間違ったフォームでは故障の原因にも!?野球少年に伝えたい「強いボールを投げる4ステップ」

間違ったフォームでは故障の原因にも!?野球少年に伝えたい「強いボールを投げる4ステップ」

間違ったフォームでは故障の原因にも!?野球少年に伝えたい「強いボールを投げる4ステップ」

野球やソフトボールを習い始めたばかりだと、強いボールを投げるのが苦手……というお子さんは多いのではないでしょうか。また、誤ったフォームで投げているとボールに力が伝わりづらかったり、肩やひじに負担がかかり故障の原因となってしまうこともあるそうです。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、キッズスポーツインストラクター『まえじー。』さんのYouTubeに注目!4ステップでできる「投げ方の基礎」の練習方法を紹介します。

習い事スクスク編集部

習い事スクスク編集部

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今回教えてくれた人
まえじー。
キッズスポーツインストラクター
まえじー。
野球歴17年、ソフトボール指導で全国優勝。現在はキッズスポーツインストラクターとして幅広いスポーツを子どもに教えている。自身の経験をもとに、小学生や初心者に向けて野球・ソフトボールがうまくなるコツをYouTubeにて配信している。
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目次

今回SUKU×SUKU(スクスク)がピックアップした動画はこちら。

 

キッズスポーツインストラクターの『まえじー。』さんが、小学校2年生~4年生向けの野球・ソフトボールのレッスンで実際に取り入れている「強いボールを投げるコツ」について紹介します。

こちらは小学生だけではなく、どの年代の方にもおすすめの練習方法とのこと。ポイントをしっかり抑えることで、技術面だけではなく体への負担も減るそうですよ。

ボールの握り方

4つのステップに移っていく前に、まずはボールの握り方を確認しておきましょう。

まえじー。さん

まえじー。さん

ボールは、毎球同じところを持つようにしましょう。基本的には、4シームの握り方でよいと思います。

※4シームの握り方:ボールの縫い目が横に向いている状態で握る

 

ただ、野球を始めたばかりで2本指で握ることが難しい場合は、わし掴みでもよいそうです。

まえじー。さん

まえじー。さん

わし掴みで握る場合は、中指と薬指の間を空けて、2本指で握っているような感覚で持つとよいですよ。

YouTube 0:49~ ボールの握り方

ステップ①体重移動をして投げる

初めは、正面を向いた状態から体重移動をして投げる練習をします。

 

【動き方】
1.肩幅に足を開く
2.左右に揺れながら体重移動を繰り返す
3.投げる姿勢をつくる
4.ボールは耳の横に構えてから投げる

 

動き方のポイントを、一つひとつ見ていきましょう。

体重移動のポイント

体重移動は、かかとが浮くぐらいでOK。その際に、体をひねらないようにすることが大切なのだそう。

まえじー。さん

まえじー。さん

ボールを投げるときや打つときは、体をひねらない・うねらないようにしましょう。
 
投げる際に腕が開き、肩やひじを痛めてしまう原因になったり、ボールに効率よく力が伝わらなくなってしまいます。

体をひねらない・うねらないようにするためには「ひざが入るタイミング」と「ひじを出すタイミング」を合わせましょう。

 

ひじとひざが同時に出ることで、体の重心を真ん中に置きながら効率よく力を伝えることができるそうですよ。

投げる姿勢をつくるポイント

投げる姿勢をつくるときは「卵の殻を割るイメージ」で、ひじを上げましょう。

まえじー。さん

まえじー。さん

体重移動で左右に揺れている状態から、体重が軸足に乗ったタイミングで、卵を割るように腕をパカッと開きます。
 
このとき、体をひねったり、卵を割らずにボールを上げたりしないように注意しましょう。

体をひねってしまうと背中側にひじが入り、投げる際にボールが離れて出てしまうのだそう。腕が離れてしまうと、ボールが抜けていったり、肩やひじに大きく負担がかかってしまうため注意しましょう。

またひじを上げたあとのボールは、耳の横にくるイメージで構えるようにましょう。そのまま左足に体重が乗っていくタイミングでボールを投げます。(右投げの場合)

まえじー。さん

まえじー。さん

体重移動からボールを投げるまでのあいだ、グローブは常に胸の前にあるようにしましょう。

最初はうまく力が出ないように感じるかもしれないですが、まえじー。さん曰く「力を入れて投げるのではなく、体重移動の流れを掴むことが大切」とのこと。まずはステップ①の動きを、お子さんにしっかりとマスターさせてあげてください。

 

YouTube 1:17~ ステップ①

ステップ②横向きで投げる

ステップ②では、投げたい方向に向かって肩を向けて投げます。

 

【動き方】
1.ステップ①よりも足を広めに開き、少し重心を落とす
2.ステップ①と同様に体重移動を行い、投げる姿勢をつくる
3.グローブを投げたい方向へ伸ばして、投げる

まえじー。さん

まえじー。さん

ステップ②では、投げたい方向にグローブを向けるようにしましょう。(小指を上にした状態で)
 
そしてボールを投げる瞬間に、グローブを胸の前に引き付けます。

重心を落とすポイント

体重移動の動き方はステップ①と同じですが、重心を落とすときはひざが前に出ないようにしましょう。

まえじー。さん

まえじー。さん

ひざを前に出して落とすのではなく、後ろにあるイスに腰掛けるイメージで、重心を落とします。

 

この姿勢を作ることで筋肉が連動し、ボールにしっかりと力が伝わる準備ができますよ。

さらに動画では、テイクバックについても言及されています。

 

※テイクバック:ボールに反動をつけるために腕を後方に引く動作

まえじー。さん

まえじー。さん

野球はもちろん、ソフトボールでもテイクバックを大きくとって投げられればベストですが、この動きは初心者には難しいためフォームをしっかり確認して行わないと体に負荷をかけてしまいます。
 
まずはステップ①・②の投げ方をできるようにしましょう。

YouTube 4:20~ ステップ②横向きで投げる

ステップ③歩き投げ

こちらは、文字通り「歩きながら投げる」ことを指します。

 

【動き方】
1.右足から順に左右交互に4歩進みます(左投げの場合は左足から)
2.3歩めのときに右足をクロスさせる
3.そのままステップ②と同様に投げる

まえじー。さん

まえじー。さん

3歩めで右足をクロスさせることで、4歩めの左足を踏むときに、背中側に体重をかけやすくなります。
 
そうすることで自然と「後ろの椅子に座るイメージ」ができますよ。

歩き投げのポイント

ここでのポイントは「卵を割るイメージ」のタイミング。4歩めを踏み込む直前に、パカッと腕を割りましょう。

まえじー。さん

まえじー。さん

早い段階からボールを耳の横にキープしていると、肩に力が入り筋肉が緊張してしまいます。その状態で投げると疲れや故障の原因にもなるため、4歩めの直前で割るようにしましょう。
 

試合や練習時に、ボールを捕ったあと長い時間割った状態をキープしてから投げる子も多いですが、肩を痛めないためにも腕を割るタイミングは改善していきましょう。

「最後の最後まで腕を割らない」というのが大事なポイントと、まえじー。さんは仰います。

 

そうすることで上半身は力まずリラックスできるため、投げる瞬間に一気にボールに力を伝えていくことができるそうですよ。

 

YouTube 7:25~ ステップ③歩き投げ

ステップ④ステップを入れる

ステップ③の歩き投げができるようになったら、最後はステップを入れていきます。

 

【動き方】
歩き投げの3歩めと4歩めの間に軽くジャンプをし、空中でパンっと両足の内側を合わせる。

まえじー。さん

まえじー。さん

この動きも、投げる直前まで脱力しておくことが大事なポイントです。

ステップ④はさらに難易度が上がりますが、焦らずに一つひとつポイントを確認しながら練習していきましょう。

 

YouTube 9:20~ ステップ④ステップを入れる

まとめ

野球・ソフトボールを習い始めたばかりのお子さんのなかには、体をひねってボールに勢いを出している子もいるかもしれませんが、誤ったフォームが定着してしまうと肩やひじを痛めてしまうかもしれません。4つのステップとポイントをしっかり抑えて、体に負担のかからない安定したフォームを、お子さんに身につけてあげてくださいね!

今回ご協力いただいた方

今回、取材にご協力いただいた、まえじー。さんの詳細は以下のリンクよりご覧ください。

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