会で盛り上がる競技のひとつである綱引き。縄が1本あれば大人も子どもも簡単に楽しめますが、運動会でしかやったことがない人がほとんどではないでしょうか。あまり身近な存在ではない綱引きですが、じつは子どもの身体能力を伸ばすのにぴったりな運動なのだとか。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、富山県高岡市にある『悟空Jr.アスリートスクール』のブログに注目!綱引きで育まれる子どもの能力について紹介します。
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目次
綱をしっかり握って引き続けることは、握力アップに効果的だと野原さんは仰います。握力が向上すると、野球やテニスなどの球技も上達するうれしい効果があるのだそう。
野原さん
握力が上がると、投球が力強くなります。またバットやラケットを握る力も強くなるので、ボールを打ち返すときに打ち負けしにくくなるのです。
強く踏ん張りながら低い姿勢を維持する綱引きは、足腰を鍛えるのにもぴったり。最近の子どもたちは、和式トイレを使わないため足腰を使う機会が減り、筋力が低下気味だと野原さんは仰います。
野原さん
和式トイレのときは日常的に深く屈伸していましたが、洋式トイレに変わったことで足腰を使わなくても生活できるようになってしまいました。
足腰は強い力を生み出す源です。何もしないと衰えてしまうので、綱引きなど運動で強化することは大切なのです。
野原さん曰く、どのスポーツでも「力を出したい方向におへそを向ける」ことは爆発的なパワーを生み出すために欠かせないのだとか。
綱引きのときもおへそが正面を向いた状態で引っ張らないと、力が分散してしまいパワーが出ないそうです
野原さん
顔が前を向いていてもおへそが横向きでは、体の力をひとつに集めきれず解放していることになってしまいます。
野球のバッティングやピッチング、テニスなどあらゆるスポーツで、おへその向きは大切になってきます。ぜひ綱引きを通して、正しい体の使い方を身につけてください。
綱引きにも正しい練習方法があると仰る野原先生。力を最大限に出す練習として、まずは座った状態で姿勢を整えることから始めるそうです。
野原さん
綱引きは3つのステップに沿って練習しましょう!
①足をまっすぐ伸ばして床に座る
②利き手と反対の手を前にして綱を握り、脇に挟む
③おへそは正面に向け、そのままうしろへ倒れるようにして綱を引っ張る
背中の上側を使って、綱を引っ張る感覚をつかんでください。それができたら今度は三角座りで引っ張り、その次はしゃがんだ状態、最後は立って綱を引きましょう。
野原先生曰く、体勢を変えても、おへその向きは常に正面を向いていることが重要なのだとか。力が入り過ぎておへそが横を向いたり顔がうしろを向いたりしないように、気を付けましょう。
綱を買っても、綱引き以外に使い道がないのでは?と思う人もいるかもしれません。そこで野原さんは、綱を使ったさまざまなトレーニング方法をブログ内で紹介しています。
野原さん
①床に縄を置いて、そのうえを裸足で歩きましょう。バランス感覚と足裏の感覚がアップします。地面を踏みしめる力を上げることで、動作が力強く正確になりますよ。
②家に懸垂マシーンがあれば、上のバーから縄を垂らしてぶら下がったり縄を登ったりしてみましょう。握力アップに効果的です。
野原さん
③2本の縄があれば「スイングロープ」ができます。片側をイスやテーブルの足に縛りつけて反対側を両手で1本ずつ持ち、交互に大きくスイングさせましょう。上半身の強化につながりますよ。
ちなみにスイングロープは、重めで長い縄を使うと効果が出やすいそうです。ひとりでできるトレーニングばかりなので、おうち遊びに取り入れてみるのもいいですね。
綱引きは必要な道具も少なく、ケガをする可能性も低いので家でのトレーニングに最適です。子どもが家で体力を持て余していたら、ぜひ縄を1本用意して試してみてはいかがでしょうか。
運動不足のママ・パパも子どもと一緒にチャレンジしてみてくださいね。
今回、取材にご協力いただいた『悟空Jr.アスリートスクール』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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