ピッチングはもちろん、野球やソフトボールのすべての動作に関わる投球フォーム。しかし、フォームが崩れる、距離やスピードが出ないと悩むお子さん多いのではないでしょうか。そこでSUKU×SUKU(スクスク)では、野球とソフトボール専門の複合型施設『KBスポーツ』の古海さんのYouTubeに注目!野球を習っているお子さん、パパ・ママ必見の「正しいフォームをしっかり体に覚えこませる練習方法」を紹介します。
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目次
今回スクスクがピックアップしたYouTubeはこちら。
『KBスポーツ』の古海さんは、小学生からピッチングの練習方法や改善方法をよく聞かれることから「フォームの改善ができるペットボトルを使った練習方法」を紹介しています。
子どものフォームの指導に悩んでいる親御さんからも「参考になる」「さっそくやってみます」とたくさんのコメントや高評価が寄せられています。
古海さん
ただキャッチボールをするだけではフォームはよくなりません。体に正しいフォームと動作を覚えこませるためには、ペットボトルを使った練習が効果的ですよ。
準備するペットボトルは、握りやすい500mlサイズが最適。高価な道具や設備を使わず、身近なペットボトルでフォームが改善できるなら、小学生でも自主的に取り組めますね。
古海さん
500mlのペットボトルに水を半分ぐらい入れます。キャップは外しておきましょう。
キャップなしでは水をこぼしそうで練習に集中できなさそうですが、ここが練習の肝心なポイント。水をこぼさないように意識して投球をすると、理想的なフォームを作ることができるのだそうです。
手順1
飲み口が上を向くように、水を入れたペットボトルを逆手に持つ。
手順2
そのまま投球のモーションに入る。
手順3
(脚の)割れの動作と同時にペットボトルを持った腕を引き上げていく。ペットボトルの水をこぼさないように、飲み口は常に上に向けたままにする。
手順4
そのまま投球のフォームを行い、最後に水を前に飛ばす。(屋内の場合は、水を飛ばす手前まで投球フォームを行う)
YouTube 01:14~ ペットボトルを使った練習方法
腕と肩だけで球を投げても、距離やスピードを出せません。体各部の正しい動作を一つひとつ確認しながら、上半身と下半身の動作を同時にできるように体に覚えこませていくことが重要だそうです。
さらに効果を高める4つのポイントを押さえながら、練習を進めましょう。
逆手に持ったペットボトルの水をこぼさないためには、腕の引き上げ方にコツがいります。
古海さん
水をこぼさないよう意識しながら真っすぐ腕を引き上げることが、正しいフォームづくりの重要なポイントです。
むやみにシャドーピッチングをするよりも、逆手に持ったペットボトルの口を常に上へ向けるように意識するほうが、きちんとした引き付けの動作が身につきます。
投球フォームに入るとき、右膝の向き(左投げの場合は左膝)を確認しましょう。
古海さん
このとき、膝が内側や外側を向いたりしていませんか?膝は必ず真正面を向いていること(正対)を確認しましょう。
腕を引き上げていくとき、同時に脚の割れを作ります。割れは、ピッチングの際の下半身の使い方で、勢いをつけて速い球を投げるために必須の動作です。
腕や肩の力だけでは球のスピードを出せないので、上半身と下半身の動作を連動しながら練習をすることが大事とのこと。
古海さん
ペットボトルの水をこぼさないよう意識して正しいフォームを作りながら、同時に割れの動作もしっかり体に覚えこませましょう。
投球の距離を伸ばすには、肩から先だけではなく、胸骨の使い方も重要だそうです。
古海さん
肩を下げず、胸をしっかり張りましょう。胸骨をしっかり張ることで弓矢のように体がしなり、球を遠くに飛ばすことができます。
4つのポイントをしっかり意識しながら、手順1から3までの動作を5回ほど繰り返し、最後に思いきりペットボトルの水を遠くに飛ばします。
古海さん
正しい動作を一つひとつ確認して体に覚えこませながら練習をすると、効果がアップしますよ。
YouTube 02:19~ 練習のポイント
ペットボトルを使った投球練習は、YouTubeのコメントでも「とても理にかなっている」と評判です。
投球の動作は「内旋:腕を内側にねじる動き」と「外旋:外側にねじる動き」の組み合わせで成り立っています。動画の中でも話されていますが、この内旋・外旋の動作が身についていない人は、練習はじめに違和感やしんどさを感じるかもしれません。しかし、フォームを改善するためには、その違和感に気づくことが大事なのです。
古海さん
一見地味な練習ですが、ペットボトルの水をこぼさないようにすることで、ピッチャーにとって理想的な内旋・外旋の動きを身につけることができます。
内旋・外旋ができるようになると、強い球・スピードのある球が投げられるようになりますよ。
違和感を感じなくなったら、内旋・外旋がしっかり体に身について、フォームがよい方向に矯正されている証拠かもしれませんね。
古海さん
この練習は、自然にできるようになるまで継続することが大事です。
動作がしっかり体に染みついたら、少しずつペットボトルをボールに変えて練習してみましょう。
YouTube 05:35~ 内旋・外旋について
一度身についてしまうと、改善するのが難しい投球のフォーム。また、当たり前にできている人にとっては、言葉で教えるのも難しいものです。その点、ペットボトルを使った古海さんおすすめの練習方法は子どもも取り組みやすく、パパ・ママでも教えてあげやすい画期的な方法といえるでしょう。理想のフォームに近づくためには、練習のポイントを押さえて、継続することが大切。ペットボトル1本あればいつでもどこでも始められるので、ぜひ親子で取り組んでみてください。
今回、取材にご協力いただいた『KBスポーツ』の詳細は以下のリンクよりご覧ください。
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