幼稚園や保育園、小学校などで経験する跳び箱。なかなかコツが掴めず、苦戦しているお子さんも多いのではないでしょうか。跳び方を教えてあげたくても、口で説明するのは難しいですよね。そこでSUKU×SUKU(スクスク)では、「にじいろkids⭐︎体操LaBo」代表 たな先生のブログから、家でも簡単にできる跳び箱の練習方法について紹介します!
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
跳び箱は、足を開いて跳ぶ「開脚跳び」が基本です。開脚跳びの練習は助走せず、始めから跳び箱に手をついた状態で跳ぶのが基本だと、たな先生はおっしゃいます。
基本ができないと、助走をつけても跳べないのだそうです。
たな先生
学校などで跳び箱を使って練習するときは、跳び箱を横向きにしましょう。前後の奥行が短くなるので、おしりをぶつけずに跳び越しやすくなります。そして跳び箱の端に指を引っ掛けるイメージで、指先は下に向けましょう。
たな先生曰く、跳び箱の端に指を引っ掛けるとジャンプしたあと、跳び箱を後ろに押し出せるそうです。
たな先生
跳び箱の上に手を全部ついて跳ぶのは、後ろに向けて跳び箱を押すことを覚えてから、もしくは跳び箱を縦向きにして練習するときでOKです。
さらに、ジャンプする方向も重要なポイントであるとたな先生はおっしゃいます。真上にジャンプすると跳び箱の上にしりもちをついてしまうので、前方に向かってジャンプする意識が大切なのだとか。
たな先生
膝を曲げながらお尻と体を後ろに引いておけば、ジャンプした際に自動的に前方向にジャンプすることが出来ます。手をついた状態で大人の方が肩を後ろに押し、おしりを下に向けて膝が曲がるような姿勢にしてあげましょう。
ここまでできれば、跳び箱成功まであと少し。
・ジャンプした足は、素早く大きく開く
・ジャンプと同時に跳び箱を後ろにグッと押す
最後にこの2つのポイントを実行することで、開脚跳びの基本姿勢を身につけられるそうです。
もしおしりがぶつかってしまう場合は、ジャンプしている方向が真上だったり、跳び箱を後ろではなく下方向に押してしまっている可能性が高いかも、とたな先生。ぜひお子さんの跳び方をチェックしてあげてくださいね。
指先をよく伸ばし、手首足首をほぐして準備運動をしたら、さっそく家での練習を始めましょう!
初めにチャレンジしてほしい!とたな先生がおすすめするのは「ねこ歩き」。
両手を床につけて膝は床につけず、おしりを高く上げて前に進みます。ポイントは、下を見ずに前を見て進むことだそうです。
たな先生
開脚跳びはジャンプして、跳び箱をとび越えるときに、自分の体を腕だけで支えなければなりません。腕力や背筋力が弱いと、踏んだときに腕が曲がり前に崩れてしまいます。
まずはねこ歩きをいっぱいやって、腕力と背筋力をつけましょう。
ねこ歩きをレベルアップさせた「かえるの足打ち」は、腕力・背筋力をさらにアップさせるのにおすすめなのだとか。
たな先生
両手を床につけたねこ歩きの状態から、ジャンプをして両足を上げ、拍手するように空中で両足を合わせます!成功させるポイントは、ジャンプする前に足を少しだけ開いておくことです。
慣れてきたら足をどんどん高く上げるようにすると、さらに力がつくのだそう。
難しいときは両足を合わせず、ジャンプして足を上げるだけでも効果があるそうですよ。
跳び箱にはジャンプ力も重要です。脚力をアップさせるために、たな先生がおすすめするのが「グーパージャンプ」。
両手を床について、足は後ろに揃えて伸ばし、腕立て伏せをする体勢になりましょう。そのままジャンプして足を開き、また閉じる動きを繰り返します。
たな先生
グーパージャンプをするときは、おしりは上げないように注意しましょう!おしりを上げてしまうと、ジャンプの力が前ではなく上に逃げてしまいます。
グーパージャンプを覚えたら、次は「床跳び箱」をすることでジャンプ力が鍛えられるのだそう。ただし床跳び箱には3つの注意点があると、たな先生はおっしゃいます。
1. 足はずっとパーのまま、前に進む(足の開き過ぎと膝が曲がらないよう注意!)
2. 両手は遠くにつく
3. 両手より前に、ジャンプした足がつくよう着地する
たな先生
グーパージャンプはジャンプ力の出し方と方向の練習でしたが、今回はジャンプしたパワーに床を押す力を加えて増幅させる練習です。
お子さんがここまでできるようになったら、いよいよ最終ステップです。
たな先生
最後はお布団や枕等、柔らかくて少し高さがある物を跳び箱に見立てて跳んでみましょう!
ここで、たな先生からのポイントは2つ。
・跳んだあとはおしりが枕につかないようにする
・布団や枕が崩れないよう調整する
布団や枕での練習なら失敗しても痛くないので、子どもも思いきって練習できそうですよね。
さらに跳び箱は跳ぶだけでなく、踏み切りも重要です。家でも踏み切り練習はできる!とたな先生はおっしゃいます。
たな先生
まずはクッションや枕などの柔らかいものに、何か目印をつけましょう。そして走ってきて、目印の上で足をグーにして踏み切り、そのままジャンプします。このとき、両足を揃えて印を踏めているかを見てあげてくださいね。
跳ぶ練習と合わせて踏み切り練習も行うことで、さらに跳び箱成功率がアップしそうですね!
家で跳び箱を練習する方法について、「にじいろkids⭐︎体操LaBo」代表 たな先生のブログからご紹介しました。
いきなり本物の跳び箱を目の前にして練習するのではなく、まずは正しい姿勢と体力を身につけることが成功への近道だそうです。
また、子どもが練習を怖がるときは無理に練習させないことが大切だと、たな先生はブログで語っています。怖がると体がうまく動かず、ケガにも繋がるため、恐怖心を抱かせないことがポイントなのだそう。
楽しく簡単に跳び箱が跳べるたな先生の練習方法。ぜひおうちで試してみてくださいね。
今回、取材にご協力いただいた「にじいろkids⭐︎体操LaBo」の詳細は以下のリンクからご覧ください。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります