荒川静香さんや羽生結弦さんなど、多くのフィギュアスケーターを輩出してきた日本。その美しい舞いに憧れるお子さんも多いでしょう。しかし、いざスケート場へ行くと氷の上に立つのもやっと……そんなスケート初心者のお子さん・親御さんに今回SUKU×SUKU(スクスク)が紹介するのは、チャンネル登録数2000人以上のYouTube『やすたかチャンネル』。その中でも視聴回数が多い「初心者のためのスケートの滑り方」をくわしく紹介します!
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目次
今回スクスクがピックアップしたYouTubeはこちら。
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テレビでフィギュアスケート選手の演技を見ていると、いとも簡単に氷の上を滑ったり華麗なジャンプを決めているように見えますが、いざスケート靴を履いて氷の上に立とうとすると、あまりの不安定さに驚く方も多いのでは?
そんなスケートを親子で楽しむために、やすたかチャンネルの貞刈(さだかり)さんにポイントを教えていただきました。
まずは、スケートリンクでの立ち方と基本の姿勢から見てみましょう。
貞刈さん
氷の上で足をまっすぐにすると、不安定になってしまいます。足を「ハ」の字にすると安定しますよ。
さらにバランスをとるために両手を斜め前に出して「ペンギンさん」の姿勢をしましょう。これがスケートの基本の姿勢です。
足は「ハ」の字・手は前に出して「ペンギンさん」が、基本の姿勢。とっても分かりやすい表現ですね。これなら、小さいお子さんでもすぐにマスターできそう!
貞刈さん
基本の姿勢をマスターしたら、試しに手すりを持ってスケートリンクを一周回ってみましょう。
このとき、下を見るとバランスを崩してしまうので、必ず前を向くようにしてください。
ここでフラフラしてしまう場合には、足元をチェックしてみましょう。
フラフラしてしまうときは、
・靴がちゃんと履けていない
・靴が合っていない
・靴紐がしっかり締められていない
などの原因が考えられるのだそう。
靴紐をしっかり締め、フラつかないか再度確認してみましょう。
YouTube① 3:34~ 基本の滑り方
氷の上に慣れてきたら、次は転んでしまったときの起き上がり方について確認してみましょう。
地面とは異なり氷の上はツルツルしているので、慣れていないと転んでしまった状態から起き上がるのはとっても大変!下手な起き上がり方をしようとすれば、思わぬ怪我につながる恐れも……。ここはリスクを避けるためにも、しっかりお子さんにマスターしてもらうようにしたいですね。
貞刈さんは、転んだ状態からうまく立ち上がるまでのポイントを、YouTubeでこのように解説されています。
貞刈さん
転んだ場合の練習として、まずはハイハイで壁から離れましょう。
そのまま両手を氷から離さず、座ったまま片足ずつ足を立て「カエルさん」の姿勢になります。
そこからゆっくりと起き上がり「ペンギンさん」の姿勢になりましょう。
YouTube① 2:03~ 転んだときの起き上がり方
ツルツル滑る氷の上で歩くのは、想像以上に大変!大人の方も、最初は2、3歩足を踏み出すのがやっと……という場面をよく目にします。
氷の上を歩くためには、どんなコツがいるのでしょうか?
貞刈さん
大股で歩こうとするとバランスが崩れてしまいます。ペンギンの姿勢で前を向き、まっすぐ足を上げて小さな歩幅で小刻みに歩くようにしましょう。
少しでも早く歩きたいとの思いで、いきなり大股で歩きだしてしまうお子さんも多いかと思いますが、氷の上ではペンギンさんのように小刻みに歩くのがポイント!慣れてきたら少しづつ、速く歩く練習をするとよいそうですよ。
滑るときのポイントは、氷を横に蹴るようにすることだそう。
貞刈さん
足を「ハ」の字にした状態で真横に蹴ると、横に蹴った力の逃げ場が自分の正面に向きます。
この力が体を正面に動かす推進力となりスピードに繋がるんです。
滑るとき、足は「ハ」の字・前ではなく横に蹴る。この2点を意識することで、安定した体勢と早いスピードで滑れるようになるようですよ。
慣れるまでは何度も転んでしまうお子さんも多いと思いますが、子どもの吸収力は大人の予想以上。慣れてしまえば、いつの間にか親御さんより上手に滑っているというお子さんもとても多いそうです。
YouTube① 2:40~ 歩き方のコツ
YouTube② 0:17~ 基本の滑り方
スケートのストップの仕方は3つあるそうです。
貞刈さん
①「イ」の字ストップ
左足に重心をかけ、右足のかかとを外側に押し出します。スケートの刃で氷をスライスするような感覚です。
貞刈さん
②「T」の字ストップ
左足に重心をかけ、体重のかかっていない右足でスピードをおさえます。氷の上を引き付けるイメージでやってみましょう。
貞刈さん
③「ニ」の字ストップ
スピードの出た状態から膝を曲げて、両足をそろえながら足を横に向け止まります。お尻を横に突き出すようにやってみてください。
「ニ」の字ストップでは、少しかかとに力を入れることを意識するのがポイントなのだそう。
スケートはとても楽しいスポーツですが、油断すると骨折や後頭部を強く打つなど大きな怪我につながりかねません。また、お子さんが他の人にぶつかり大きな怪我を負わせてしまう、なんてことも考えられます。
こうしたリスクを避け、安全に楽しくスケートを楽しむため、ストップの仕方をしっかりマスターさせてあげたいですね!
YouTube② 1:17~ 止まり方
最後はターンです。
ターンにはさまざまな種類があり、回転方向やその前後のカーブの向きなど複数の要素が絡み合うことで難易度が上がる傾向にあるようです。
やすたかチャンネルでは、初心者でもトライしやすい「両足共に氷の上に着けた状態で行うターン」の方法が紹介されています。
貞刈さん
スピードをつけたあと両足をそろえます。スケートの刃全体に均一に体重をかけて曲がりたい方向にゆっくりひねることで、ターンができます。
ここまでマスターできれば、もう氷に慣れたも同然!お子さんがスケートの基本的な動きをひと通りできるようになってきたら、少し難易度の高い滑りやターンにも挑戦してみるとよいかもしれません。
YouTube② 2:50~ 曲がり方~ターン~
日本からも世界に誇れるフィギュアスケート選手は多くおり、その華麗な演技に魅せられるお子さんも多いと思います。
ただしテニスや野球、水泳など他のスポーツとは異なり全国でもまだまだ練習施設は多くないため、いざお子さんから「スケートをやってみたい!教えてほしい!」と言われても、教え方に戸惑ってしまう親御さんも多いかと思います。
ぜひ今回紹介した滑り方のポイントを参考に、お子さんと楽しくスケートを楽しんでください。
今回、取材にご協力いただいた貞刈 康隆さんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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