「子どもにこれからバレエを習わせたい」と考えられている親御さんも多いでしょう。ですがその反面、発表会でかかる費用や保護者の負担量を心配される方も多いのでは。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)が紹介するのは、お子さん3人がバレエを習い、10年以上発表会に参加してきた「ちこまさん」のブログ『ちこま三姉妹』。発表会当日までのスケジュールや費用、保護者の負担など、バレエの発表会に関して気になることをブログより紹介します!
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目次
子どもにバレエを習わせる際に気になるのが、レッスン代とは別にかかる費用ですよね。発表会では出演料や衣装代などでかなり費用がかかるのだそう。
■初めての発表会にかかる費用例
・6カ月前 発表会登録料 10,000円
・3カ月前 発表会出演料 50,000円
・2カ月前 発表会運営費 10,000円
・2カ月前 物品(タイツなど)12,210円
・1カ月前 貸衣装代(2着)15,000〜20,000円
・1カ月前 DVD代 8,000円~10,000円
・発表会後 写真購入代
ちこまさん
初めて発表会に出演する未就学児〜小学校低学年のお子さんを想定して計算すると、総額110,000円ほどかかります。
そこでちこまさんは、急な出費に慌てないようにするため発表会に向けて毎月1万円ずつ積立てをしていたそうです。一度に10万円以上の出費となると大変ですが、月々1万円ずつならなんとか捻出できるかもしれませんね。
ちこまさんのお子さんが通っていたバレエ教室では発表会の6カ月前になると先生からお便りが配られ、出演の登録を行っていたそうです。
ちこまさん
発表会に出演したい人は登録料1万円を添えて申し込みをします。基本的に全員参加でした。
また出演料の5万円は、発表会の3カ月前までに一括か分割で支払いを行っていたのだとか。
ちこまさん
出演料には2曲分の振付料が含まれているので、3曲以上踊る子は後日別料金を徴収されます。また出演料とは別に、運営費1万円もかかっていました。
運営費は、親御さん方から選出された「運営委員」が主催するクリスマス会や発表会経費、スタッフさんへの差し入れ、先生へのお礼などに使われるのだそう。
バレエの発表会開催には、親御さんのサポートも必須となるのですね。
ちこまさん
発表会運営委員に選ばれると大変なこともありますが、先輩ママたちと一気に親しくなれちゃいますよ。
発表会の4カ月前頃から、通常レッスンとは別に発表会レッスンが始まるそうです。
また男女2人で展開する「パ・ド・ドゥ」や「パ・ド・トロワ」を踊る子は、男性とのレッスンが開始されるのだとか。
ちこまさん
チーム分けのメンバーごとに発表会の振付が始まります。トゥシューズを履くお姉さんチームは踊る曲数も多いので、5カ月前から振付が始まることもありました。
ちこまさんによると、お子さんが通っていた教室では履いているシューズや年齢別にチームが分けられていたそうです。
■バレエシューズチーム
・未就学児~小学校低学年の年齢別に、4〜8人くらいのチーム。
・隔週で1時間程度レッスンを行う。
・踊る曲数:2曲
ちこまさん
お休みの子がいると、小さい子は踊る位置が分からなくなってしまうことがあります。そのため発表会までは体調を万全にし、レッスンをお休みしないように休日の予定も空けておく意識をしていました。
■トゥシューズチーム
・先生の許可がおりトゥシューズが履けるようになった、小学校高学年くらいの子のチーム。
・チーム、または「幕もの」で踊る。
・踊る曲数:3曲以上
ちこまさん
1人で踊る曲や「パ・ド・ドゥ」などヴァリエーション別に別途10,000円かかっていました。
トゥシューズを履くようになると先生から自立するように指導を受けるので、子どもたちだけで協力しあって準備ができるようになっていましたよ。
ちこまさん曰く、トゥシューズを履く頃からコンクール出場を意識するようになる子が多かったそうですが、最近では小学校低学年の子がバレエシューズでコンクールに挑戦するのが主流になりつつあるようですよ。
ちなみに「パ・ド・ドゥ」を踊る際に、教室に男性ダンサーがいない場合は、外部の男性ダンサーに出演依頼をするのだそう。ちこまさんのお子さんの教室も男性ダンサーがいなかったため、1年以上前から依頼をして発表会に出演してもらったのだといいます。
ちこまさん
ここで追加費用がかかります。
費用例
・レッスン1回 3,500円
・お礼代
パ・ド・トロワの場合 50,000円
パ・ド・ドゥの場合 70,000円
