2024.11.06 教室だより

日本経済は今後どうなる?~アメリカ大統領選の影響~

2024年9月5日、ついにアメリカ大統領選挙の投開票日を迎えました。

民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領のどちらが勝つのか見どころです。

日本経済に大きく影響するのが外国為替市場の動きです。

トランプ氏は関税の引き上げを主張しています。
関税とは、外国から輸入した品物にかけられる税金で、輸入品の価格を上げることによって国産品が売れなくなることを防いでいます。
例えば、国産のトマトが100円、外国産のトマトが80円で売られていたら、皆さんはどちらを買いますか?
多くの人が80円の外国産のトマトを選ぶと思います。

しかし、外国産のトマトに30円の関税がかかっていたらどうでしょう?
国産のトマトは100円、外国産のトマトは元の価格に関税を加えた110円で売られることになります。皆さんだったらどちらを買いますか?
多くの人が100円の国産のトマトを選ぶと思います。

このように、関税をかけることによって、安価な外国産の製品に日本の製品が負けないようにしているのです。

他にも、日本の財源として関税をかけている側面もあります。

そして、トランプ氏は関税を引き上げると言っているのです。
もちろん、アメリカに輸入する品物にかける関税です。

そうすると、アメリカ国内では外国産の品物の値段が引き上げた関税分だけあがることになります。

物価が上がる、すなわちインフレが起こるということですね。

FRB(連邦準備制度理事会)は、9月にインフレが緩和されたとして政策金利を引き下げる「利下げ」を行いました。日本とアメリカの政策金利の差が縮まったことで、一時円高に進みました。

しかし、アメリカが関税を引き上げ、またインフレが進むと、FRBは利下げできず、日本とアメリカの政策金利の差は縮まらないという予想から、円安が進むと見られています。

つまり、トランプ氏が勝つと円安になると見られているということです。

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