ピアノの発表会やコンクールで弾く曲は、先生がコピーしてくれたプリント楽譜を使うことが多いですよね。ペラペラの紙でもらう楽譜は、そのまま譜面台に置くと不安定で見づらいものです。製本しないと、練習しているうちに楽譜が折れたり破れたりしてしまうことも……。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、ニューヨークに留学経験もある『ゆふ先生』のブログに注目!簡単にできて使いやすい楽譜の製本方法について紹介します。
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目次
楽譜の枚数が1〜2枚と少ないときは、画用紙や厚紙に貼るだけでOK!とゆふ先生は仰います。子どもの好きな色や柄を選べば、練習のモチベーションも上がりそうですよね。
ゆふ先生
画用紙よりしっかりした紙で作りたい場合は、A3の工作用紙に見開きで楽譜を貼り付けるのもおすすめです。
A3用紙は、折らずにそのまま使うと丈夫ですよ!ただしかさばるので、持ち運びしにくいのが難点です。
撮影:SUKU×SUKU編集部
楽譜の枚数が多くなると、1枚ずつ厚紙に貼るよりポケットファイルに入れたほうが簡単で手っ取り早いと思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、ゆふ先生はポケットファイルを使うのはおすすめできないと仰っています。
ゆふ先生
ポケットファイルがおすすめできない理由には、2つあります。
ひとつめは、楽譜に書き込む際、その都度ポケットから取り出さないといけないことです。手間がかかるうえに、出し入れするうちに楽譜がグシャグシャになってしまいます。
ふたつめは、ポケットのビニールが照明に反射して楽譜が見えづらくなることです。楽譜を見ようと体を動かすので、姿勢が悪くなってしまうのです。
そこでゆふ先生は、自らの経験をもとに「楽譜の枚数が多いときの製本方法」をブログ内で紹介しています。
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教室に通う子どもたちは、縦型A4サイズのスケッチブックに楽譜を貼るのが主流だと仰るゆふ先生。リングタイプのスケッチブックならば、子どもでも譜めくりしやすいですよね。
唯一のデメリットは、ページ数が多いためかさばることだそうです。
ゆふ先生
かさばってもOKならば、スケッチブックで製本するのがおすすめです。自分の弾いた曲でページがどんどん埋まっていくと、うれしくなりますよ!
撮影:SUKU×SUKU編集部
撮影:SUKU×SUKU編集部
A4のクリアファイルに楽譜を貼るのは、ゆふ先生が小学校の中・高学年のとき実際にやっていた製本方法だそうです。
ゆふ先生
クリアファイルの底辺をハサミやカッターで切り開き、1枚の長方形にします。切り開いたクリアファイルに両面テープやマスキングテープ、セロハンテープで楽譜を貼り付けましょう。
表紙にタイトルや作曲者名を書いたシールを貼ってもかわいいですよ。
音楽教室やネットショップでは、楽譜専用のファイルも手に入ります。楽譜の上下だけバンドで固定できる仕様なので、ファイルに挟んだまま楽譜に書き込みができ照明に反射することもないそうです。
ゆふ先生
楽譜ファイルには、4ページまで見開きにできるタイプもあります。譜面台からはみ出す部分も自立するタイプがあり、個人的にとても重宝しています。
撮影:SUKU×SUKU編集部
ゆふ先生曰く、音高・音大生たちの製本は楽譜の枚数もかなり多いため、テープで貼り合わせることが多いのだそう。
ゆふ先生
本のように貼り合わせるのもよいですが、蛇腹式にすると譜めくりの回数が減りますよ。
貼るときは、失敗しても貼り替えができて折り曲げやすい紙製か不織布のサージカルテープやマスキングテープを使うのがおすすめです。
ちなみにセロハンテープは、
・貼り直しができない
・折れ曲がりにくい
・経年劣化する
・紙のしなりが悪く、譜めくりしづらい
などの理由で、おすすめできないそうです。
撮影:SUKU×SUKU編集部
番外編としてゆふ先生がブログ内で紹介している方法が、楽譜を両面コピーして本をつくること。イラスト付きの表紙にしたり、背の部分にマスキングテープを貼ったりしてかわいく仕上げていたのだとか。
あまりにもきれいな仕上がりに、売り物と勘違いされたこともあったそうです!
ピアノの楽譜は、発表会やコンクール用であれば数カ月単位で同じものを使います。丈夫で見やすいのはもちろん、好きな色、柄の材料を使って製本すれば愛着もわき、練習もがんばれそうですよね。
もし楽譜の管理に悩んでいたら、ぜひゆふ先生のおすすめする製本を試してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた『ゆふ先生』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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