私の子どもは8回レッスンを行いました。いつも以上の費用や練習が必要となりますが、一生の思い出となる貴重な経験になりますよ。
発表会2カ月前になると、当日来てくれた方へ配布するパンフレット用の写真撮影を行うそうです。
ちこまさん
パンフレットには、バレエ教室の説明、講師の紹介、コンクールの実績、個人写真などが載ります。
写真は発表会本番と同様に髪をジェルで固めて、シニヨンで撮影しました。
中学生になるとみんな自分でできるようになるそうですが、小学生の間のシニヨン作りは親御さんのお仕事。
ちこまさんも一度に3人のお子さんのシニヨン作りを行っていたそうですが、慣れても1人10分はかかっていたのだとか。
ちこまさん
シニヨン作りが、一番のストレスでした ……。長女が中学生から自分でシニヨンをするようになって、妹たちの分も結んでくれるようになり本当に助かりました。
この頃から、発表会に必要な物を用意していくのだそうです。
■初めて発表会に出演する場合に必要なもの(例)
・シューズ 2,640円
・タイツ 2,530円×2(リハーサル用・本番用)
・専用ショーツ 1,430円
・ボディファンデーション 3,080円(ストレッチ素材の水着型肌着)
ちこまさん
シューズとタイツはみんなで色を合わせるため、指定色を購入しました。色で悩まれた場合は先生に質問してもよいかもしれません。
購入したものはすべて発表会終了後もレッスンで使用することができるので、無駄にはならないですよ。
発表会2カ月前になると、本番さながらにみんなで集まってレッスンを受ける機会が増えてくるのだそう。ちこまさんのお子さんも毎週4時間程度、通し稽古を行っていたそうです。
※通し稽古:発表会当日の流れを把握するために、当日と同じ曲順どおりに踊っていくこと。
ちこまさん
毎週日曜日は何かがあると思って、予定を空けておくようにしていました。
発表会1カ月前頃になると実際の衣装を着て通し稽古を行うそうです。そのため衣装を受け取ったらすぐにサイズ直しをする必要があると、ちこまさんは仰います。
ちこまさん
衣装のサイズ直しは、発表会直前の大仕事です。慣れるまでの4年間くらいは、苦痛でした……!
またもし衣装が破れたりひどく汚れてしまったときには弁償する必要があるため、名札をつけて各家庭で管理していたそうです。
ちこまさん
兄弟がいる方はきちんと説明して、衣装を触らせないようにしてくださいね。
ちこまさんによると、貸衣装代はお店やサイズによって異なるものの、1着平均7,000円〜10,000円ほどかかったそう。
2021年に行われた未就学児〜小学校低学年の発表会での貸衣装代は、2着で14,700円〜16,900円だったそうです。
本番前日には、実際の会場でリハーサルを行います。リハーサルとはいえ本番さながらに堂々と舞台上で踊る子どもの姿には、とても感動するそうですよ。
ちこまさん
通っていた教室は発表会当日は、親御さんは裏方として動くため自分の子どもの出番以外はすべてを観ることは難しかったです。その場合はリハーサルを観ておくことがおすすめです!
ちこまさんによると、当日の子どもたちは朝早くから夜遅くまで予定がぎっしり詰まっているため、親御さんは体調管理を気をつけてあげるとよいのだそう。
また注意したい点として、リハーサルも発表会当日も客席から舞台上を撮影することはNGだったとのこと。発表会の様子はDVDやブルーレイ、写真で記録してもらえたそうですよ。
ちこまさん
DVD8,000円、ブルーレイ10,000円、写真代はサイズ別に1枚300円~1,000円で販売されていました。
 
希望すれば大きいサイズの写真を作ってくれたり、画像データを購入することも可能でしたよ。
お子さん3人が出演したときは2万円分購入をした経験があるちこまさんは「いくらでも欲しくなってしまうため、あらかじめ予算と購入枚数を決めておくとよいですよ」と語られています。
写真代の予算も決めて、積立てを行っておくと安心ですね。
バレエの発表会には費用がかかりますが、毎月積立てをしておけば急な集金にも慌てないと、ちこまさんは仰います。費用や親御さんのサポートなど大変な面もありますが、お子さんの成長や自信にもつながる発表会は参加させてあげたいですね。
これからお子さんにバレエを習わせたいと考えている親御さんや、初めての発表会を迎える親御さんは、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
今回、取材にご協力いただいた『ちこまさん』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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