2025.12.01 教室だより

12月のパーティ便り

ふかほりパーティ便り
December 2025
こんにちは♪
12月に入り冬らしい寒さになりましたね。11月は九州支部中高生ひろば交流発表会が行われました。福岡北地区は「白雪姫 /The Snow White」を発表しました。
当日はインフルエンザなどで5人の人が欠席となりました。出れなくなった人のところをカバーし、これまで目指してきた物語の雰囲気をみんなで力を合わせて表現してくれました。今回は7つの地域の発表が観れました。メンバーのほとんどが中学生のところ、フック船長を女の子が大迫力で見事にやり切ったところなど、どの発表も頑張ってました。また、毎年自分たち福岡北地区が取り組んでいる『ロミオとジュリエット』を他の地区が発表するのを観れたこともとてもいい刺激になったと思います。
10月にオンライン保護者会『Beyond another dawn/ ひとりだちへの旅から得たもの』と題して、ラボのホームステイや高校留学を経験した3人のOB、OGの方を迎えてパネルディスカッションが開催されました。
それぞれがどのようなラボ活動をされたか、ホームステイや留学でどんなことを感じていたか、そこから何を得たのかなどをラボ事務局の司会で詳しく聞くことができました。視聴されている保護者の方の質問にも丁寧に答えて下さいました。
これから国際交流に参加する皆さんや保護者の方だけでなく、ラボでどんなことが育つのかをとてもわかりやすく伝えていただけたので、このパーティ便りで少し紹介させていただきますね。

◼︎3人のゲストの方が中学生や高校生の夏のホームステイで感じたこと
・英語で話せたことが小さな自信につながった(ホストファミリーだけでなく、近所の人と教会で宗教についての話しができたことに自分でも驚いた)
・家族と離れて外国で1か月ひとりで頑張れた
・ホームステイを楽しむことができた
・挑戦する勇気を得た
・世界への興味がうまれた
・中学生の夏の1か月のホームステイが自分の方向を決めた
・高1の時のホームステイが衝撃すぎて、帰ってくると学校でみんなで同じことをするという教育に疑問を持った
◼︎2人のゲストの方が高校生で1年留学に参加された時に感じたこと
・テーマ活動の英語がすごく上手な高校生がいて、どうして上手なのか聞いてみると『留学したんだよ』と聞き、テーマ活動をかっこよくやりたくて留学を決意した
だから、留学中は発音にこだわった
・高校留学は想像以上に大変だった
はじめは先生の授業が聞き取れず、勉強はアメリカ人の生徒の何倍も時間がかかった
・アメリカの生徒は自分の意見をどんどん発言していた
・私にとってのラボのひとりだちの旅は単なる語学学習だったり異文化体験ではなく、人間性を磨いて自立した大人へと成長するファーストステップだったと思う
・困難を乗り越えて新しい環境に適応していく体験だったり、自己肯定感、コミュニケーション能力、積極性の向上など、まさに人生教育といえる貴重な経験となった
・後輩ラボっ子にも一歩踏み出す経験をしてほしいと願っています!

◼︎ゲストスピーカーの中の坂本さんの現在のお仕事は大学での『国際教育交流』とのことで、その内容を教えていただきました。

・海外留学だけでなく、国内での国際交流体験で学生たちの成長を図ること
・日本の労働力や社会の構成員は多様になっていて、文化の違う人、価値観が違う人、考え方が違う人などが入ってくる中で一緒に協働していくということが起こっている
その多様化した社会に求められるのは何なのか?それを考えて、その中で問題が起きた時、日本人ばかりだと過去のものを見て解決しようとなるかもしれないが、構成する人が変わると考え方も姿勢も違う
どうしたら解決できるか、クリエイティブに考えたり、文化的視点も取り入れることが必要

大学では学びの機会を増やし、学生がコンフォートゾーンから一歩踏み出せる環境をつくっている
(コンフォートゾーンとは、慣れ親しんだ環境や人間関係のこと)

学生たちが勇気を出してコンフォートゾーンから一歩踏み出して、異なる文化の中で挑戦し成長する姿を見るのは何より嬉しい瞬間だとのことです。

・坂本さんの大学の教育とラボの活動は似ていると感じているそうです。

普段のパーティ活動で協力してテーマ活動したり、幅広い年代の人と交流し、キャンプで違う地域から集まってくる仲間と生活を共にしたり、海外からホームステイに来た子どもと交流してたりする活動は、今、大学で学生たちに体験させていることととても似ています。

