近年、藤井聡太さんの活躍もあり子どもたちからも注目を集めている将棋。テレビで観た棋士の姿に憧れて、将棋を習い始める子も増えているのではないでしょうか。そこで今回習い事スクスクは、日本将棋連盟の公認アプリ「将棋ウォーズ」三段の国定友隆さんのブログ『将棋ブログ執筆の新定跡を開発する日記』に注目!初心者が知っておきたい将棋の基本ルールについて、教えていただきました。
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目次
将棋は、将棋盤と駒(こま)を使い、先手と後手に分かれて交互に一手ずつ動かすボードゲームです。
将棋盤の升目(ますめ)に駒を置いてプレイしますが、駒の種類によってどう動けるかが決まっているため、やみくもに動かすことはできません。それぞれの駒の動かし方を頭に入れたうえで、相手の王の駒(王将)を捕まえたら「勝ち」になるゲームです。
国定さん
「王将」という駒は特別なので、名前だけでも覚えておいてください。王将は逃げるのが得意な駒なので、よく考えて逃さないようにしましょう!
自分の進みたい場所に相手の駒がいる場合、盤上から駒を取って自分のものにできます。相手の駒を取ることは、重要な攻めの手段のひとつです。よって、自分も駒を取られないように考えて動かなければなりません。
国定さん
自分のものになった駒は「持ち駒」と言い、駒台(こまだい)という場所に置いておきます。この持ち駒は、あとで使えますよ。
自分の駒が相手の陣地まで進むと、その駒を強く進化させることができます。進化すると駒の動きが拡大して攻めや守りの幅が広がるので、有利な展開を目指せるようになります。
国定さん
進化のことを将棋では「成り」(なり)と言います。進化なんてポケモンみたいでかっこいいですよね!成るときは、駒を裏返しにしましょう。
国定さん
将棋では、相手と自分が1回ずつ駒を動かすというルールがあります。よって相手を無視して自分だけ2回動かす「二手指し」をしてはいけません。
相手の手番なのに自分の駒を動かすと、反則になってしまうのだそう。うっかり二手指しをしてしまわないように、集中して対局しましょう。
一度指した手を戻して別の手を指すことを「待った」と言います。駒を打ってから失敗に気付くとやり直したくなるかもしれませんが「待った」はルール違反なので、基本的にはNGです。
「待った」なしでお互いに気持ちよく対局するためにも、駒を打つ前は慎重に考えてから打つようにしたいですね。
国定さん
「二手指し」と「待った」以外にも、駒の動きを間違うことやどこにも進めないところへ置いてしまうことなどもNGです。最初は難しいかもしれませんが、将棋をやりながら勉強していきましょう。
将棋は、勝負の決着がつかないときもあると仰る国定さん。基本的に勝ち負けがはっきり決まるゲームですが、状況次第では引き分けになる場合もあるそうです。
国定さん
たとえば同じ局面が4回続いたら引き分けにして、もう一度最初から勝負し直します。
またどちらの王も捕まりそうにないときは、持ち駒の点数で勝敗を決めるのですが、そこで同点だったときも引き分けとなります。
反則や引き分けなど、将棋の決着のつけ方にはさまざまなパターンがあります。少しずつルールを覚えて、ゲームを楽しめるようになるとよいですね。
将棋は、先を読んで戦略を考えることで論理的な思考力が身についたり、ルールや戦法を覚えることで記憶力を養えたりと多くのメリットがあります。
子どもから大人まで楽しめるゲームなので、ママパパも一緒にやってみると楽しいかもしれませんね!基本的なルールを学んで、ぜひ将棋を覚えてみてはいかがでしょうか。
今回取材にご協力いただいた、国定友隆さんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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