小学校1年生前後の子どもが英検®を受ける場合、ママ・パパは当日のサポート役として付き添うことがあります。初めての付き添いでは、会場では何をすればいいのか、どこまで付き添えるのかなど当日の流れをある程度把握しておきたいですよね。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、元英語教師のしげるさんのブログに注目!実際にお子さんの英検®に付き添った経験より、会場に持っていくとよいものや当日の試験の流れ、さらには本番直前の勉強法などを紹介します。
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目次
英検®の持ち物で必ず必要なのが、受験票と筆記用具。筆記用具については、シャープペンシルだとマークシートを塗りつぶすのに時間がかかるため、鉛筆がおすすめだとしげるさんは仰います。丸い鉛筆だと机から転げ落ちやすいので、六角鉛筆など角のあるタイプがよいそうです。
そのほかに必要な持ち物として、以下のものをしげるさんはおすすめしています。
・水筒
・靴を入れる袋
・保護者用スリッパ
・セロハンテープ
・座布団
セロハンテープと座布団は、予想外だった人もいるのではないでしょうか。このふたつがあると便利な理由について、しげるさんはこのように仰います。
しげるさん
セロハンテープは、受験票を机に固定するために使いました!受験票は机から落ちやすく、子どもの集中力が途切れそうだったからです。
まさに、経験者だからこそ分かることですよね。ちなみに座布団は、必ずしも必要なわけではないそうです。
しげるさん
会場には、イスの高さを調整するために座布団を持ってきている子もいました。子どもの身長によっては必要ない場合もあるので、心配ならば念のため持っていく程度でよいかと思います。
英検®会場に到着したら、受付をします。スタッフの方に受験級を伝え、教室を確認しましょう。ここで付き添いのママ・パパには「保護者シール」が配られるそう。腕や胸元など、分かりやすいところに貼りましょう。
ちなみに現在は新型コロナウイルス対応のため、子どもも付き添いの保護者も当日の朝にヘルスチェックが義務付けられています。家を出る前に、ヘルスチェックを済ませておくことが必要です。
しげるさん
もし忘れた場合は、会場で検温してヘルスチェックできます。ただし私のときは、5分くらい待ちました。スムーズに会場入りしたいのであれば、当日の朝、忘れずに済ませましょう!
座席は基本的に自由ですが、会場によっては指定されていることもあるのだそう。自由に選べるのであれば、一番前か後ろがおすすめだとしげるさんは仰います。
しげるさん
一番前だと何かあったとき試験官に伝えやすく、一番後ろだと開始直前まで保護者が付き添いやすいのがメリットです。
付き添いの保護者にはイスがなく立って待つことになるため、まんなかの席だと少々居心地が悪いかもしれません。端や後ろの席に子どもを座らせたい場合は、少し早めに会場入りするとよさそうです。
ただし、会場入りが早すぎても子どもが飽きてしまうので要注意なのだとか。しげるさんも早めに会場入りしたらお子さんが飽きてしまったので、暇つぶしに廊下を散歩させていたそうです。
しげるさん
高学年の子たちは、自分で問題集に取り組んでいました。教室内は会話ができる雰囲気ではないので、小さな子どもにおとなしく勉強させることは難しいかもしれません。
着席時間の15分前に会場入りすれば十分だったと感じました!
着席時間になったら、試験官が受験票のチェックと携帯電話の電源が切ってあるかを確認して回ります。ちなみに、しげるさんのときは付き添いの携帯電話チェックはなかったそうです。
問題用紙と解答用紙が配られたら、いよいよママ・パパの出番です。解答用紙に受験番号や生年月日、氏名など必要事項を記入していきましょう。記入時間は、約15分程度だそうです。
しげるさん
このとき筆記用具と受験票以外のものは、すべてしまうよう指示があります。ふでばこもNGです。
英検®では、試験開始5分前まで付き添いが可能です。しかし必要事項の記入が終わると、ほとんどの保護者は退室するとしげるさんは仰います。
しげるさん
必要事項の記入が終わればもうやることがないので、退室します。問題集を出して復習もできませんし、会話をできる雰囲気でもないので……。
よって、ママ・パパの英検®の付き添いはここまでです。試験が終わっても教室に迎えに行くことはできないため、子どもと待ち合わせ場所を決めて退室しましょう。
英検®直前の勉強は、なるべく多くの単語にさらっと目を通すのがポイントだとしげるさんは仰います。
しげるさん
英検®はマークシート方式なので、単語が少し頭に残っているだけで正解する確率が高まります。単語の意味やスペルを正確に覚える必要はありません。
本番数日前は、子どもが使っている問題集やドリルから英単語を抜き出して一緒に確認してあげるとよいですね。
しげるさん曰く、幼児や小学校低学年の子どもなら過去問を解くのがもっとも効果的なのだとか。
しげるさん
過去問を解くのは、英語力アップが目的ではありません。英検®の流れや時間の感覚をつかむのに役立ちます!
しげるさんは、英検®直前対策としてオンライン英会話も活用したそうです。
しげるさん
オンライン英会話は「本番前に緊張感を持てること」と「問題演習」が、目的です。うちの子は毎日オンライン英会話を受講していましたが、英検®前の理解チェックもオンライン英会話で行いました。
オンライン英会話を習っていなければ、英検®の直前だけ無料体験を申し込むのも効果的だとしげるさんは仰います。リスニングに不安がある場合は、試してみてもよいかもしれませんね。
初めての英検®だと遅刻が心配で早めに行きたくなるかもしれませんが、子どもが小さい場合は試験前に待ちくたびれてしまう恐れもあります。会場付近に到着さえしておけば、入室はそこまで焦らなくてよいかもしれません。
子どもが本番で力を発揮できるように、ぜひ当日の流れを頭に入れたうえで準備してみてくださいね。
今回、取材にご協力いただいたしげるさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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