◼︎オンライン保護者会で保護者の方からの質問にそれぞれの視点で答えてくださったので、その中のいくつかを紹介します。

【息子は「ホームステイ楽しかった〜!」という感想で、親が想像したより苦労しなかったようです。事前準備やラボを長く続けてきたからだとは思いますが、それでいいのでしょうか?】
⚫︎今、自分が親の立場になってみると「ゆるやかに楽しい」くらいで、大金使いたくない、大きな体験してきてほしい!と思ってしまいますが、特に中学生の男の子はことばではゆるやかですが、本当に大きな体験、大きな挑戦をしてきたと思います。
⚫︎「まあ、よかったよ」くらいの感想で親は物足りないですが、本人はいろんなことを感じています。
経験は効果や効率ではありません。
⚫︎今振り返るとなぜ中学生で一人で外国で1か月も頑張れたのか不思議です。
両親が小学校の時から、遠いキャンプにひとりで行かせてくれた。「何とかなるでしょう」と見守ってくれたことに本当に感謝しています。

【親として子どもへの関わり方は?】
⚫︎子供の特性によると思います。
3人兄弟の一番上だった私には親は何も言わなかった。
私にはそれが良かった。
弟、妹には「一度決めたんだからやりなさい」と言葉をかけていた。
どうやら、どうやったらやる気になるのか親は見ていた。
⚫︎自分の親は、ラボのことをそれほどよくわかっていなかったと思います。発表会や交流会を見に行くうちに「ああ、こういうことだったんだ」とわかってきたと思う。ラボを続けさせてくれたのは、ラボで何を得られるかという内容より、子どもの熱量や姿勢だったと思う。
⚫︎高校の時、担任の先生から「娘さんは性格的に留学は合わないのでは?」と言われた。その時、親は私を信じて留学を応援してくれた。担任はそう言ったが、親が信じてくれたことがとても嬉しくて、留学をやり遂げるエネルギーになりました。

【ラボを続けられた理由は?】
⚫︎ラボには憧れの人がいました。この先にシニアメイトやコーチなど、自分がなりたいものがあったので頑張れました。
⚫︎パーティは自分にとってコンフォートゾーンだった。キャンプに行くと新たなストレッチゾーンを抜けて成長することができた。
(ストレッチゾーン→ちょっと頑張れば行けるところ、成長できるところ)
⚫︎自分のコンフォートゾーンの外に行くのは、自分がどうなっていくのか行ってみないとわかりません。でも、どうやらあの辺にめっちゃ楽しそうな人がいるというふうに見える。

自分のコンフォートゾーンの外ではあるが、思い切って行ってみて、キャンプしたり、何かやってみると、未知だったところがわかってきて、そこもコンフォートゾーンになってしまったみたいなイメージです。

あの先に、もしかしたらコンフォートゾーンになりうるかもしれない自分の外側が「見通しつく」のはいいことで、いきなり大きく飛び越えてどうしていいのか全くわからなくなるのは学びではなく拒否感で、もう絶対やりたくないトラウマになってしまうかもしれない。いろんな人が自分の周りにいるのがわかるのがラボのいいところ。
見通しが立たないステップアウトは危険だけれど、見通しがあるから自分から足を踏み出せる。
⚫︎自分がラボを辞めずに進んで来れたのも道標的な人たちがいてくれたから。たくさんのラボっ子たちの経験をパーティや報告会で聞いてきたから、「あ、こんな感じだ」と、イメージがつくので「じゃあ行ってみようかな」と挑戦できる。未知の世界だとなかなかステップアウトは難しいことです。
国際交流もコンフォートゾーンを飛び越えた先にも心理的に安全性が確保されている感覚があるということです。パーティであれ、家族であれ、送り出されていつでも戻って来れる避難基地があると、そこで力を蓄え、次はそこが発進基地となり冒険に出ていくことができます。こうして半径を広げていけます。

