遊んでばかりでなかなか勉強をしないお子さんに「宿題やったの?」と声をかけていませんか?「今やろうと思ってたのに」「あとでやる」といったお子さんの返事にまたイライラしてしまったり。今回SUKU×SUKU(スクスク)は『オンライン家庭教師peace』のブログに注目!全3回にわたってご紹介している「小学生の勉強」について、第3回目は「やる気を引き出す4つのテクニック」と「親しかできない勉強意欲アップ3つのテクニック」です。これを知っているだけでお子さんの勉強に対する姿勢がグンと伸びますよ。
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目次
今日はどうもやる気が出ない……誰しもそんな日はありますね。遊びたい、のんびりしたいなど、お子さんなりに理由があるのでしょう。
ですが宿題は毎日ありますし、日々継続して勉強に取り組むことで学力は身についていくもの。なんとか休まずに毎日取り組んでもらいたいものですよね。
そんなときは気持ちを上手くコントロールしてあげることが大切。「お子さんのやる気を引き出す4つのテクニック」をご紹介していきます。
勉強は思い立ったらすぐ行動!が基本です。と仰るのは『オンライン家庭教師peace』の永見先生。
永見先生
大人でもありますよね。7時になったらやろう!と思っていたのに、別のことをしていたら、いつの間にかもう7時半だった……なんてこと。とくに子どもの場合、好きなことを先に、そうでないことは後回しにしがちです。
「○時になったらやろう」と思っていては、いつまでたっても始められません。勉強は思い立ったらすぐにやる!この鉄則を心に留めておきましょう。
思い立ったらすぐ!と言われても、なかなか体が動かないときもありますよね。
そんなときは「ちょっとだけ、やってみない?」と声に出して自分に語るよう伝えるとよいのだと永見先生は仰っています。
永見先生
声に出すのがポイントです。
聴覚は脳の「意欲を持たせる」という部分にうまく作用するため、声に出すと”その気になりやすい”のです。
また「ちょっとだけ」というのもポイント。10ページやると言われると嫌になるけれども「ちょっとだけならやってみるか」という気持ちになりやすいのです。
「やってみない?」という言い方もすてきですね。対等な立場で親御さんに接してもらったお子さんは「やりなさい」といった命令・強制されて育つお子さんに比べ、ずっと主体的に物事(勉強)に取り組める子になりそうですね。
脳をその気にさせ、行動を起こしやすくするキーフレーズ「ちょっとだけ、やってみない?」を活用してみましょう!
お子さんが勉強に取り組みやすい時間帯はいつ頃だか分かりますか?「朝かな?」と思われた親御さんも多いかもしれませんね。
しかし「誰しも同じ時間帯が当てはまるわけではない」と永見先生は仰っています。
永見先生
人にはそれぞれ集中しやすい時間帯があり、それは生活リズムや体調、日頃の習慣などの影響を受けて決まっていきます。
ですので「朝起きてすぐ」「学校から帰ってすぐ」「お風呂のあとにじっくり」など、取り組みやすい時間帯はお子さんによってさまざまです。
お子さんの「勉強のゴールデンタイム」はどこかな、と見つけてあげてください。ゴールデンタイムに机に向かえるよう生活を整えたとたん、急に勉強するようになった!というお子さんも知っていますよ。
やる気がでないのは、前日の勉強を「きっちりと終わらせすぎ」なのかもしれません。
「キリがよいこの問題までやろう」と、集中して勉強に取り組めるのはすばらしいことです。しかし意外にも、キリよく終わらせずにあえて中途半端なところで切り上げることで、こんなよい効果があるのだとか。
永見先生
たとえば勉強中に夕食に呼ばれたとき、キリのよいところまで終わらせたくなりますね。ですが、あえてキリの悪ところで手を止めさせてみましょう。すると続きが気になり、夕食後に勉強を再開すると驚くほどスムーズに戻れますよ。
