テコンドーは多彩な足技が特徴で、空手に似た格闘技です。挨拶や礼儀が身につくのはもちろん、柔軟性が育まれることで日常生活でもケガが減るなどうれしい効果も。今回SUKU×SUKU(スクスク)では『テコンドー・ファラン朴武館』のブログに注目。少年期にテコンドーで育む、柔軟性の大切さについて紹介します。
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目次
足技中心のアクロバティックな動きに魅了され、近年習い事としてテコンドーを始める子どもが増えているそうです。なかには護身術やエクササイズとして、習い始める大人もいるのだとか。
テコンドーを上達させるためには、まず柔軟性を養うことが必要だと朴さんはおっしゃいます。
朴さん
テコンドーの代名詞ともいえる華麗で高く速い蹴りをだすために、まずは柔軟性が必要です。
もちろん、柔軟性は一朝一夕で身につくものではなく、日々継続して稽古を続けることが何より大切です。
朴さん曰く、かかと落としや回し蹴りなど、豊富な足技を繰りだすテコンドーは、股関節周りの柔軟性がとくに必要とされるのだとか。
朴さん
テコンドーでは股関節の筋肉を伸ばして可動域を広げるために「テコンドーストレッチ」と呼ばれる、骨盤の動きを伴う独特のストレッチを行ないます。
これにより股関節周囲の筋がしっかりと伸ばされ、高い蹴りをだすための柔軟性が効率よく鍛えられます。
高度な蹴り技を身につけるためには、基本のストレッチを丁寧に行なうことが大切である、と朴さん。華麗に動けるように、まずは体作りが重要ですね。
少年期は一生のうちでもっとも身長が伸びる時期であるがゆえに、注意すべき点があると朴さんはおっしゃいます。
朴さん
身長が伸びるということは骨が伸びているということ。骨が伸びると、その骨に付着する筋肉は伸ばされてしまい、そのままでは柔軟性が低下してしまいます。
朴さん曰く、骨の成長に追いつけなくなった筋肉を放置したまま練習に取り組むと、ケガをしてしまうこともあるのだとか。
朴さん
筋肉がその急な伸長に適応できず、充分な柔軟性や可動域が確保できないまま今までと同じように動こうとするとケガに繋がることもあります。
少年期にはただ動くだけでなく、日常的に理論的なストレッチを取り入れて習慣化することが大切です。
最近では柔軟性の低下により、つまづきやすかったりしゃがめなかったり、なかには腰痛に悩まされる子どもも増えているそうです。日常生活を送るうえでも、柔軟性を高めることは大切ですね。
グングン背が伸びる少年期はとくにこまめなストレッチが必要なのだと朴さんはおっしゃいます。
朴さん
他の種目にも言えることですが、技術の習得を急ぐあまりストレッチによる柔軟性の確保を疎かにしてしまっては、思うように習得できなくなり悪循環です。
身近すぎて見逃しがちですが、運動は身体の安全を第一に考えなければなりません。
日々のストレッチ以外にも、朴さんの教室ではマッソギ(組み手)の練習をする際、必ず防具を着用して稽古に励むのだそう。安全管理を徹底している教室であれば、子どもに格闘技を習わせるのも安心ですよね。
日々のストレッチにより柔軟性を育むと、テコンドー以外のスポーツや普段の動作でもよい影響があると、朴さんは語ります。
朴さん
ストレッチによる柔軟性の獲得は単に高い蹴りがだしやすくなるだけではなく、他のすべての動き、種目によい影響を与えます。
柔軟性や可動域を向上させることは最小限の力で最大限の動きをする観点からも欠かせません。
たとえば、太もも裏の筋肉がしっかり伸びていることで過剰に力を入れず、スムーズに走れるなど、少ない労力でも力を最大限に発揮できるそうです。
朴さん
少年期は身体能力を向上させる最適な時期です。
小学校高学年程度までの子どもは、運動能力の発達において重要な時期とされる「ゴールデンエイジ」にあたります。少年期に正しいストレッチの仕方を身につけ、運動習慣を生活に取り入れることは、子どもの体にもよい影響を与えるはずです。
テコンドーにおける柔軟性の大切さについて『テコンドー・ファラン朴武館』のブログをご紹介しました。
ストレッチを入念に行ない安全な動作ができれば、効率的に力を発揮できると朴さんはおっしゃいます。柔軟性を育むことで、将来の健やかな体づくりにも役立つテコンドー。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた「テコンドー・ファラン朴武館」の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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