2023.06.02 つぶやき

年令の差があるお兄さん、お姉さんと

やっとコロナの心配もなくなり、パーティ(教室)の中での交流が盛んにできるようになりました。この日はふだん生活時間があわなくてなかなか一緒には活動できない中学生や高校生のお兄さん・お姉さんと小学生が日曜日の夕方から一緒に活動。運動会の翌日でホッとしていた子もいましたよ。
ラボ・ライブラリーより”Alice in Wonderland, The Qeen of Harts"(不思議の国のアリス、ハートの女王)のおはなしを全員で遊びました。
アリスがトランプの世界の裁判席に加わることになる場面、ハートのジャックが女王さまのパイを盗んだ容疑をかけられてしまいます。小学生たちは「裁判」といってもまだピンと来ないため、中高生があらかじめ小学生が分かりやすいようにと考えていた「裁判ゲーム」にして遊びました。
ジャックは有罪か、無罪かを最後にはひとりひとりが判断してテューター裁判長が判決を下すというもの。おはなしではそこまで語られていないので、子どもたちの想像を膨らませておはなしを解釈していきます。
お兄さん、お姉さんは小学生のどんな意見も否定せずに まずは受け止めてくれて、みんなが自由で安心した空気のなか、のびのびとおはなしの世界を楽しんでいました。中高生たちは、小学生にどうやったら自分たちで考えたゲームが説明が伝わるのか、わかりやすい表現にして口で伝えることの難しさを実感したようです。
異年齢の子どもたちは「異文化体験」しています。これが性差や立場の違う人、言語のちがう世界の人と心を通わせるベースになるんだ、と感じました。