この「中途半端に止められると、続きが気になって仕方がない」という脳の働きのことを心理学用語で「ツァイガルニク効果」と言うそうです。大人の仕事効率を上げるのにも有効な方法として知られていますよ。
「あえて途中なところで切り上げてみる」ぜひ試してみてください。
塾や家庭教師の先生にお子さんの勉強を見てもらえると、親御さんとしては安心ですよね。
ですが塾や家庭教師の先生にはできない、親御さんだからこそできる「勉強意欲アップ術」があるそうです。お子さんのことを一番に理解してあげられるその力を活かして、勉強意欲をどんどん向上させてあげましょう。
小学校から中学校、そして高校へと進むにつれ、学習内容は「抽象化」していきます。じつはその「抽象化の力」は生活のさまざまな実体験を積むことで伸びていくのだとか。
永見先生
「抽象化」というプロセスを苦手とする子どもは多いのですが、実体験が豊富なほど難なく順応していく傾向があります。これは実体験を通じて思考力が育ち、考える経験を通じて情報の一般化ができるようになっていくからと言われています。
たとえば、家電やPC、タブレットなどは「テクノロジー」に目を向けるよい題材です。折り紙は「図形の勉強」そのものです。
休日の公園では昆虫や季節の植物と触れあえますよね。季節や天気によって表情を変える空は理科の最高の教材です。
こうしてみると生活の中や身の周りのことから学べることはたくさんあるのですね。ぜひお子さんにはさまざまなことに挑戦する機会を積極的に与え、好奇心を伸ばしてあげましょう。
小学生になると、親御さんに反抗するお子さんも見えてきますよね。最近は親子で口喧嘩ばかり……なんていう親御さん・お子さんも結構多いのでは。
ですがそんな反抗期真っ盛りのお子さんであれ、褒められて嬉しくないわけがありません。 お子さんの努力を労い、認め、些細なことでも成長を一緒に喜びましょうと、永見先生は仰っています。
永見先生
自分がしたことで親が喜んでくれる、それが嬉しくてまた頑張るという子ども心は、いくつになっても変わりません。親が喜ぶ顔が見たくて勉強を頑張るという子どもたちも、実際に数多く見てきました。
親御さんの労いや承認は、学校や塾の先生からの称賛の何倍もの喜びをお子さんにもたらしてくれますよ。
お子さんの努力を一番知っているのは親御さんです。ぜひ言葉にして褒めて喜んであげてください。
親御さんが「聞くに徹すること」を意識してお子さんの話し相手になると勉強の意欲が高まる、と永見先生は仰っています。
永見先生
子どもの話は、ときに支離滅裂であったり理屈が通っていなかったり……大人はつい一言言いたくなることも多いもの。しかしお子さんには、お子さんなりの思いがあります。
友達といろいろあったり、先生に指導されたり、わだかまりを抱えていたりしながら一生懸命考えているのです。
ですから、絶対的に信頼できる人=親御さんが、自分の思いをただ聞いてくれるだけで、子どもたちの心はスッキリするものです。そして心がスッキリすると、勉強に前向きに向かえるようになりますよ。
私たち大人も、誰か信頼できる人に悩みを聞いてもらえると、気持ちがスッキリして、その後の仕事や家事に集中して取りかかることができますよね。「聞くことに徹して」お子さんの一番の話し相手になってあげられるとよいですね。
小学生での学習習慣は、中学生になっても基盤になり続ける大切なものです。毎日コツコツと勉強に取り組むことは必ずお子さんの力になりますよ。
「やる気が出ない」という日には、ご紹介した方法でお子さんのやる気を引き出してあげましょう。ただ、体調不良や睡眠不足の場合は休息が必要です。無理のないよう、お子さんの様子をみながら勉強意欲アップ術もぜひ取り入れてみてください。
今回、取材にご協力いただいた『オンライン家庭教師peace』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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