「おもしろくなくなってきた」「思ったより難しかった」などの理由で、子どもが「習い事を辞めたい」と言いだすことはめずらしくありません。しかし、ある程度の成果が出るまでは続けてほしいと思うのが親の本音。子どもの意見を尊重したい気持ちもあるけれど、すぐに辞めさせる決断のできないママパパは多いのではないでしょうか。そこで今回習い事スクスクは、小学校低学年の兄妹を育てるワーママ、キラろぐさんのブログに注目!自らの体験談より、習い事の辞めどきを見極める3つのポイントを教えていただきました。
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目次
年長から続けてきた英語教室を小学校低学年で辞めたキラろぐさんの息子さん。お子さん自身が「英語をやりたい!」と言いだし、初めのうちは楽しく通っていたそうです。
キラろぐさん
幼児クラスのときは遊びのなかで学ぶといった雰囲気で、お友達と一緒に楽しく通っていました。
しかし、進級してレッスン内容が難しくなるとやる気がダウンしてしまったそう。そして、英語教室を退会したそうです。
キラろぐさん
クラスが上がったことで遊びの要素がほとんどなくなると同時に難易度も上がったため、楽しくなくなってしまったそうです。さらに、人前で英語を話すことも恥ずかしいと言っていました。
英語が楽しいと思えなくなったのが辞めたい理由だったと仰るキラろぐさん。しかし、そう聞いてすぐに辞めようと決めるのは、勇気がいりますよね。
実際にキラろぐさんも、決断する前にお子さんがなんとか楽しく続けられないかと考えたそうです。
キラろぐさん
前回のレッスンの復習と次回の予習を、親子で遊びながらするようにしていました。
うちの子は英語での会話に恥ずかしさや自信のなさがあったので、ちょっと大げさなくらいに楽しく会話を練習して、少しでも自信をもってくれればいいなと思っていました。
しかし、最終的には退会を決めたキラろぐさん。決断の目安となった3つのポイントをブログ内で紹介しています。
たとえばピアノや公文など家でも練習や宿題が必要な習い事の場合、やる気がない状態での継続はとりわけ難しいと仰るキラろぐさん。
毎回ママパパが家で強制的にやらせるような状態になっていたら、要注意です。
キラろぐさん
子どもに「やりたい!」という意欲がない場合は苦手意識をもたせてしまう原因になるため、いったん辞めることを考えてみてはどうかと思います。
初めは楽しく習っていても、上達すると同時に難易度が上がり、練習の壁にぶつかってしまうこともありますよね。
がんばって乗り越えてほしいものの、難易度が高すぎたり周囲についていけなかったりする場合は、達成する前に子どもの心が折れてしまうかもしれません。そうなると、自己肯定感が下がり、習い事に対して苦手意識も生まれてしまいます。
キラろぐさん
私自身も経験がありますが「習っているから上手なんでしょ?」と周りから期待されるのに対して「習っているのにうまくできない」ことは、苦手意識を植えこまれている状態です。
続けることで「自分にはできない」と自信をなくしてしまうのなら、辞めることを考えてよいと思います。
「クロールで25メートル泳げるようになる」「公文で〇年生のプリントまで先取りして終わらせる」などの目標を達成したら、辞めてもよいのでは?とキラろぐさん。
さらに、ママパパの当初の目的が「習い事を楽しんでほしい」から「成果を出してほしい」に変わり、子どもが楽しめなくなっている場合も辞めどきだと仰います。
キラろぐさん
私自身、英語を楽しんでほしくて習わせたのに、子どもが辞めたいと言ったとき「せっかくここまで上達したんだから」と当初の目的とは違うことを考えていました。
親が初心に戻り、習い事を始めたときの目的を思い出すことも大切です。
目標や目的は、辞めどきの指針になると仰るキラろぐさん。これから新しく習い事を始める場合は、明確な目的や目標を決めてから始めると、辞めるときの迷いが減りそうですね。
ちなみに英語教室を辞めたあとのキラろぐさんのお子さんは、家でマイペースに英語を楽しむようになったそう。英語が嫌いになってはいなかったので、早めに辞めさせてよかったとキラろぐさんは仰います。
キラろぐさん
「お母さんとする英語は楽しい!」と子どもが言うので、私が先生になりきって英語を教えました。
「英語=難しい」と感じていた状況を「英語=楽しい」に戻せたので、苦手意識が定着する前に辞めてよかったと感じます。
子どもの気持ちに耳を傾け、ご自身の本来の目的を思い出したうえで習い事を辞めさせる決意をしたキラろぐさん。英語に苦手意識が残らない状態で辞めることができ、結果的に正解だったようです。
習い事は、子どものやる気があって身につくものです。最近やる気がないなと感じたら「もっと上達してほしい」という気持ちはグッとこらえ、子どもの気持ちを聞いてみてはいかがでしょうか。
辞めても苦手意識が残らなければ、またいつか再開することもあるかもしれません。将来、習い事が楽しい思い出となるように、サポートしてあげてくださいね。
今回取材にご協力いただいた、キラろぐさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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