送迎の必要がなく、塾よりも安価で始められることで人気のある通信教育。マイペースに勉強を進めたい子にはぴったりですが、自由度が高いぶんモチベーション維持に悩んでいる家庭も多いようです。そこで今回習い事スクスクは、小学生の娘さんをもつワーママ、トマミーさんのブログ『おうちで習いごと』に注目!通信教育で子どものモチベーションを上げる方法について、実体験から教えていただきました。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
数ある通信教育のなかから、進研ゼミを活用していたトマミーさん。進研ゼミは、毎月赤ペン先生の課題を提出しなければなりません。
そこでトマミーさんは、勉強が苦手な娘さんがやる気を出してくれるように「ごほうび」を設定したのだそう。その際、ひとつだけ気をつけたことがあると仰います。
トマミーさん
よい点数がとれたらではなく、課題を提出できたらごほうびをあげるようにしました。
ごほうびといっても高価なものではなく「本を一冊買う」「好きなごはんを食べられる」といった感じです。
たとえば「90点以上とれたらごほうびをあげる」と決めたところで、いくら努力しても難しい場合があります。その状態が続けば、どれだけがんばってもムダだと子どもがやる気をなくしてしまうかもしれません。
ごほうびのせいでモチベーションが下がってしまっては、逆効果です。トマミーさんのように、勉強の結果ではなく過程で判断してあげるとごほうび作戦は成功しやすいかもしれません。
くれぐれも、達成できなかった場合の「ペナルティ」は設定しないように気をつけましょう。
宿題の丸つけをするときに、少し手を加えただけで娘さんがとても喜んでくれたと仰るトマミーさん。その経験をヒントに、オリジナルで花まるを描いたりかわいいスタンプを押したりしたら、娘さんのやる気もさらにアップしたそうです。
トマミーさん
花まるに目をつけただけでも娘はとても喜んでくれました。かわいいスタンプは、学校の先生が宿題に押してくれるスタンプをうれしそうに見せてくれたことがきっかけで、家でも揃えました。
通信教育をはじめて2年以上経過しましたが、花まるとスタンプの力は衰えることなく大活躍しています!
勉強習慣を身につけさせるために「今日は〇ページから〇ページまでやってね」「17時から18時までは勉強しようね」と決めていませんか?
低学年のうちはある程度決めてあげる必要があるかもしれませんが、中~高学年になると自立心が強くなり決められることに反発するかもしれません。
実際に、トマミーさんの娘さんも決められたスケジュールにイライラしながら勉強している時期があったのだとか。その状況を改善するために、トマミーさんは勉強する量と時間を娘さんにまかせてみたそうです。
トマミーさん
思いきってまかせてみたら、娘に変化が起こりました。ときには自分から「明日は朝早く起こしてね。学校へ行く前に進研ゼミをやるから。そのかわり放課後は自由時間だよ!」と言う日もあります。
いまはどうしたら自由時間を長く過ごせるのか娘なりに考えながら、通信教育に取り組むようになりました。
決めてあげないとまったくやる気が起こらない子もいれば、トマミーさんの娘さんのようにまかせることでやる気がわく子もいます。お子さんのタイプを見極めて、うまくやる気を引き出してあげたいですね。
いまでこそ勉強の過程を見て褒めているトマミーさんですが、結果を重視していたときもあったのだとか。ある日、娘さんから「100点とらないと褒めてくれない」と言われて、初めて気付いたそうです。
トマミーさん
私は100点をとると親から褒めてもらえたのがうれしくて、勉強をがんばっていました。その記憶から、娘も同じだろうと思ってしまっていたのです。
親子でも性格は異なるのに、自分の経験を押しつけていたことを反省しました。
満点をとれば褒められることが励みになる子もいれば、やる気を失ってしまう子もいます。こうすれば子どもは喜ぶだろうという考えが一方的な思い込みではないか、振り返ってみることも大切ですね。
厳しいスケジュールを立てることも、子どものやる気を奪う一因になります。トマミーさんも、かつてはスケジュールどおりに勉強させようと一生懸命になっていたそうです。
トマミーさん
いま思えば学校で疲れてどうしても勉強したくない日はあったと思うのですが、カレンダーに毎日勉強するページと時間を記入し、スケジュールどおりに勉強させていました。
しかし、このような方法は長続きしません。いまは、どうしたら子どもが楽しく通信教育を続けられるかを考えるようになりました。
娘さんが字を雑に書いていることが気になり、きれいに書くよう注意ばかりしていたと仰るトマミーさん。
しかし、このままでは勉強嫌いに拍車がかかってしまうと思い、漢字の練習をするとき以外は読めればOK!と字へのこだわりを捨てたそうです。
トマミーさん
字は正しく丁寧に書いてほしいと思っていたので、答えが合っていても書き直しをさせていました。
しかしきれいに書けても勉強嫌いになってしまっては意味がないので、多少雑でもなんとかなるだろうとわりきることに決めました。
親のこだわりを子どもに押しつけても、何もうまくいかないと仰るトマミーさん。勉強へのモチベーションアップに成功した方法は、いずれも娘さんがヒントをくれたと感じているそうです。
勉強するのはあくまでも子どもなので、その子の性格や気持ちをよく考えてモチベーションが上がる方法を探っていきたいですね。
通信教育を始めるときは、親が細かくルールを決めすぎないことが肝心です。勉強で苦労してほしくない気持ちが子どもへの押し付けになってしまうと、親子関係にもよくありません。
子どものモチベーション管理は、通信教育の課題ともいえます。トマミーさんの体験談を参考に、お子さんに合ったアプローチ法でサポートしていきましょう。
今回取材にご協力いただいた、トマミーさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります