算数や英語など、全教科の土台となる大事な教科・国語。ですが毎日欠かさず国語を勉強しているというお子さんは、とても少ないのだそう。国語で身につく力は受験だけでなく社会に出ても役立つので、小学生のうちからしっかりと土台を作ってあげることが大事。今回SUKU×SUKU(スクスク)では、個別指導塾『秋山塾 新宿校』のブログより、国語を勉強することで得られる力と効果的な勉強方法についてご紹介します!
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
毎日国語の勉強を欠かさずしていると言い切れるお子さんは、少ないのではないでしょうか。国語の学習が疎かになっていると、中学生以降の学習に差がついてしまうと増田先生は仰います。
小学校のテストはやさしめに作られており、あまり悪い点数を取ることがないため、子どもたち本人の感覚でもそれほどできないと思っていないのが実情なのだそう。
増田先生
学校のテストの点数も悪くないため「うちの子、国語は大丈夫でしょ。」と思われる保護者の方も少なくはありません。
また、中学生にも同じことが言えます。中学校の定期テストでも急激に悪くはなることはあまりないので「大丈夫かな」と安心してしまいがちです。しかし、国語は点数では分からない部分が大切なんです。
また増田先生曰く、小学校のテストで80点前後というのは黄色信号かもしれないとのこと。さらに、努力をして80点前後という場合は安心してはいけないのだそう。
国語以外の算数や英語、社会といった教科は覚えることが多く「しっかり勉強しておかないとよい点数が取れない」というイメージをお持ちの親御さんも多いかと思いますが、国語に関しては「漢字さえマスターしておけば、あとはそれほど勉強していなくても何とかなるだろう。」と考えられている方も多いのではないでしょうか。
ですが増田先生は、ブログのなかでこのように語られています。
増田先生
国語を克服しないと他の教科にも影響を及ぼします。
国語を学習しないお子さんが多い傾向にはありますが、他の教科同様に学習をしなければ中学生以降に影響が出てくるので、早い段階からの対策が必要です。
では、国語を勉強することで得られる力には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
増田先生曰く、国語を勉強することによって文章や活字に触れ、物事を言葉で考えるようになり「語彙力」が高まっていくのだそう。
増田先生
知らない言葉が多いと結局は、会話にもなりませんし、理解もできないのです。
塾生のなかにも時折何を話しているかよく分からない小学生や中学生が何人かいます。今の子たちは「やばい」「草」で会話が成立するので恐ろしいです……笑
語彙力は、たくさんの言葉を知っているだけではなく、その言葉を適切に使う能力を指します。語彙力はテストや受験だけではなく社会に出てからも役立つスキルなので、できれば子どもの頃からコツコツと積み上げていってあげたいですよね。
さらに増田先生は、国語を勉強することで得られる「読解力」の重要性にも言及されています。
増田先生
国語をしっかり勉強することで、当然「読解力」も身についてきます。
これに関しては「勉強をしている・していない」で相当な差になってくると思っています。
読解力は、小学校の低学年までにある程度身につくと言われておりますが、もちろん高学年から始めても遅くはありません!早いだけよいので、なるべく早めに取り掛かりましょう。
増田先生は、「テストの点数が悪くてもよくても、国語だけはしっかり勉強しておいて損はない。」と仰います。さらに国語は中学生になるともっとも勉強しなくなる科目なので、小学生の間にしっかりと土台を作ってあげることが大事なのだそう。
増田先生
国語力がないと数学(算数)の文章問題も解けないですし、他の教科でも先生の話や教科書が何を言っているのかを理解できずに苦しむ子がいます。それだけ小学生の頃から国語を学ぶことは大切なんです。
まだ国語の学習をあまりやっていないご家庭はすぐ行動に移してくださいね。「来週からやろう」では忘れてしまいます。今日もしくは明日からすぐに取り組み始めてください。
では、国語の勉強とは具体的には何をしたらよいのでしょうか。増田先生は、国語力のつく効果的な勉強方法をブログのなかで紹介されています。
増田先生
何をすべきかはよく言われておりますが、やはり読書は重要です。
読書を通して、活字に触れさせる機会を増やしていきましょう。
たくさんの言葉を吸収できるだけではなく、言葉の使い方も知ることのできる読書は、やはりとても大切なんですね。ですがテレビやスマホなどの誘惑が多い現代……。なかには進んで本を読みたがらないお子さんもおられるでしょう。こうしたお子さんに読書をさせるには、どうすればよいのでしょうか?
