2022.03.24 教室だより

異年齢縦長活動で学ぶもの/ 2022年2月 発表会に向けて





4月は毎年、瀧井パーティ全員で、舞台での発表会(この発表会は奈良の4つの教室が出演します)。
今年、瀧井パーティは、『The Ant and the Grasshopper(ありときりぎりす)』を発表します。

普段は年代ごとにクラスが分かれて活動していますが、春の発表にむけては幼児から大学生までが合同で取り組みます。
高校生や大学生たちは発表を観る人を意識して表現を考えたいのですが、幼児は自分自身がお話の中にいて素直に楽しんでいます。
どの年代も精一杯取り組みながら、達成感を得る発表にするにはどうしたらいいのだろう?
幼稚園や学校では学年ごとの横並びの活動が多いですが、ラボ・パーティでは、縦長異年齢で活動します。できることも感じることも異なるメンバーで、発表というひとつのゴールに向かって取り組むのです。小さい子たちはもちろん大きい子たちから学びます。
大きい子たちは小さい子たちの感性から学び、また、自分の当たり前が通用しないことをどうやって乗り越えていくのかということが大きな学びになります。強引にグループを引っ張ろうとすると、みんなの気持ちが離れます。楽しくかつ一所懸命に、相手を受け入れながら自分の意見を言うという関係をベースに「コミュニケーションすること」をラボ・パーティの活動を通して子どもたちは学びます。

このことは社会にでてからも大きく役立ちます。そして、海外の人たちと何か取り組むときにも役立ちます。ラボでの普段の活動が、こどもたちの大切な能力を育てています。