2022.06.24 教室だより

ラボ国際交流の精神



ラボ・パーティは、希望者が参加できるホームステイプログラムを用意しています。北米・ニュージーランド・中国・韓国など世界各国で、実際の生活を体験しながら、 生きた外国語や異文化と交流できる体験は、一生の思い出となると同時に、自分のコミュニケーション力や勇気を試すチャンスです。語学習得の意欲に弾みがつきます。

★ラボ国際交流の精神
ラボ国際交流は単なる観光旅行や通りいっぺんの修学旅行ではありません。子どもたち自身が何年もかけてこころの準備をし,激動の青春期に入ってゆく前の、最も大切な瞬間である10代の半ばに未知の生活を体験し,そのみずみずしい体験をその後の成長の糧にしてもらおうとするものです。

★ラボ国際交流が目指しているものは
第一に、子どもたちが深く,温かい人間関係をとおして世界を知るということです。そのためには子ども自身が外国に友だちを作り,友情を育てることが大切です。地球儀と本だけで世界を知ろうとするのではなく,人々とのこころのふれあいを通して世界を知っていくことを目指しています。

★次にこの国際交流がめざしているものは
子どもたちのすこやかな巣立ちを用意することです。「これからおとなの世界へはいっていくのだ」という決意を青少年のある時期に行うことは,昔も今も大切なことです。外国でひと夏をすごすことで,ともすれば現代の親子がおちいりがちな日常の過保護状態から、お互いが自立をする契機としてほしいと願っています。

国際交流に向かっていくことは、ある目標にむかって長い間歩きつづけることのできる子どもたちを育てることにもつながります。おさない日にたてた計画を,5年,10年かかって実現する—そのとき子どもたちは,すでに何ものかをつかんでいるはずです。このラボ国際交流という種子に,自ら朝夕かかさず,よろこんで水をやる習慣がつくよう,わたしたちおとなは見まもりたいと考えます。