増田先生
お子さんが読書をしてくれない場合もあると思います。その場合は「家族の読書タイム」を作りましょう。
読書嫌いの子が「本を読みなさい」の一言で、急に読むようにはなりません。朝食前や夕食後、寝る前など、10分程度の短い時間でかまいませんので読書の時間を作り、本を読むのが当たり前という雰囲気の流れを作れるとよいですね。
そのうち続きが気になり、自ら本を開くようになったり、次に読む本を探したりするようになれば大成功!なのだそう。
読書が好きなお子さんは、親御さんが読書を好んでいる方が多いといいます。ママ・パパが楽しそうに読書の時間を過ごしている様子を見て、子ども「そんなに楽しいなら、少し読んでみようかな。」と自然と本に目を向けるようになるのでしょうね。
家事や仕事で忙しく長い時間読書をするのは難しいという親御さんも、毎日10分ほどであれば何とか続けられるのではないでしょうか。
またお子さんの目に届きやすいリビングやトイレに面白そうな本を数冊並べたり、置いてみるのもよいかもしれませんね。
読書の他に国語力を効率的に上げる方法として、増田先生は「問題を解くこと」をブログでおすすめされています。
増田先生
読書の他に、問題を解くこともやはり重要になってきます。市販の教材でもよいものが多くあるので「1日1題材は解く」と決めて、毎日の流れにしてみてもよいかもしれません。
これだけでも365日取り組むことができれば、大きく変わってきます。
さらに読書や問題を解く際のポイントとして「分からない言葉が出てきたら調べることが大事」なのだそう。
増田先生
本を読んだり、問題を解いているときに分からない言葉が出てきたら調べましょう。分からない言葉を集めたオリジナルノートを一緒に作ってみるのも面白そうですよね。
お子さんが分からない言葉を書いて、その言葉を使って、家族皆さんでそれぞれ文章を作ってみるのもよいかもしれません。
国語力を効率的に上げる3つめの方法として、増田先生は「音読」を上げられています。音読というと同じ文章を繰り返し読むという印象がありますが、増田先生は国語力をさらに上げるために意識してほしいポイントを次のように仰っています。
増田先生
音読というと、何回も何回も読む必要があると思っている方もいるようです。しかし、必ずしもそうではありません。読んだ内容を思い出す練習をすることも大事です。
検索練習というのですが、思い出す練習をすることで、覚えたことを定着させてあげます。これはどの教科にも効果的ですよ。
音読はまず、書いてある文章を理解するために絶対に必要なことです。ただし、一通り読めるようになればOKで、何回も読む必要はありません。それよりも音読+「どんなお話だった?」など、内容について質問してあげることで読解力が高まります。ぜひトライしてみてください。
ただ読むだけではなく、考える時間を与えることで論理的思考が身についていくのだそう。この論理的思考は、国語以外の他の教科でも、問題を解く際に必要な能力となってきます。
さらに、この論理的思考こそが「国語がすべての教科の基盤」と呼ばれる理由なのだそう。
増田先生
今後の学習活動の土台を作る時期の小学生には、国語をもっと勉強してほしいと思います。英語も大事ですけど……まず国語ですかね。
たくさんの本を読み、活字に慣れ、語彙力を高め、問題集できちんと論理的思考のトレーニングをする。
これが、小学生に必要な国語の勉強であり、これらが噛み合ってはじめて、国語の力がついてきます。そして国語の力がつけば、間違いなく、総合的な学力は伸びていきます。
勉強だけではなく、社会に出てからも役立つ国語力。一生モノのスキルを、小学生のうちからしっかりと意識して積み上げていってあげたいですね!
どの教科においても、問題を解くためにはまず問題を読んで、質問の意図を理解する必要があります。しっかりと意図が理解できていなければ、いくらその教科の知識が豊富でも能力を発揮することができません。どの教科においても、しっかりと力を発揮するためには、まずは国語力が充分に備わっていることが前提なのですね。
こちらの記事で紹介した「国語力を効率的に上げる勉強方法」を参考に、ぜひお子さんの国語力を高めてあげて下さい。
今回、取材にご協力いただいた『秋山塾 新宿校』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります