子どもの英語教育に関心を寄せていると「フォニックス」や「サイトワード」という言葉を耳にするかもしれません。フォニックスは聞いたことがあっても、サイトワードは初耳という方もいるのではないでしょうか。サイトワードとは、フォニックス同様ネイティブの子どもたちが初めに学ぶ重要な英単語を指すのだそう。そこでSUKU×SUKU(スクスク)は、現役保育士ココ先生のブログに注目!英語力アップに欠かせないサイトワードの覚え方について紹介します。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
サイトワードとは、英語圏の子どもたちが最初に学ぶ重要単語を指すそうです。sight(視覚)word(言葉)と書くとおり、目で見て丸暗記する言葉なのだとか。
ココ先生
じつはサイトワードとフォニックスのルールが分かれば、ほぼすべての英単語の発音は読めてしまうのです。フォニックスのルールで読める英単語は75%、残りの25%がサイトワードにあたります。
Aは「エー」ではなく「アッ」、Bは「ビー」ではなく「ブッ」と読むのがフォニックスのルール。ココ先生曰く、このフォニックスのルールには当てはまらない単語がサイトワードにあたるそうです。
ちなみにサイトワードには、ドルチワードリストとフライワードリストの2種類あり、学ぶ単語の数や学習レベルの分け方に違いがあるとココ先生は仰います。
ココ先生
どちらのリストがよいというものではありません。どちらを扱うかは個人の好みによります。
たとえばドルチワードリストには、95の名詞と220の単語があり、4歳で50個、5歳で50個と徐々に学習していきます。
■ドルチワードリストの一例
・the
・big
・yellow
・come
・please
など
フォニックスのルールでは読めないこれらの言葉は、そっくりそのまま覚える必要があるのです。
ココ先生曰く、フォニックスのルールとサイトワードを習得してしまえば、英語の文章がすらすら読めるそうです!
ただしサイトワードの暗記にはコツがあるのだとか。ココ先生はブログ内で、サイトワードを覚える方法も紹介しています。
▽フォニックスについての解説記事はこちら
サイトワードを覚えるには「3つのステップ」で学習することが大切だと、ココ先生は仰います。
ココ先生
①たくさんの絵本を読み「英語の音」に慣れておく
②音に慣れたら英単語を見せ、これは「〇〇」と読むんだよ!と1つずつ教える
③2~3個教えたら、これはなんだ?とクイズ形式で楽しむ
この順番で行う方法が、おすすめです。クイズ形式で楽しみながら行うことで、勉強感をなくすとよいですよ。
サイトワードだけを抜き出して覚えるのではなく、まずは英語そのものに触れる機会を増やし、音に慣れることが重要なのだそう。
ココ先生
音を覚えたら、文字に入る基礎ができます。思ったよりも長い時間が必要なので、ゆっくり取り組みましょう。
ココ先生曰く、英語の絵本の読み聞かせやBGMの聞き流しには1年くらいかけるつもりで取り組むとよいそうです。子どもにプレッシャーをかけず楽しみながら学ぶことが、英語力アップの秘訣なのかもしれませんね。
ココ先生
基本的には「暗記」がメインの学習法なので、英語学習を1年以上継続した小学生以降に取り組むのがよいタイミングです。
初めてから1年未満程度の初心者の場合は、サイトワードのみにこだわらず、総合的に英語の音に触れていくことをおすすめします。
ココ先生はブログ内で、サイトワードが楽しく覚えられるさまざまな教材を紹介しています。
ココ先生
低年齢の子(英語初心者)には
・サイトワードリーダース
・ポケモンフォニックス
などの絵本がおすすめです。
「サイトワードリーダース」は25冊でひとつのセットになっている教材。50個のサイトワードが覚えられる、ベストセラー作品だそうです。
また「ポケモンフォニックス」は、表紙を見ただけで子どものやる気を引き出してくれそうですよね!フォニックスを学ぶ絵本ですが、47個のサイトワードも含まれているそうです。
ココ先生
小学生以上の子(英語学習歴1年以上)には
・pop for Sight Words Games
・サイトワードスワット!
などの英語ゲームを使って、楽しく学習するのがおすすめです。
どちらの教材もカードゲームになっていて、遊びながらサイトワードを学べるそうです。遊びながら学べる教材は、子どもが自ら取り組んでくれそうですよね。
ココ先生
まったく英語を知らないところからゲームを始めると困難なので、初心者向けの絵本で少し覚えてから始めるのがおすすめです!
ココ先生が自らの経験で感じたのは「英語学習は焦って進めないほうがよい」ということだそうです。サイトワードの習得は英語力アップに効果的ですが、まずは絵本や音楽で慣れることが大切なのだそう。
子どもが英語の音に慣れてきたら、ぜひココ先生おすすめの教材で学習を継続してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた『ココ先生』 の詳細は以下のリンクからご覧ください。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります