子どものストレスは文字に出る!?書道でわかる子どもの変化

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子どものストレスは文字に出る!?書道でわかる子どもの変化

今回SUKU×SUKU(スクスク)では、千葉県浦安市今川にある書道教室「藍の会」に取材してきました!「子どもが抱える悩みやストレスは文字に表れる」そう語るのは講師の園山 絢上(そのやま けんじょう)先生です。先生が語る子どもの書道教室の”今”を徹底解剖します!

SUKU×SUKU編集部
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ストレスを多く抱える子どもの"今"

現代の子どもたちは、多くの習い事や学校での宿題、部活動などに沢山の時間を費やしています。
なかには、毎日複数の習い事をしているなんて子も多いようです。

そのような生活の中で多くのストレスや悩みを抱えてしまうことで..
 
・感情をコントロールできず「キレて」しまう
・モノにあたってしまう

 
そんな子どもたちのストレスに気付くヒントはあるのでしょうか?
 
「子どもが抱える悩みやストレスは文字に表れる」
そう語ってくださったのは、書道教室「藍の会」講師の園山 絢上(そのやま けんじょう)先生です!

書道教室藍の会の園山絢上先生

今だからこそ必要とされる、書道教室の役割

―絢上先生、よろしくお願いします。
絢上先生「はい、よろしくお願いします。」

 
今川教室副会長のぷくちゃんも一緒にインタビューに答えてもらいました!

今川教室副会長のぷくちゃん

―先生は書道教室を始められて約35年とお聞きしました。35年前と比べて現在はどのような変化がありましたか?
絢上先生「時代の移り変わりとともに、保護者の方々に求められることも変わってきましたね。単純なお習字の技術だけに留まらず、お子さんの精神的な部分の成長が求められるようになったりとか。」
 

―精神的な部分…と言うと?
絢上先生「昔はお習字教室というと『単なる手習い』とか『字がきれいになればいいかな』ぐらいの感覚でしたが、現在はより高度なテクニックに加えて豊かな表現力や、日常でも活きる集中力なども求められるようになったと感じています。」

書道教室で練習する生徒たち
太筆を持つ手

子どもたちは最初はカメラが気になるようでしたが、次第に真剣な表情を見せ始めました。

書道の練習をする男の子

親は意外と気がつかない!?字が表す子どもの「精神状態」

―子どもたちの精神的な変化に気づかれるのは、どんな時ですか?
絢上先生「実は子どもたちの心の状態って、全部『字に表れる』ので分かっちゃうんです」

書道教室藍の会の園山絢上先生
真剣に練習する書道教室の生徒

―え!?文字にですか!
絢上先生「ストレスが溜まると、字が痩せてしまったりハッキリと文字に出るんですよ。」

 
―『字は人を表す』なんていいますが、お子さんの精神状態がわかるんですね…驚きです!
絢上先生「だから親御さんが気づかれる前にこちらが気づくこともあるので、親御さんに『お子さん、最近大丈夫ですか?』なんて聞くとビックリされることもあります(笑)。」

お手本見て練習をする生徒

書道でわかる子どもの"変化"

―お子さんたちに教えていく中で、技術面以外で大切にされているのはどんなことですか?
絢上先生「今のお子さんの場合、どうしても色々な情報が飛び交っているし、選択肢が多いせいもあって、持続力や集中力が長続きしない子が多いように思うんです。だから私も若い頃はその都度叱ったり一緒にワーっとなっていましたけど(笑)、ここ何年かはじっくり見守るときは見守って、子どもたちが『何を思っているのか』を感じながら成長のお手伝いをするようにしています。」

書道教室藍の会の園山絢上先生

―それは少し根気がいりそうですね。ちなみにそうなった”きっかけ”などはあるのでしょうか。
絢上先生「きっかけというか、うちには小学生未満の子どもたちがたくさん来られていて、中には社会人になっても来てくれている子もいます。今では社会人として落ち着き払っている子も、小さい頃はできなくて泣いてしまうことも多かったんです。」

