水泳の基本でありながらも習得が難しいクロールの息継ぎ。息継ぎをしているのに苦しい、口に水が入ってしまう、体が沈んでしまう……と悩んでいるお子さんや親御さんも多いのではないでしょうか。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)では、鹿児島県のスイミングスクール『アクアアカデミーNb』のYouTubeに注目!クロールの息継ぎがうまくなる練習方法を3ステップで紹介します。
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目次
今回スクスクがピックアップしたYouTubeはこちら。
息継ぎの仕方やポイントが分からず困っているお子さんはもちろん、練習をサポートしたいママ・パパにも分かりやすく、3ステップで解説されています。
冨松先生の練習方法は、息継ぎをする顔の向きだけではなく、体全体の姿勢や動作などを3つに分けて行われています。
冨松先生
これから水泳を始める子、息継ぎが苦手な子は、3つのステップを踏むことで水への恐怖心を減らしていきながら練習をしていけますよ。
息継ぎがうまくできないと水中で苦しくなり、練習や水泳そのものに苦手意識を持ってしまうお子さんもいるでしょう。段階的に練習をすることで子どもも安心して取り組め、一つずつ確実に身につけていけそうですね。
最初のステップでは、ビート版を使ってサイドキックの練習をします。
冨松先生
片手でビート板を前に持ち、横向きの状態になります。このとき、肩が天井を、顔は横を向くようにしましょう。
この姿勢でサイドキックをすることで、クロールで息継ぎをするときの「横を向く姿勢」を体に覚えこませることができますよ。
呼吸の練習をする前に姿勢や動作をしっかり確認することで、子どもも恐怖心や苦手意識を感じずに楽しく練習ができそうですね。
クロールの横を向く動作のとき、体を一直線に保てていないと体が沈んだり、口に水が入りやすくなってしまいます。冨松先生によると、サイドキックの練習で体が沈まないためのコツは、目線にあるそうです。
冨松先生
このとき、目線は斜め下を見るようにしましょう。進行方向を見ようとして目線が前や上を向くと、背中が反ったり腰が沈む原因になってしまいます。
体が沈みにくい姿勢をキープできるようになれば、息継ぎ練習の第一段階クリアです!
YouTube 0:52~ 1.サイドキック
ステップ1の姿勢が安定してきたら、次はサイドキックの動きに呼吸を付けてみましょう。
このとき、息継ぎが苦手な子どもは、頭だけを起こそうとして姿勢が崩れてしまいがちです。そのため、呼吸をしやすい姿勢を意識するとよいのだそう。
冨松先生
手の甲を背中に当てて、脇の下に三角形を作ります。こうすることで胸を開きやすくし、頭と体を一直線にした状態でスムーズに呼吸を行えるようにします。
ステップ1で基本の動作が定着できているので、新しいコツや呼吸を入れても、怖がらずに取り組めそうですね。
この練習では、胸を開くときの角度が大切と冨松先生は仰います。
冨松先生
呼吸をするときに胸を開きすぎるとひっくり返してしまうので、90度を意識して呼吸をするようにしましょう。
YouTube 1:33~ 2.サイドキック(呼吸付き)
次は、片手でクロールの手まわしをしながら呼吸をする練習です。この練習をすることで、手まわしに呼吸を合わせる意識が持ちやすくなるそうです。
冨松先生
1回目の手まわしで鼻から息を吐き、2回目の手まわしで息を大きく吸いましょう。
ステップ2までの練習で姿勢や動作が安定しているので、息継ぎがしやすくなっているのではないでしょうか。ステップ3では、息継ぎのタイミングもしっかり学べますね。
この練習では、フォームが崩れないように手の位置に注意するとよいそうです。
冨松先生
回したあとの手は、ビート板ではなく水面に置きましょう。ビート板の上に置くと、そのあと手を後ろへ引くような動きになってしまいます。フォームが崩れてうまく泳げなくなるので注意してくださいね。
YouTube 2:14~ 3.片手クロール
クロールの上達に欠かせない、息継ぎ。練習のポイントは、顔や頭を支える体全体の姿勢や動作を一つずつ、ていねいに体に覚えこませていくことにありました。冨松先生の3ステップ練習法なら、水への恐怖心も減らしながら息継ぎを習得していけそうですね。お子さんが息継ぎがうまくできずに悩んでいたら、ぜひ冨松先生のアドバイスを参考に、一緒に練習してみてください。
今回、取材にご協力いただいた『アクアアカデミーNb』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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