2024.11.15 教室だより

景気を表す指数とは?~有効求人倍率~

こんにちは。
F学キッズ木場駅前校の会沢です。
来月の授業では、主要な株価指数を取り扱う予定です。それに先だって、景気読むうえで重要な指数を紹介していきたいと思います。

今回は、景気と密接な関係にある「有効求人倍率」について説明します。

有効求人倍率とは厚生労働省が毎月発表している指標の1つです。

ハローワークのデータを元に算出される求人数を求職者数で割った数値で算出され、求職者1人に対して、何件の求人があるのかを示しています。

例えば有効求人倍率が2倍だった場合、求職者1名に対して2件の求人があることになります。

求職者よりも求人のほうが多い状態となり、求職者にとっては仕事を選ぶ選択肢が増えるのに対し

企業にとって、人材を採用しづらくなるこの状態のことを売り手市場といいます。

売り手市場は景気の良い状況で起こりやすく、企業は給与や待遇の改善を行うことで人材確保に努めます。

反対に有効求人倍率が0.5倍だった場合、求職者2名に対して1件の求人しかないことになります。

求人よりも求職者のほうが多い状態となり、求職者にとっては選択肢が狭まり就職活動が厳しくなります。

逆に企業にとっては、求職者の数が多いため比較的採用がしやすくなります。この状態のことを買い手市場といいます。

買い手市場は景気の悪い状況で起こりやすく、企業は採用を控えるため求職者にとっては苦しい状況となります。

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