ママ必見!バレエスクールで磨く心と体の美しさ

ママ必見!バレエスクールで磨く心と体の美しさ

バレエ教室

今回SUKU×SUKUは、バレエ経験者なら誰もが知る名門「Kバレエスクール」におじゃましました!「バレエスクール」と聞くと少しハードルが高いと感じるママもいますよね。そんなママのために、SUKU×SUKU編集部がバレエに関する疑問をぶつけてきちゃいました!バレエを検討中のママは必見です♪(2019.8.9公開記事)

習い事スクスク編集部

習い事スクスク編集部

習い事を多く経験してきたメンバーからなる編集チーム。子育てや受験対策、スポ少コーチに奮闘するママ&パパが、本当におすすめしたい習い事のお役立ち情報をお届けします!

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目次

バレエスクールはハードルが高い!?実態を調査しました!

バレエは、女の子に人気の習い事として定番になっていますよね!
その一方でママたちからは「(子どもをバレエスクールに通わせることに対して)ハードルが高く感じる」といった声もでてきました。

 

そんなママたちの生の意見を聞きながら、
「でもそれってバレエスクールの実態を知らないからそう感じるのでは?」と考えたSUKU×SUKU編集部はバレエスクールのことを知るために、全国のさまざまなスクールをピックアップ!

 

そして今回はなんと…「Kバレエスクール」にインタビューすることができました♪

バレエ経験者なら誰もが知る「Kバレエスクール」とは?

Kバレエスクール講師の髙橋すみれ先生

熊川哲也さんの前で「恐れ多い…」と言いながらポーズをとってくれたすみれ先生

日本を代表するバレエダンサー熊川哲也さんはバレエ未経験者でも知っていますよね?
そんな熊川哲也さんが芸術監督を務める「Kバレエカンパニー」はバレエ経験者なら誰もが知る超有名バレエ団です。

 

そんな一流バレエ団が運営するバレエスクールが、今回編集部が取材したKバレエスクールです!
最高峰のバレエ団が運営するスクールがどんなレッスンをしているのか、気になるママも多いかと思います。

 

「Kバレエスクールの実態を知りたい!」と(名門の雰囲気に若干ビビりながら)SUKU×SUKU編集部が向かうと、インタビューを受けてくださる髙橋すみれ先生が!

Kバレエスクール講師の髙橋すみれ先生

講師のすみれ先生は、もともと別のバレエスタジオでレッスンを受けていましたが「一流の環境に身を置きたい」との想いから、16歳のときにKバレエスクールに入学されたそうです。
その後「Kバレエが大好きだから、ずっとKバレエに携わり続けたい」と、現在はKバレエスクールの講師として日々子どもたちと接しています。

 

編集部が見学させていただいたレッスンは、そんなすみれ先生が担当される8歳~10歳までのクラスです!

Kバレエスクールの様子

――すみれ先生、本日はよろしくお願いします!
すみれ先生「よろしくお願いします!」

 

――では早速、ママからもらった疑問にお答えいただきたいと思います!

バレエをはじめるのは、子どもが何歳になってから?

ユキママ

ユキママ

子どもがバレエを始めるのに、適した年齢はありますか?

すみれ先生「もし『バレリーナを目指す』ということであれば、3・4歳から始めてダンサーになっている方は多いですね。そのくらい(3・4歳)の年齢のときに柔軟性を身に付けることは大事です。とは言っても、小学校に入ってからバレエを始めてダンサーになっている方もたくさんいますので、少し遅れて始めたとしても大丈夫ですよ」

Kバレエスクールバーレッスン
Kバレエスクールレッスンの様子

――ちなみに熊川哲也さんは10歳くらいからバレエを始められたそうですね
すみれ先生「そうですね。男性は比較的遅くバレエをはじめてバレエダンサーになっている方もいらっしゃいますね」

バレエを習うメリット、実は「表現力」以外にもたくさんあるんです!

カズミママ

カズミママ

バレエで表現力が身につくというのは聞いたことがあります。それ以外に『バレエをやってこういう風に変わった』ということってありますか?