〜大きな時代の変化、AIテクノロジーについて〜
【高機能の翻訳アプリが手軽につかえるような時代になっても英語を学ぶ必要ありますか?】
⚫︎仕事で台湾、韓国、日本人のチームで演劇活動をした時、共通言語は英語でした。みんなネイティブではないので流暢な英語だと逆に通じなかった。それこそ中1のホームステイの時のような"I go..."や"stop!"のようなシンプルな英語でコミュニケーションしていたが、どうしても言いたいことが伝わらないことがでてくるとAI翻訳を使った。伝えようと苦労した後のAI翻訳は『はい、はい、はい!』という感じで共感できた。はじめからAIを使うのはまどろっこしいが、奥の手のAIはすごくいい!
⚫︎ラボの国際交流では何を目標としているのでしょうか。
スマホ1台あれば翻訳できる時代ですが、ラボの国際交流の目標として語学の部分は大きいと思います。行く前に「つたない英語であっても、できるだけ直接コミュニケーションをとってほしい」と、ホストファミリーに伝えておくと協力してくれます。急いでいる時は仕方ありませんが、普段の生活の中では自分のことばで伝えたい。翻訳機は最後の砦的に使ってほしい。
⚫︎今の子どもたちは、はじめからAIがある世代。使おうと思えば使えるとわかっている。でも、「自分がしたいことってなんだっけ?」ということも本人たちはわかっている。
言葉のやり取りだけではない、言葉を超えるやり取りもある。ご飯を食べて「めっちゃ美味しいね!」とか、何かに共鳴してハイタッチする瞬間とか、いろんな交流をしてほしい。

【ステイ中も日本の友だちとSNSでやり取りしていたようです】
⚫︎SNSで日本人と会話してしまったり、学校で日本人だけで集まってしまったり、せっかく海外にいてもコンフォートゾーンに留まりたい子はいます。自分が何をしにきたのかを考え、「私はそうしたくない」と言える経験をしてほしい。他の国の人とも関わり、触れ合う経験をしてほしい。
⚫︎"Be here, not there!"
心も体もここにいようよ!
心を日本に残して来ないで。
アメリカのコーディネーターがよく言うアドバイスです。
目的を思い出せば同調圧力にNOと言える勇気がでます。
*成功や失敗、いろんな経験をしながら、ラボっ子それぞれに成長のチャンスがあります。これからが楽しみですね!
〈12月のスケジュール〉
10月から龍田パーティと合同で取り組んできた『石からスープができるかな/ The stone soup』ですが、聴き込みが進むにつれ、テーマ活動が楽しくなってきました。小学生からも物語についての意見がたくさん聞けるようになりました!
ここに至るまでは、毎回高校生や大学生が『やってみようよ!』と、根気よく声をかけたり、練習が終わったらみんなで遊ぶ時間を作ったりして寄り添ってくれました。
金曜日グループも、11月からこのお話でたっぷり遊んでいます。
木曜日グループ
12/4、11、18、25
小中学生:19:30-20:45
高大生:19:30-21:00

金曜日グループ
12/5、12、19、26
17:30-18:00
@小田部会館

*12/12は合同のリハーサルをします。
金曜日グループ→17:30-19:00
はじめの30分はソングバーズの練習をします。
木曜日グループ→18:00-19:00
全員でテーマ活動リハーサル
*少し終わり時間が遅くなるかもしれません。

〈クリスマス会について〉
12月18日(木)に、発表会の打ち上げを兼ねて合同のクリスマス会をしたいと思っています。
金曜日の皆さんが参加可能かどうか相談させていただきます。
金曜日の皆さんの都合が合わない時は、木曜日グループとは別日になりますが19日か25日のどちらかに決めたいと思います。
決まりましたら詳細をお知らせいたします。

福岡北地区テーマ活動交流発表会
(福岡市民芸術祭)
12月14日(日)早良市民センター
12:00 早良市民センター2階入り口付近に集合
(音楽室を控え室として借りていますので昼食にご利用できます)
*お天気によりますが、外に移動して練習します。
高大生と龍田テューターに従って下さい(深堀は、芸術祭担当のため、ホールにいます)
12:55よりホールで場立ち練習(子どものみ)
13:20 開場
13:30 第2部スタート
15:15 終了

*服装は、白のラボTシャツ、ブルージーンズ、(裸足で)
ソングバーズの時は靴を履いていて下さい。
*参加費はステージに出るラボっ子/500円です。

中高生ひろば
12月21日(日)原田会館
高校生9:09-17:00

なかつえウィンターキャンプ
12/26〜29
宮沢賢治作『注文の多い料理店/The Restaurant of Many Orders』がテーマです。
響太がコーチとして参加します!

1月のパーティは1/8(木)、1/9(金)からのスタートです!
よろしくお願いします。

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