正しい鉛筆の持ち方や、自由自在に書く運筆力が身についていないと、学力にも影響しかねないことを知っていましたか?鉛筆の持ち方は、一度クセがついてしまうと矯正するのが大変です。とはいえ、小さな子どもにわかりやすく教えるのも難しいですよね。そこでSUKU×SUKU(スクスク)は、東京都渋谷区にある『ドリーム72 キッズマナー幼児教室』のブログから「子どもに正しい鉛筆の持ち方を教える方法」を紹介します!
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目次
すでにひらがな、カタカナが書けているから、鉛筆の持ち方はそこまで気にしていなかったというママ・パパもいるのではないでしょうか。じつは正しく鉛筆が持てることは、子どもにとってうれしいメリットがあるのだそうです。
先生
鉛筆が正しく持てていると、姿勢もよくなり、無駄な力が入らないので、字を書いていても疲れません。手が疲れないと集中力が増すので、勉強もはかどりますよ!
先生曰く、なんと東大生の約8割は正しく鉛筆を持てるのだそうです!長時間の勉強を必要とする東大生は、やはりストレスなく書ける方法を身に付けているのですね。
先生
鉛筆が正しく持てると可動域が広がり、とめ、はね、はらいもきれいにできるので、美しい字が書けるようになります。
鉛筆だこやペンだこもできにくくなり、いいことづくめなのです。
鉛筆の持ち方を矯正するのは、なかなか時間がかかるものです。これまでお子さんの持ち方を気にしていなかったママ・パパは、ぜひチェックを!
子ども用鉛筆は長さや太さなどバリエーションが豊富。どれを選んだらよいか、迷ってしまいますよね。
子どもの鉛筆を選ぶときは、軸が三角形になっている「三角鉛筆」がおすすめだと、先生はおっしゃいます。とくに初めのうちは、軸が太めで書き味の濃い2Bの「三角鉛筆」がよいそうです。
先生
三角鉛筆は、指を自然に鉛筆に添えることができるので、鉛筆の持ち方を覚えるには最適です。
まずは太軸で2Bの三角鉛筆を使い、適度な筆圧で書けるよう練習してから、細軸のBの三角鉛筆にシフトしていくとよいでしょう。
鉛筆は長く使うものなので、なるべく早い時期から正しい持ち方が身につくよう「三角鉛筆」を選ぶのがよいかもしれませんね。
鉛筆を正しく持つための手順を、先生のステップに沿ってご紹介します。
1. 親指と人差し指で丸を作るようにして鉛筆を握る
先生
ここでポイントなのが、お子さんへの声かけとしておすすめなのが鉛筆の握り方を「ふんわりグー」と教えることです。
「まずは手をグーにするよ。手の中に小さな卵が入っていると思って、優しくふんわりとグーにしてね!」と伝えると、手に無駄な力を入れることなく鉛筆を握れますよ。
2. 人差し指は、鉛筆との間に隙間ができないようぴったり指を付けて、指の腹を軸に押し当てる
先生
指の形を作るのが難しいときは、お子さんに「鉄砲のポーズをしよう!」と伝えてみましょう!
このとき他の指は「ふんわりグー」のままでいることが大切です。
3. 中指、薬指、小指はまるく包みこむように添える
4. 中指の爪の根元の左側で、鉛筆を支えるようにイメージ
5. 人差し指よりも、親指が上にくるよう注意する
6. 親指の力はなるべく抜いて、添える程度に鉛筆を支える
先生
最後は「鉛筆を親指と人差し指でやさしくキャッチしてね」と教えてあげましょう。
先生曰く、鉛筆を持つときは赤ちゃんの手を優しく包みこむように、柔らかくふわっと持つのがポイントだそうです。
先生
鉛筆を持った手のひらは、常に卵を握っているような空間を作ることを意識してみるといいですよ。
初めて鉛筆を持つ場合は、緊張してうまくできない子どももいるかもしれません。もし鉛筆を握る手に力が入りすぎてしまったり、いつのまにか間違った持ち方になったりしていたら、焦らずに初めからゆっくりやり直すことがポイントだそうです。
子どもが理解できるまで、ママ・パパも粘り強く丁寧に教えることが必要ですね。
撮影:SUKU×SUKU
正しく鉛筆が持てるようになったら、運筆練習をすることが大切だと、先生はブログ内で語ります。
先生
いろいろな線や四角や円などの図形、さらに迷路など学びの延長で楽しく書いてみるのがおすすめです!
なぐり書きやお絵描きなども運筆の練習になるそうです。まずは楽しく鉛筆を動かすことを目標にしましょう。
鉛筆が上手に持てるようになったら、まずはひらがなの練習を始めるのでは?と思うママ・パパもいるかもしれません。
先生曰く、運筆力がないまま字を書く練習を始めてしまうと、頭の中で文字を理解していても思うように鉛筆を動かせず、書く行為自体に苦手意識を持ってしまう可能性があるのだそうです。
先生
書くことは「学習の基本」です。運筆力が弱い状態でひらがなやカタカナの練習が始まってしまうと、思うように文字が書けずストレスになってしまったり、すぐに疲れたりしてしまうことがあります。
そして、そのまま高学年になってしまうと、授業中に「ノートを取るのが追い付かない」ということも起こりえます。結果として、お子さんの学習意欲そのものが低下してしまう可能性があるのです。
焦って文字を書く練習をしなくても、運筆力を高めておけばすんなり文字は書けるようになる、と先生はおっしゃいます。子どもの将来の学習意欲に影響があることを考えると、まずは運筆力を強化しておきたいですね。
子どもの運筆力を育むためには、自分の好きな絵を自由に描いたり、なぞり書きや点と点を線で結んだりする書き方なども、効果があるのだそうです。
先生
運筆の練習の目標は、自由自在にスラスラと線が書けるようになることです。
白い紙にただ線を書くだけでも運筆の練習になりますが、今はネット上でも、無料でダウンロードできる運筆練習集やドリルがたくさん公開されていますよ。
たとえばママ・パパがなぞり書きのお手本を書いてあげたり、点をたくさん書いて線で結ばせてあげたりしするのも楽しそうですね。ママ・パパと一緒に楽しめると、子どものやる気もアップするかもしれません!
先生
運筆の練習をするときは、正しい姿勢かつ正しい鉛筆の持ち方を維持することも、ぜひ意識してみてくださいね。
正しい持ち方を習得するのも運筆力を高めるのも時間はかかりますが、一度身についてしまえば一生もののスキルになります。
書くことはこの先も長く続く行為なので、なるべくストレスなく書ける方法を早めに習得させてあげたいですよね。まずは先生のステップに沿って正しい鉛筆の持ち方を身に付け、運筆の練習にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた『ドリーム72 キッズマナー幼児教室』 の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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