すみれ先生わたし個人のことでいうと、バレエをやって赤面症が治りました。
例えば、国語の授業中に人前で音読することがあるじゃないですか。そういった時にガタガタ震えるくらいに人前で話すのが本当に苦手でした。バレエを始めてからは目立つことに慣れてきて、だんだん発言することも『恥ずかしい』と思わなくなりましたね」

Kバレエスクール講師の髙橋すみれ先生
Kバレエスクール髙橋すみれ先生

――すみれ先生、赤面症だったんですか!?驚きです…
すみれ先生「赤面症だったので、教師なんてもってのほかだと思っていました(笑)

 

『しゃべることは苦手だけど、踊りでは目立ちたい』という意識が強くあって、少し表情を変えるだけでその人に目がいくことも先輩のお姉さんたちを見ながら自分で学んだりと、表現力を磨いていくにつれて、自然と目立つことにも慣れていきました」

Kバレエスクール講師の髙橋すみれ先生

編集部の話に爆笑中の先生(笑)レッスンを離れるとこんな一面も見せてくれました

――正直、レッスン中の(とても厳しい?)表情と、インタビュー中のほんわかされた表情のギャップに驚いています(笑)。そしてそんな先生同様に、子どもたちもレッスン中はメリハリがありましたね
すみれ先生「実は、今回ご覧になったクラスは、担当して1年半になるのですが、当初は集中力が続かない子が比較的多いクラスでした。『このクラスはメリハリをつけないと90分もたないな』と思ったので、ちょっと笑わせたりして一度緊張感をほどいてから、『はい!じゃあ、次行くよ!』っていうように、徐々にメリハリをつけていました。最初は、90分間集中力が持たなかったんですけれども、最近では自分でスイッチを入れられるようになったと感じています」

Kバレエスクールレッスン風景

レッスン中に何度か子どもたちを和ませるすみれ先生

Kバレエスクールレッスン風景

そしてすぐに集中モード!

タカコママ

タカコママ

バレエは礼儀作法が身につくイメージがありますが、どの教室の先生も厳しい方が多いのでしょうか?

すみれ先生「もちろん教室ごとではありますが、しつけや礼儀作法は、どの教室でもしっかり教えられているかと思います。私が以前通っていた教室も礼儀作法に厳しかったのですが、そこで教わったことは今になっても大切にしています。」

 

――しつけや礼儀作法をしっかりと教えてくれるのは、バレエの一つの魅力のように思います。あとは先生とお子さんが合うかどうかを確認すると良さそうですね

Kバレエスクールバーレッスンの様子

先生の「手伝って」の言葉で子どもたちがサッと走って来たのも驚きました

バレエで芽生える「美意識と目的意識」

――バレエの素人ながらレッスンを拝見して、驚いたことの一つに鏡の前で子どもたちが指先、つま先まで意識していたことでした
すみれ先生「バレエが他のダンスと決定的に違うところですが、バレエは腕の角度や足を入れる場所などのポジションがすべて数字で決まっていて、すべての動きの細部が基本姿勢の5番にちゃんと入っていなきゃいけないとか、足の出し方や出す位置など、1センチ0.5センチ単位で決まっているんです」

 

――ミリ単位で、決まったポジションに手足を持っていくと…。これはある程度ゴールが見えている目的意識を持った子じゃないと、なかなかできないことですよね
すみれ先生「意識が甘いとすぐ踊りや体型に出ますね。小学生のうちはまだ食事とか特に注意しないですけれど、おやつ食べ過ぎた人とかやっぱりレオタード着たらちょっとお腹が出ているので『今日何食べてきたの?』って注意しています(笑)上のクラスの子たちには『お腹しまえ!』『引っこめろ!』って厳しく言うときもあります」

Kバレエスクールレッスン風景

数多くあるバレエスクール、子どものためにどう選ぶ?

カズミママ

カズミママ

バレエスクールを選ぶ際に見ておくと良いポイントはありますか?

