よく耳にする「リビング学習」。ダイニングテーブルには教科書やプリントが散乱し、いつまでこの状態が続くの?とお悩みのママ・パパもいるのではないでしょうか。じつは勉強に対する子どものモチベーションを上げるために、リビング学習は効果的なのだとか。SUKU×SUKU(スクスク)では、大阪府吹田市にある学習塾『コグトレ塾』のブログから「自分の机で勉強するのがよいのか」について紹介します。
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目次
小学生になり勉強机を用意したものの、子どもが宿題するのはいつもリビングだという家庭も多いのではないでしょうか。
2015年に実施されたノムコム with Kidsの調査によれば、リビング学習している低学年の割合は約8割、中高学年でも全体の6割近くを占めています。(参考:子ども部屋についてのアンケート)
子どもがリビングで勉強したがる理由について、コグトレ塾の長谷川先生はこのように語ります。
長谷川先生
勉強はお子さんにとって楽しいものとは限りませんし、ひとりで勉強することに対して「孤立」を感じてしまっている場合があります。学校ではちゃんと勉強していて、学童では宿題もできるのであれば、勉強を通して誰かと関わりを持つことを子どもたちは求めているのです。
とくに低学年のうちは、ひとりで勉強机に向かうより、ママやパパがいるリビングの方が安心できますよね。
またリビングで勉強することにより、自分に注目してほしい気持ちがあるのかもしれないと長谷川先生はおっしゃいます。
長谷川先生
もし、お子さんがリビングで勉強道具を広げたならば、ママやパパに勉強を見ていてほしいのかもしれませんし、勉強していること自体をほめてほしいのかもしれません。
いつもは家で勉強道具を開くこともないお子さんが、少しやってみようとリビングで勉強道具を広げたときは、その行動自体を褒めてあげましょう。
反対に、いつもは自分の机で勉強しているけれど、リビングで勉強を始めたお子さんには終わった宿題を一緒に見て、最後までできたことを褒めてあげましょう。
リビング学習には部屋が片付かない、食事の度に教科書やプリントの山を移動させなければいけないというデメリットもありますが、メリットもあります。
・生活音がするため、子どもが勉強に集中できる
・親は家事をしながら宿題の進み具合をチェックできる
・勉強中にわからないところがあれば、すぐに子どもの話を聞ける
同じ空間にいることで勉強しながら親子のコミュニケーションが取れるのは、リビング学習のよいところですよね。なかでも子どもができたことに対して、すぐに褒めてあげられるのは、学習に対するモチベーションアップにも効果的だと、長谷川先生はブログ内で語っています。
長谷川先生
大人はついつい「勉強をすることで勉強ができるようになり、勉強が楽しくなる」と思ってしまいがちですが、お子さんにとってはいつか勉強が楽しくなることを見越して頑張り続けることは難しいものです。
勉強のモチベーションを上げるための方法はさまざまありますが、勉強をするごとに嬉しいこと(=パパ・ママからの褒め)があることで勉強が楽しくなり、勉強が習慣化されることもあります。
勉強が習慣化してしまえば「早く宿題しなさい!」とイライラすることもなくなり、親としても助かりますよね。
リビングなら帰宅後や食後に自分の部屋まで移動する手間もなく、すぐに道具を広げられるため、勉強を生活習慣に取り入れやすいかもしれません。
長谷川先生
年齢と共に自分の机で勉強するようになるお子さんが多いかと思います。将来的に自分の机で勉強を頑張ることができるようになれば嬉しいですね。
リビング学習を終える時期は、子どもにおまかせ。まずは好きな場所で勉強を習慣化させるほうが、学習力アップのためにもよさそうですね!
「自分の机で勉強するのがよいのか」について、大阪府吹田市の『コグトレ塾』のブログからご紹介しました。子どもが勉強するにあたり、ママ・パパからの声掛けは何よりもモチベーションアップに繋ると長谷川先生はおっしゃいます。
子どもが楽しく勉強できるように、できる限りの環境は整えてあげたいですよね。部屋をきれいに保つことは一旦あきらめ、まずは勉強が習慣化できるよう、お子さんのリビング学習を見守ってみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた「こどもげんきけいかく かなえる教室 江坂 コグトレ塾」の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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