2022.04.16 教室だより

会話と交流の違いとは



新学期始まり、早くも4月後半。
お子さんは新しい生活に慣れてきましたか?



さて今日は、全てが新しい環境にある息子の話をします。
大学4年生である息子は現在フランス留学中です。
1月末に出発したので、もうじき3ヶ月です。
息子を見てきて思うことを。



我が家では、息子の幼児期からたくさんの受入れをしてきました。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、インドネシア、フランス。
息子は小5でラボの韓国交流に参加(韓国語は話せません)。
中1の夏は1ヶ月北米・ニューハンプシャー州にホームスティ。



その韓国のホストブラザーを高校1年の夏に受け入れしました。
つまり再会です。



高校生では、学校の国際交流同好会に所属(ほぼ、私の興味により勧めてみた)。
1年でオーストラリアの学生を1週間ほど受け入れ、2年でその子の家にホームスティしました。
こちらも再会です。



小さい頃の交流は、周りの大人の助けによって成り立ちます。
高校生になると「自分主体」です。
今までと違って自分からの声がけが大きく関わっていきます。
だからこそ、再会できることで更にお互いの絆が深まります。
特にオーストラリアの子とは馬が合い、それ以降もオンラインでよく繋がっていました。



さて、もう一人、大学生になり、フランス語を専攻することになった年の夏。
たまたまラボの受け入れでフランスからの子を受け入れできることになりました。
彼はお母さんがアメリカ人であり、フランス語も英語も話す子でした。
彼の帰国後も、彼ともよくオンラインで繋がっていたようです。



コロナで留学も諦めかけていたところ、やはり行ってみたいという気持ちになった頃に大学の先生からのすすめもあり、留学に挑戦することになりました。
そして、いよいよ念願叶い出発となったのです。



フランスに渡り間もなく、フランスのその子とパリで再会。
そして、ただ今イースター休暇。
プロバンスの彼の家に遊びに行っています。
写真は二人が会った日のスイーツ写真です。
(勝手にお借り)



韓国とアメリカには、大学1年の冬や2年の夏頃に遊びに行く話をしていましたが、コロナでできず。
また行き来できる日が待たれますね。



さて。
子どもが小さい頃は、将来子どもが会話に困らないようにと様々な英語教室を探すと思います。
何を基準に選ぶかはそれぞれかと思いますが、大きく分けると
・英会話
・読み書き主体
でしょうか。



ラボの英語はどちらでもありません。
日常の活動についてはどこかでお話ししますが、「英会話」や「読み書き」の先にある目的をちょっと考えていただきたいと思います。
もちろん、どちらも大切です。否定はいたしません。
ただ、それは大人と子どもでの比重が少し違うかもしれません。
お子さんに英語を楽しんでほしいと思われるようでしたら、そこに「交流」も加えていただくことをお勧めします。
今はオンラインも日常的になりましたが、人とのコミュニケーションでは、見えない「空気」も大きく関わってきます。
一度ではなく、再会も伴う交流はこころ躍る出来事です。
こころが動くからこそ、「話したい」気持ちになるのです。
ラボでは入会と同時に「交流」が始まります。
海外とだけでなく、国内での交流の積み重ね。
これが後々大きな力を発揮してきます。
ラボで交流を大切にしているのは、そんな理由もあるのです。