すみれ先生「スタジオの広さは見ておくと良いです。
私もKバレエスクールに入る前は別の教室に通っていましたが、20人という人数に対してスタジオが狭く、前の人と足が当たらないように、斜めを向いてレッスンをしていました」

 

――今回見学させていただいたクラスは10人前後でしたが、それでもスペースが余るほどスタジオが広いですよね。加えて、先生の合図ひとつで演奏されるグランドピアノの生演奏にも衝撃を受けました。
すみれ先生「この環境でバレエができることは、とても恵まれていると思います。
私もKバレエスクールに入った時には『何回飛んでも、回ってもまだ場所がある!』『生のピアノの音が聞こえる!』と衝撃的を受けましたね。小さな頃からKバレエスクールでやっている子どもたちは、その環境が当たり前だと思っている子がたくさんいますので、『これ(恵まれた環境)が当たり前じゃないんだよ』ということはしっかりと伝えています。だからこそ、ちゃんと感謝の気持ちを込めてレベランス=お辞儀をしています

Kバレエスクールピアノ生演奏

スタジオの広さもさることながら、編集部が特に驚いたのはピアノの生演奏でした

――少し話が変わりますが、バレエには講師になるための資格等は無く、誰でも開講することができるのが現状です。こういった状況の中、Kバレエスクールさんでは講師になるための試験があると伺いました
すみれ先生「おっしゃるように、現状バレエは無資格でも教室を開くことができますが、その分バレエスクールの数も多く、子どもをどこに習わせようかと迷ってしまう親御さんが多いんです。そんな中、当スクールではより質の高い指導を行うために、講師になるための試験があります」

 
――試験の制度を作ったのは、熊川哲也さんが今後の日本バレエの発展を考えてのことですよね。試験内容のなかには解剖学なども含まれているようですが、解剖学とバレエにはどのような関係があるのでしょうか?
すみれ先生「たとえば、生徒1人ひとりの骨格は異なりますが、解剖学を勉強しておくことで『この子は関節が開いてないけど、足首を開いているからここが歪んでいるのかもしれない』といったように考えて、子どもたちに適切なアドバイスをすることができるようになります。
 
また、バレエはターンアウトという、がに股とは少し違うんですけれど、外旋股関節(がいせんこかんせつ)から膝と足首と全部外回しで開いて立ってるんです。そういうのもしっかり行わないと、子どもたちが成長してきたときに、半月板を損傷したり靭帯を切ってしまうなど怪我につながってしまいます。ジャンプの着地とかも怪我が多いので、そういうところはしっかり生徒一人ひとりに合わせて『ここの筋肉をつけて、改善していこうね』というようなアドバイスができるようになるかと思います」

Kバレエスクールレッスンの様子
Kバレエスクールレッスンの様子
ユキママ

ユキママ

うちの娘はプロを目指すことはまだ考えていないようですが、Kバレエスクールにはどんな子どもが向いていますか?

すみれ先生『芸術の道に進みたい』というお子さんに向いています。Kバレエスクールではオーディションで選ばれた子たちだけが、Kバレエスクールのダンサーと同じ環境の生オーケストラで舞台に立つチャンスがあります。バレエダンサーとして芸術家を目指している子たちは、Kバレエスクールに入っていただければ一流の芸術がどんなものなのかしっかりと体験できると思います」

Kバレエスクールレッスンの様子

――すごく分かりやすいですね。逆に「ちょっと体を動かしたい」くらいだと合わないのでしょうか?
すみれ先生「『柔らかくなりたい』とかだけで始めるのであれば、ご自宅から近いバレエスクールでもいいのかなぁと思います。どれぐらいのレベルでバレエをやりたいのか、お子さんと話し合って選ぶといいかもしれません」

Kバレエスクールレッスンの様子

バレエに通う子どものためにできる親のサポートとは?

カズミママ

カズミママ

5歳の娘をバレエに通わせているのですが、お家でサポートできることはありませんか?

