2023.11.02 教室からのお知らせ

★2023年兵庫地区 帰国報告会参加報告

【お知らせ】2023年兵庫地区 帰国報告会 メモ

日時: 9/10(日) 会場: 芦屋市民センター多目的ホール
出席してきましたのでメモをシェアします。

北米交流参加者(中1以上)
・ステイ先のパパは三年前にパレスチナからきた人。アラビア語も、料理も教えてもらった。また会いに行く約束をしている。もっと英語を話せるようになりたい。文通でつながっている。ステイ先の家族の一員として、何か一品すぐに作れるようにしておいたほうがいい。
・挑戦すれば仲良くなるし、ステイが楽しくなる。言葉の壁はあるけど、ちょっとしたことでも伝え続けることが大切。日本でも相手に伝える気持ちが大切。ホームステイが終わりではなく、これが始まりであると強く感じた。Yes・Noをはっきり伝えることができた。色んな人に話しかけることができた。
・大自然で遊び尽くし、インターネットから離れたとてもよい時間だった。”Would I like to try?”といわれたら全部”Yes”と言って挑戦してみた。全部やってみていい経験に、”Yes”と言って後悔したこともあった。どれだけ親しい人でも、言わないと伝わらない。チャレンジしていくと、楽しくなるし、自信も出てくる。限界を決めず、もっとよくするためにやる。でも本当は怖くて辛くて不安だった。もっと英語を話せるようになりたい。ラボでも表現豊かになりたい。またホストと会う約束をしている。”No thank you.”を言うことも大切。日本では味わえない一ヶ月。
・あまりすべてが新しいとか、刺激的とは思わなかった。普通の家族の普通の日常に入る。つたない英語を一生懸命聞いてくれ、「いつでも帰っておいで」と言ってくれ、家族になれた。大自然の中に住んで、動物もたくさん。近所の人の馬車に乗せてもらった。
・東京ドーム3個以上の敷地で色んな事業をしている家族だった。ものすごくエネルギッシュで、1日に5回も車に乗って色んなところへ行った。人生を楽しみつくしている、ものすごくエネルギッシュな人達だった。でもお金と時間をかけて準備したものを、あっさり捨てる文化には共感ができなかった。

北米ホームステイへ送り出したご父母
・ステイ先のご家族に失礼の無いように、挨拶とお手伝いを渡航前も日頃からするように促した。自分を紹介する準備の過程で、自分自身をよく知ることができた様子。学校生活と国際交流の準備で多忙を極めた1年で、スケジュール・時間管理の力も必要とされた。

北米引率テューター
・アメリカでは夏休み中の子ども達はキャンプへ行くことが多いので、ステイ先の娘さんは高校生のうちにライフセーバー・ファーストエイド・サッカーの審判のライセンスを取っていた。
・アメリカでは高校卒業後のgap yearでボランティア、留学など、社会で生きていくための経験を積む時期としてとらえられている。
・一昔前は電化製品といえば日本製ばかりだったけれど、今はどこへ行ってもサムスンばかりだった。「高くて良いものはいらない、安くてそれなりのものを買って、数年後に買い替える。」のだそう。 

北米ユース受入れ
・家族は英語が話せないので、自分が通訳をした。パーティ全体で受け入れをしたので、ユースの日本滞在中、違う家庭にも遊びに行ってもらった。5年前に自分自身が北米ホームステイをしたが、今回受け入れてみて教える側になったので、また違う大きな成長 の機会になった。
・受入れる身になってみると、せっかく来たのにその国の文化や言葉に興味がないと受け入れるほうはかなり辛い。しかし今回来てくれたのは本当に素敵な16歳の子だった。学ぶこと、交流に積極的でとても楽しかった。

カナダ1年高校留学参加者
・高校留学は成績を取らないといけないし、生活では辛いことも多かったけれど、友達もたくさんできた。学校生活は本当に楽しかった。また来年ホストや友達と再開する約束になっている。

1年留学でも1カ月ホームステイでも、親にも友達にも、日本語にも頼れない中、自分で考えて、自分で行動を起こすことが必要とされた貴重な経験になったようです。しかしトラブル (ホストとのコミュニケーション不足による勘違いなど)が発生した時、自分で解決しようと踏み出さずに放置し、自体が悪化することも過去には度々あります。こういったトラブルが起きる子に共通しているのは、実は全国キャンプや地区・支部活動への参加経験が少ないことです。自分で行動を起こさないと変わらない、対話をすることが一番の解決の近道であることを経験している子ほど、トラブルが少ない=自分自身で解決をしている傾向があります。「国際交流で大切なことは、社会に出てから大切なことと同じです。」と事務局の大儀さんも会の最後に話されていました。またこの夏国際交流へ参加した子たちについて、「渡航前と比べ帰国後では、明らかにフレンドリーになった、すぐ話しかけてくれるようになった。」とも話されていました。

ニュージーランド交流参加者(中・高生/ホームステイ&平日は学校へ通います)
・全てが刺激的だった。Fun dayという日があって、男装女装をしてみんなでラグビーをしたり、音楽を聞きながら授業出てる人もいるし、一問解いたら後は自由時間の授業もあった。ホストの数学の宿題を僕がして、僕の英語の宿題をホストがした。英語使うのをためらっている無駄な時間はない。ステイはすぐにおわる。

ニュージーランド引率テューター
・中2~高2を引率。ニュージーランド交流は今年で19年目。
・Tauranga Intermediate School(TIS)は1300名のNZ 最大の中学校。多くの留学生を受け入れている。今年は中学生15名をTISへ引率。そのうちの一人が、全校生徒の前で挨拶のスピーチをした。
・インターナショナルという建物があって、ラボっ子は全員そこで英語の授業を受ける。退職された先生が買い物まで対応。
・みんなHaka(先住民マオリの伝統的な踊り)を踊れるようになって帰った。
・近隣の小学校へ出向き、Japanese Dayで異文化交流もした。ソーラン節を踊った。
・夫々ひとりでホームステイ先でも頑張っている。
・他にも各国からの引率者が居て、よく受けた質問が「この子たちはみんなもともと知り合いなの?」「あなたの生徒なの?」という質問。「数日前に成田で初めて会った。」と話すととても驚いていた。
・ラボ・パーティの子ども達には「学ぶ力があり、文化に興味を持ち受入れようとしている。」と他の引率者、学校の方から評価を頂いた。
・校長先生は、「今は長期の受入れしか実施していないが、ラボ・パーティの送り出しであれば、短期でも受入れの枠を毎年設ける。」とおっしゃっている。
・テューターが宿泊した先のパパは、2023年冬12/16~1/5で全国のラボ・パーティへ14才~18才40人の子ども達を引率し来日予定。良好な関係が保たれているからこそ続いている交流。ホームステイ受入れホストの対象年齢は中学校1年生以上。

韓国交流送り出しテューター(2023年は小6以上)
・4年ぶりに再開、全国で17人募集があった。送り出したのは、はじめの2年間ほとんどパーティでも話さない子で、全国キャンプは4年生で初めて行った。それ以降全国キャンプが好きで毎年行き、韓国交流へ行ってからはとても積極的になった。他パーティで韓国交流へ参加した子も、帰ってきてから地区の合宿の実行委員長に手を挙げるなど積極的に活動している。


*国際交流の感想については、おたよりvol.24にも同じ内容を掲載しています。

*一般財団法人ラボ国際交流センターが発行している機関紙「ラボの世界」も合わせてご覧ください。交流時の写真をたくさんご覧頂けます。
https://www.labo-intlexchange.or.jp/pdf/TheWorldOfLABO.pdf

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