 

―当時、何故お子さんは泣いてしまっていたんでしょうか?
絢上先生「なんで小さい頃あんなに泣き虫だったの?って聞いたら『自分が出来ないことが悔しくても、上手く表現できなかった』って。言葉で表現できなかった子供だから、それが言えないのが悔しくて泣くしかなくて、モノに当たったりしちゃったみたい」

先生に教えてもらう男の子

―表現したくても、うまく伝えられなかった…
絢上先生「そういう子の話を聞くと、今ヤンチャな一年生くらいの男の子が思うように書けなくて腹がたって、墨ぶちまけたり筆ボーンってやって泣いたりっていうのはきっとそういう事なんだなあと思いますね。昔はカンカンに怒ってたけど、今は『そういう感情があるかもしれないな』という感覚で見られるようになりました。」

美しい"線質"で字を書くことへのこだわり

―先ほど、豊かな表現力について言及されていましたが、子どもたちにはどのように指導されているのですか?
絢上先生「子どもたちには『より美しい線質』というものを求めています」

手を取って教えてもらう生徒
書道教室藍の会の様子

―線質とはどのようなものですか?
絢上先生「その名の通り『線の質』の事ですね。より高度なテクニックになります。」

手を取って教えてもらう生徒

―他の教室よりもこだわっているポイントなんですね!
絢上先生「そうですね。よく墨もつけないでガサガサとかすれたモノを『素敵な作品』と言って展覧会に出す方がいますが、私はそういうのでは絶対ありたくないなと思うんです。そういった心もちは子ども達にも言っているし、実際書かせる字も『ちゃんとした線質で書いてね』って、指導していますね。その点では普通の書道教室とは違うと思います。」

作品を見せるこどもたち
作品を手にはにかむこども

親子で書道を始めてみては?

―ちなみに、親子で教室を始められる方もいらっしゃいますか?
絢上先生「えぇ、いらっしゃいますよ。他の教室だと親子別々に教えることが多いんですが、当教室では机を並べて一緒に受講できます。」

作品を見せる男の子
先生と一緒に作品を見せる男の子

 
―書道を親子でっていいですよね。そんなに体力的にも不安がなく始められそうですし、精神的にも一緒に成長できそうですね!
絢上先生「字を書く機会がどんどん減っている世の中なので、もっと字を書く機会を増やしてほしいなと思いますね。」

 
―親子のコミュニケーションにもなりますし、子どもの精神状態を知ることができるのはとても良いですね!
書道の技術はもちろん、表現力や継続力など、子どもの精神的な成長まで期待できる教室だということが感じられました。
絢上先生、本日はお忙しい中本当にありがとうございました!

絢上先生「ありがとうございました。」

書道教室藍の会の園山絢上先生
園山 絢上(そのやま けんじょう)

鉛筆を正しく持って書くことは子どもの知能の発達に大きく影響します。
基本を大切にし、書法のテクニック、表現力等、さらなる高みを目指します。

 

・公益財団法人 日本書道教育学会 教場長
・指導歴 35年
・浦安市の小学生対象「伝統文化こども書道教室」(文化庁委託事業 浦安市教育委員会後援)講師
・浦安市 了徳寺大学 非常勤講師(2017年4月~)

出典:藍の会HP

編集後記

今回お話を伺った中でとても印象に残っているのは、文字の線に子どもたちの精神状態が映し出される、ということでした。
スマートフォンやPCが多用され、AIの発展による音声での文字入力もできるようになっている現在、ペンや筆を持って文字を書くということが少なくなりました。
 
こんな時代だからこそ、書道を始める事の意義を認識できた取材となりました。
 
親子でも一緒に始められる書道教室もあるので、ママさんパパさんは、ぜひ見学してみてはいかがでしょうか。
初めての書道はハードルを感じる方もいますが、きっと世界が広がりますよ♪

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