すみれ先生お家でのストレッチは手伝ってあげると良いかもしれません。
Kバレエスクールでは、そのくらいの年齢の子は柔軟ストレッチとスキップ、音楽に合わせて体を動かすというのと、運動神経を高めることが目標となります。柔軟性はどんなスポーツでも活かせますので、ぜひサポートしてあげてください」

Kバレエスクールレッスンの様子
Kバレエスクールレッスンの様子

――たとえばバレエ経験者のママが、レッスンの復習を見てあげるのはどうでしょう?
すみれ先生私の経験上ですが、『そこもっとこうした方が良いんじゃない?』とお母さんから言われている子たちって早々に辞めていってしまうんです。やはり親に言われると『バレエを習っているのは私なんだから、そんなことお母さんに言われなくてもわかってるよ!』ってなってしまうんですよね。
 
親御さんにはお月謝を出していただいていますし、年齢が上がってくるとある程度の食事制限など細かなところをサポートしていただいていますが、あまり口出しはせず見守っている方が良いのかなと思います」

全国の小さなバレエダンサーたちへメッセージ

Kバレエスクール講師の髙橋すみれ先生

――では最後に、バレエをがんばっている小さなバレエダンサーの子どもたちに、一言メッセージをもらえますでしょうか?
すみれ先生「バレエは楽しいことだけではなくて、やはり辛いことも、逃げだしたくなることもあるかと思いますが、続けるということがすごく大事です。レッスンを毎回コツコツ続けているとバレエの技なども上の段階に行けると思うので、たとえ壁にぶつかってしまっても、すぐに諦めずにもう少し頑張ってもらえたらなって思います。壁を乗り越えた先にはきっと素敵な舞台が待っているはずです。一緒に頑張りましょう♪

Kバレエスクール舞台裏

画像提供:Kバレエスクール

編集後記

今回の取材で印象に残っていることの一つに「挨拶」があります。
座っていた子どもたちが全員スッと立ち上がって、我々をきちんとみて大きな声で挨拶をしてくれたのですが、その「所作」がとても美しく・・衝撃を受けました。

 

そしてレッスンが始まると、その美しさの根拠がどんどん見えてきました。
鏡張りのバレエスクールは、自分の姿ときちんと向き合わなくてはならず、且つ先生がつま先から頭のてっぺんまで、ミリ単位で見逃さないのです(笑)
 

今回取材に協力してくださった、すみれ先生は、自宅での反復練習の有無も軽々と見抜き、レッスンでは子どもたちの表情を伺い、何度も室内の空調を調整するなど、誰よりも子どもたちを見ている印象でした。

 

「美しい所作」を体現できる理由には、他の習い事に比べて、圧倒的に体の隅々までを意識した日々のレッスンにあるのだと気づかされました。
言うまでもなく、そうした厳しいレッスンを継続することで子どもたちの心も磨かれていくわけです。

 

そうして培われた『美意識』は、社会に出ればさらに美しく映り、あらゆる場面において自信に溢れた自己表現ができるようになるのだと思います。
男性、女性に限らず、そんな「美しい大人」への第一歩を踏み出すために、ぜひお近くのバレエスクールを探してみてはいかがでしょうか。

Kバレエスクールレッスンの様子
Kバレエスクールレッスンの様子
Kバレエスクール講師の髙橋すみれ先生
髙橋 すみれ

6歳よりスワンバレエスタジオでバレエを始める。風巻文枝、三浦太紀の指導を受ける。2006年12月、NBAバレエ団クリスマス公演『くるみ割り人形』に兵隊役で出演。2012年9月K-BALLET SCHOOL恵比寿校入学、荒井祐子に師事。その他多くのK-BALLET SCHOOL教師から指導を受ける。2013年7月、同校School Performanceで『海賊』よりオダリスク第3ヴァリエーションを踊る。同年8月、K-BALLET YOUTH第1回記念公演『白鳥の湖』では2羽の白鳥を踊る。第1期T.Kセレクトで熊川哲也、荒井祐子の指導を受ける。2014年School Performanceで『ラ・バヤデール』よりガムザッティを踊る。2015年4月、K-BALLT YOUTH第2回公演『トムソーヤの冒険』でこうもりのソリストを踊る。同年8月、School Performanceで『コッペリア』より祈りを踊りK-BALLET SCHOOLを卒業。第5期T.T.C.取得。

interview:SUKU×SUKU編集部
※本記事は、2019年6月時点のインタビューに基づいたものです。

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